英国でポスドクをして大学教員になった若手研究者のブログ

ポスドクの研究留学日記的なブログ

2017年5月7日日曜日

椎間板ヘルニア闘病記②:入院と内視鏡下ヘルニア摘出術(MED法)

こんにちは。Yskです。今回は引き続き闘病記を書きたいと思います。今回は手術編です。ではスタートー☆(第一回は→こちら

 入院初日。午前10時に入院した。とても見晴らしの良い病棟の最上階に連れて行かれた。本格入院は初めてだったので、どことなく緊張というよりワクワク感があった。一通りの院内の説明を受けた後は、とにかく暇である。一応多少なりとも暇つぶし?になった小さな事を書いておく。体温をこまめにチェックされ、血圧もチェックする。耳たぶを軽く傷つける止血検査も行った。すぐに止まって問題無し。全身麻酔で手術を受ける予定のため、深呼吸や術後の寝返りなどに関するビデオを見た。内容は面白くも興味深くもあるはずがなく、「はい」と言った感じだった。(しかし深呼吸のやり方に関する内容は後々重要であったと今では思っている。)

 二日目手術前日。6時とかに起こされて、体温と血圧測定の後は食事。その後また暇。することがないので、研究の事とかをひたすら考えている。事務的なメール処理もやった。昼前には麻酔科の問診を受ける。先生が着任してからの5年間、一度も重大な事故は発生していないとのことで安心した。一応、全身麻酔の危険性について多少なりとも説明されたが、二次的疾病の方がメインかと考えられ、どうすれば避けられるかを考えたので、これは後述する。そこで出会った人は、県外からの皆さん。方々から患者が集まる有名病院であることを改めて実感した。手術に向けて安心感が増したのは言うまでも無い。
 救われるのは、案外病院食が美味しいことだ。普通病院食と言うと、味がないとか野菜ばかりとか、そう言うのを想像してきたが、肉や魚もしっかりで、病院食としては満足であった。しかし、量は少なめ。そこで夕食後にこっそり買った(青森県では当たり前に有るという)シベリアという高カロリーのお菓子を食べて手術に向けての体力確保を図った。21時になるとアリスタット(胃液を抑える薬)を飲み、その後絶食となり、消灯就寝した。今日はよく寝なくては、と思い床に就く。意外にもすぐに眠れた。緊張感は全くない。これは看護師さん始めスタッフの方々が非常に優れものであるからだろうか。はたまたYskが変人だからだろうか。おそらくどちらも正解かと思われる。

 手術当日 朝6時に起床。すぐにアクアソリタを1時間かけて飲まされる。経口補水液である。まずい。最後の100mlでアクアソリタをもう一錠。その後絶飲食。この時点で7時。8時に術衣に着替えた。先生が来て点滴の管を入れる。何の薬剤を入れているのか忘れた。いよいよだが実感に乏しい。特に緊張感は無い。この後歯を磨いた。口の細菌が肺に入ると、術後肺炎が引き起こされる可能性があるからだ。915分くらいまで、友人と形態で連絡をとっていた。極めてリラックス。まだ全然実感無しだ。9:20手術室に歩いて移動。メガネは通常外して行くらしいが、手術室の中を見たいのではないかとの特別な?配慮をいただき、メガネをつけて行って良いと言われた。完全に変人扱いだ。たぶんそれもかなりだと思われているのだろう。手術室の中に入ると麻酔科の先生と看護師さんが出迎えてくれた。穏やかである。部屋が4つありますなどの端的な説明をしてくれた。少しばかり、高価そうな機械についても説明いただけた。やはり頭は手術の事はまったく考えておらず、そこで働く人の様子に見入っていた。会話をすることによって多少なりとも緊張をほぐそうとしているのだろうが、よりによって手術室の説明をするとは先生も内心苦笑いなのではないか。オペ室に入るとメガネを外してネットを頭に被る。脳波を図る機器や心電図の機器が取り付けられる。いよいよという感じ。本当に緊張は全くない。スムーズに準備が進み、麻酔科の先生が「じゃあ始めます」と。ひょっとすると素晴らしい病院なんじゃなかろうか。

 さて、ここからはライブだ。
麻酔科医「それでは薬を入れて行きます。最初は弱い薬ですので、だんだん瞼が重くなります。続いて強い薬を入れますと、完全に麻酔がかかると思います。」
Y「はい、よろしくお願いします。」
麻酔科医「では行きますねー。はい、入り始めました。どうですかー、瞼が重〜くなりますかー?」
Y「(お?もう少し?お?)あー来ましたね、重いです。笑(緊張感無し。とにかく興味深い。)」
麻酔科医「では強いの行きましょ〜う。」
Y「(来いやー!ちょっと抗ってやろうか。)はーい。おーー?!?!?!、、、、、、」
(声には出さなかったが、感覚がとても面白くて笑っていたと思う。とにかくニヤニヤしていたのは覚えている。が、次の瞬間は、、、)

執刀医?麻酔科医?「YskさんYskさん、お疲れ様でしたー。終わりましたよー。」
(私の意識が戻ると同時に気管に入っていたチューブが抜かれた。)
Y「?!?!?!はい。。」
執刀医「現在125分です。大丈夫ですか?」
Y「腰に痛み有りますね。(当たり前)でも大丈夫です。」
執刀医「呼吸は大丈夫ですか?」
Y「おそらく」
執刀医「では、戻りましょう」(この辺の記憶は多少あいまいで飛んでいる)

看護師さん「はい、戻りましたよー。現在1215分です。」
Y「はい、ありがとうございます」
と言ったつもりだが、声が出にくい。かなり渋めのハスキーボイスである。

 実際に行ったのは内視鏡的ヘルニア除去術。この予定でそのまま済んだとのこと。手術は全身麻酔の後に全裸にされてうつぶせにされ、それから切開が始まった模様だ。Yskは腰椎が一つ多いらしく、第五腰椎と第六腰椎の間のヘルニアを除去した。まず第五腰椎と第六腰椎の間を2センチほど切開する。そこに内視鏡を突っ込んで手術をする。皮膚の下にはすぐに骨があるはずだが(棘突起?)まずはそれを除かないと先に進めないので、その骨を多少なりとも削る。続く筋肉や靱帯(棘間靱帯とか?)を切開したり避けたりしながら奥に進む。骨付近に辿り着いたら黄色靱帯を切開して脊柱管まで行く、その次に見えるのは神経の束である(馬尾神経?ちょっと良くわかりません。ちなみに上の方だと脊髄だが、下の方では枝分かれしているので馬尾というのか?)。それを傷つけないようにしてヘルニアを取り除く。また、酷いヘルニアの場合、椎間板の外側の繊維輪の更に外にある後縦靱帯を突き破って出ていることがあるらしい。私の場合のヘルニアは、その膜は破っておらず、繊維輪から飛び出た随核が後縦靱帯で止まって骨髄の神経根(特に左足に伸びる神経を圧迫している状況だったとのことだ。外から見てみると、黄色靱帯を切った所で下からボコッとした突起が見られたとのこと。なお、自分は第六腰椎椎体の端が変形しており、それによる神経圧迫も疑われていたが、切開して中を見た結果、その可能性は低いとされ、骨の変形をどうにかする手術は必要無しとされた模様だ。それで、そのボコッとした突起を除く必要があったため、後縦靱帯の一部を切開して、そこの穴から飛び出した随核のヘルニアをつまみ出したとのことだ。内視鏡下だったため、かなりの低侵襲で出来た模様だ。なお、できる医師は今現在日本に20人ほどしかおらず、Yskのいる地方にはまったくいないのだが、PED法と言われる手術法だともっと小さな穴(8ミリ程度)で出来るとのこと。しかも局部麻酔も可能らしい。しかし、かなり高度な技術が必要で、目で見て見えないのだし、可動域も狭い中での手術のため、神経を傷つけるなどの危険性は上がるらしい。なので、今回はMED(内視鏡下)でオーケーとした。また、本当に安全第一で手術をする場合、旧来のLOVE法と言われる大きく切開する手術を選択することが勧められる。これは外科医が肉眼で確認しながらやるため、失敗は少ないようだ。しかし、侵襲がかなり大きく5cmくらいとなるため、術後の痛みは大きいらしい。歩けるようになるまでに、内視鏡以上の時間がかかるとのこと。1週間程度か?(詳しくは前回の投稿かそれ以上にGoogle先生に聞いて下さい。 ともあれ、そんな様子で手術は完了し、Yskの手術は終了した。。。らしい。。。
脊椎近辺の図:参考にどうぞ(Google先生より)

術後に先生と立ち話した時に書いてくれた図。もはや授業。実に楽しかった。笑



 実は、その後に本当の戦いが始まった。とにかく寝ているのが辛いのだ。どうしても体の置き所に困る。どう寝ていても腰や背中、首に痛みを感じる。更に困ったことに、左手に点滴、指にパルスオキシメーター、胸などに心電図、腕に血圧計、足にエアーマッサージャー、口に酸素マスク、大切な部分にカテーテル、とチューブ祭り状態なのだ。おそらくは術中に既に麻酔薬と同時に痛み止めが打たれているので、切開して骨を削った部分の鈍痛が主な痛みではある。しかし寝ているのが本当にとても苦痛なのだ。術前から手術の直後は自分で寝返りを打ってはいけないと言われており、寝返りを打ちたい時は看護師さんがやるとのことであった。とにかく不快で寝心地が最悪なので少なくとも30分に一回はお願いしていたと思う。看護師さんに「体の置き所に困りますよねー」って言われたのだが、これはまあ、「寝返り頼みすぎだろ」のサインと解釈した。控えますが。。。難しいです。ついでに、寝たきりの辛さ以上とも言える本当に不快な違和感が局部カテーテルだ。こちらも嫌で嫌で仕方ない。いつも出ている感じ。違和感、不快感しかない。なので、これを抜きたいと希望した。術後1時間経っているだろうか。。(本当にわがままだ。笑) すると看護師さんはなんとOKと。で、抜くのだが、こちらの方が手術より圧倒的に恐い。とにかく痛いと言われていたので。しかし、やらねば(なんだその義務感は笑)。で、お願いした。看護師さん「じゃあ行きますね。」Ysk「はい。」で抜かれる。痛い。さすがにぎゅーっと目をつむってしまった。手術の痛みとは完全に別物。意外とするするとは抜けず、外に向けて外圧がかかっている感じの太い管が現れた。そりゃ痛いわけだよ。こんな太いの普通入るか。しかし、抜けた。気分爽快とまでは行かないものの、安心感が出て来た。するともよおす。流石に歩けないので、容器をお願いする。しかし、気のせいだったのか、いざとなると出ない。あれ?と思って看護師さんに「すみません、勘違いでした」と伝えると、そう言ったことは抜いた後によくあるらしい。そうか、と言うことで、ここはとりあえずもう一度休むことにした。

 看護師さんに頼むのはダメと思いながらも、結局はその後も寝返りを何度もお願いした。痛みは確かにあったので(鈍痛)、途中で痛み止めの点滴をお願いした。ロピオン(フルルビプロフェン アキセチル)という鎮痛剤を点滴で入れてもらうと、随分と楽になった。Yskの体には一番効くと勝手に思っている鎮痛剤はボルタレンであるが、即効性を考えると座薬を処方すると言われた。つまり、看護師さんに入れてもらう事になるので全力回避した。ロピオンが効いて良かった。その後6時間から7時間おきにロピオンの点滴をお願いすることになる。翌日の朝まで続けた。15:30になると先生が術後の説明と経過観察に来て下さった。その時に「どうですか?」と聞かれたので、「寝てるのが一番辛いです」と伝えた。そしたら「起きますか?」とのこと。「えっ!?」と思い、嬉々となる。術後まだ3時間だ。痛いのは当然だが、とにかく寝ているのが辛い。なので起きます。横向きになってベッドの柵を利用して起きる。起きられた。案外余裕。嬉しい。

 先生「足はどうですか?外しますか?」本当に嬉しい。即答でお願いして外してもらった。意外とこの足のエアーマッサージャーが邪魔で眠れもしないのだ。うとうとして眠れるかな、と思ったくらいでシューーーーっと入って来て鬱陶しい。この段階で外れて良かった。ただし、これは自分が若いからだと解釈している。もっと老体になっていたら肺塞栓症の危険が高まるため、無理だろう。ともあれ、マッサージャーは外れた。先生「マスクは?」Ysk「え?いいんですか?」と言うことで酸素マスクも外した。ずいぶんと開放感がある。まだ術後3時間である。今考えれば何という我が儘!笑 しかし本能には勝てない。
ここまでやっていただいて先生はお帰りになった。その際にボソっと看護師さんに言っていた。
先生「これから内視鏡の人はこんな感じでいいかもしれません。これで行きますか。」看護師さん「いいかもしれませんね。」
Ysk(内心)「わがまま言ってごめんなさい。。。笑」
と言うことで、ある一定の基準を作ってしまったようだ。図らずも。。。なんか申し訳ない。と言うか、この基準で術後管理して問題が発生したらと思うと本当に申し訳ない期がする。。。是非とも慎重に判断してもらいたい。。。

 ともあれ、その後は極度の疲労感に襲われ、再度眠りにつくことにした。しかし、である。ここから問題が発生した。体が眠りに落ちようとすると、パルスオキシメーターがピーピー鳴りだして、息苦しくなる。逆か。寝落ちするくらいになると息苦しくなり、アラームが鳴るのか。いずれにせよ、その度にまどろみから覚める。なぜだろうと思い、スマホを取り出して調べる。低酸素血症の危険性だ。と言うか予防的措置だ。つまり、まだ呼吸器の機能が全身麻酔によって幾分麻痺しているのだ。働きが弱い。元々眠りに入ると呼吸は浅くなるようだが、麻酔の効果が残存しているため、呼吸能が低下している。結果として酸素が足りなくなり、息苦しくなる。オキシパルスメーターも警報を鳴らす。なので、看護師さんを呼んで酸素をつけてもらった。すると何と楽なことか。ここで酸素チューブの意味を初めて知る(アホ)。とにかく寝ていても息苦しくない。酸素ってスゲー。酸素ありがとう!酸素万歳!!笑


 と思って寝る。そして夕方に起こされる。飯だ。おかゆを食べるとのこと。全身麻酔をした人は吐き気をもよおして食べられない人がいるらしい。しかしそんなことはYskにはまったくの無縁であった。なにしろ前日夜から絶食だ。即座に全てをかき込んでまた横になった。その日はこれからひたすら寝るだけだった。寝返りも自分でやって良いと先生がおっしゃってくれたので、看護師さんの手をわずらわせることなく、自分でしょっちゅうやっていた。しかし、寝ると言っても一時間から二時間おきくらいに看護師さんが色々と経過観察をしに来てくれるので、(大変有り難いことだし、必要不可欠のことだが)熟睡というわけにもいかなかった。(無論看護師さんの献身的なご対応には本当に感謝している。)特に点滴は重要らしく、痛み止め、抗生剤、ブドウ糖液等の点滴剤を何度も交換しては輸液していた。ありがとう。しかし度重なる輸液のせいか、トイレがもの凄く近い。容器の交換を何度となく繰り返しお願いしてしまった。本当にすみません。これは個人差が大いにありそうだが、こんなんで看護師さんのお手を煩わせてばかりなら、ベッドの下にでも石油タンク並の大きなタンクを置いてくれれば、全て自分で処理できるのに、、、と心底思っていた。
 もう一つここで一つメモしておきたいのは、トイレ時の痛みである。特にカテーテル抜いた後の数回はとても痛い。粘膜が傷ついているからだろう。全身麻酔による負担を考える時に、そこの痛みのコントロールにも今後ぜひ気を使っていただきたいものだ。とは言っても、トイレの回数を重ねれば自然と痛みは緩和されたのだが。
 その他、頻繁に看護師さんが確認していたのは、切開した腰に繋がれた血液ドレーンの管から出る血液の量である。この出血量が減ってくるとこのドレーンを抜くらしい。初日は100mlくらいの血液が出たようだ。何のためにこのチューブを入れているかと言うと、切開した筋肉や皮膚から血液が出るのは当然として、それが傷口や筋肉の中で固まると、ヘルニアのようにそれが障害物となってまた神経を圧迫する可能性が高まるとのこと。それゆえ、その血液を外に排出するためにドレーンを挿入しているらしい。よく考えられたものだ。最終的にこの血液ドレーンは3日後に外された。(先生が不在だったので、普段よりはちょっと遅めだったらしいが。しかりしっかりと血液を抜くのだからその方が良いとも考えられる。)
 ともあれ、この様に多少の不自由を抱えながらもその日の夜は横になって寝返りを繰り返しながら翌朝を迎えた。

続きは次回。歩行・リハビリ編。
それでは。


Ysk

2017年5月5日金曜日

椎間板ヘルニア闘病記①:経緯・病状・診断と初期治療

 こんにちはー。Yskです。お久しぶりですねー。1年ぶりに書いています。 
現在Yskは椎間板ヘルニアを患っており、入院しています。研究者がこの時期に入院して研究をストップしなければならないのは痛恨の極み。笑しかし、これを期にそろそろ自分の体を労ろうと思います。ボロが出てきましたので。笑

 で、入院していると、本当に暇な時間がたっぷりです。飽きます。かったるいです。笑 ホントにリハビリ意外やることと言えば、患者さん同士の交流(おしゃべり)、看護師さんとの交流(おしゃべり)、リハビリ、くらい。笑 ええ、つまるところ、リハビリ以外やることないんです。笑 なので、暇潰しに、そして、今後だれかのためになるかもと思い、闘病記を書いてみることにしました。まずは第一弾です。少々硬めに書きましたが、特に腰に問題をお抱えの方は読んでくれれば嬉しく思います。ではスタートー♪

 一番始めに腰を痛めたのは中学の時だった。20年近く前のことである。体育の授業でバレーボールをして痛めた。運動が大好きだったYskはいつものように元気いっぱいで上手くできもしないスパイクをたたき込んだ。(勿論結果としても上手く出来るわけがない。)続いて着地した瞬間に動けなくなった。これが最初に腰を痛めた怪我である。その後で整形外科に出向き、レントゲンを撮った。異常なし。しかし痛い。そこで大学病院に出向いて、当時ではまだそれほど多く用いられることがなく、先端技術の一つであったMRIを撮った。これでも大きな以上は認められないとの事だった。筋肉の損傷か。当時は痛み止めを飲んだりすることなく、お決まりのようにシップを貼ったりマッサージを施したりして治療?し、コルセットを着けて生活を送った。結果3ヶ月程で痛みが随分と無くなり、部活にも復帰できるようになった。それで腰の痛みは忘れたようだ。それ以降、特に気にすることも無かった。時々、張ったなあ、とか鈍痛かなあっと言った感じ。運動などで酷使すれば当然感じる痛み程度であった。少なくともそう言う解釈をして20年やって来た。

 20年近く経った現在から半年ほど前、研究室の引っ越しが行われ、重機を運んだ際に再び鋭い痛みに襲われた。動けない程では無かったが、腰に力が入らず安静にしていた。一週間経っても痛みに変化が無いようだったので、近くの大きな病院に少し無理を言って診察してもらった。(偶然にも脊椎腰椎領域では有名病院であった。)あれから20年が経った近年では、MRIは当然とも言えるくらい一般化された機器となっており、久しぶりに撮った。結果、子どもが見てもおかしいと思えるくらいの突起物を椎間板付近に発見した。担当医の先生に診断をいただくまでもなく、腰椎椎間板ヘルニアであることは明らかだった。

 そこで保存療法をまずは選択した。痛み止めを定期的に飲み続けてヘルニアが自然に元に戻るのを期待するのだ。患者の中には自然と戻る幸運な人が少なからずいるらしい。「ヘルニアは切らずに治す」と豪語?するネット情報が出るのもそう言う理由だと解釈している。それを一応は期待したわけだが、痛み止めの薬としてはリリカとトラマールを処方された。副作用として、めまい等があるので出た場合はすぐに相談をとの事だった。3ヶ月か4ヶ月ほどそららの薬を試したが、結果的に何も変わらなかった。リリカの副作用よりも圧倒的にYskを悩ませたのがトラマールによる便秘である。先生には説明を受けていなかったが、どうもお通じの調子が悪いと思って調べた結果、トラマールの副作用であることがわかった。それもあり、4ヶ月で投薬は終了して他の方法を検討することにした。

 他の方法と言っても、提示された選択肢は2つであった。手術か痛みと上手く付き合うか。この時に、なぜブロック注射を提示されなかったのか、これは今から思えば疑問であった。ヘルニアMRI画像を見ての上で、効果無しとの判断だろうか。とにかく理由は不明である。熟慮という程もなく、Yskは手術を選択し、後日先生に伝え、手術が決定した。しかし、やりますと言ってすぐに出来るものではないらしく、手術が出来る位置にヘルニアがあるかどうか確かめるため、骨の状態も調べる必要があるとのことで、CTを撮った。結果、第六腰椎が変形して飛び出しており(Yskの腰椎は一つ多いらしい)、そこにヘルニアが覆い被さるように出ていることが判明した。なお、手術自体は可能であるとのことだった。

一口に椎間板ヘルニアの除去手術と言っても術法は色々あるようだ。代表的なのが最も古典的なLOVE。また、内視鏡(MED)や顕微鏡(MDマイクロLOVE)を使った手術。これはLOVE法の改良版と言える。最先端の手術法はPEDPELDとも)。他にも体を切らない手法でレーザー(PLDD)を使った術法もある。それぞれについて、多少なりとも簡単に説明しておきたい。(詳しくはGoogle先生に任せることとする。)

 LOVE法は最も古典的な方法であり、直接肉眼でヘルニアを目視して切除する最も確実と言われる方法である。つまり失敗が少ない。しかし、5cm程度と比較的大きく切開せねばならず、背骨に巻き付いている背筋をいったん剥がして傷つける領域も大きくなる。また、ヘルニアを除去するために腰椎を一部削る。そのため、確実ではあるものの、術後の痛みは大きい。

 MED法やMD法はYskの解釈ではあるが、進化形LOVE法で基本的に除去術の方法は同じである。ただし、古典的LOVE法よりも切開する幅が格段に小さいため、術後の痛みは旧来法よりも小さい傾向にあるという。Yskは古典的LOVE法を何とか避けたかったので、MED法をお願いし、実際その通りにやってもらった。
なお、整形外科医はMED法を、神経外科医はMD法を選択することが多いようだ。違いは顕微鏡を用いるか内視鏡を用いるかだけだと解釈しているが、間違いでないと思っている。

 PED法(PELD法)は最も最先端な技術で内視鏡や顕微鏡以上に傷口が小さくなる。それゆえ更に回復も早く痛みも少ない。ただし、日本全国でこの手術が行える医師はとても少なく、手術を希望しても1年待ちとかのようである。また、病院によっては保険が使えない場合もあるかもしれないとの事だった。すなわち、今現在これは現実的でない。調べる限りでもYskの住む県内ましてや地方を探しても、本法を行える医師はいなかった。ただし、Yskの担当医の先生もその存在と有効性についてはきちんと理解していた。今後これが主流になっていくと思われる。


 PLDD法のメリットは何と言っても体を切らずに済むことだろう。効果はいかばかりなのか、調べる限りでは正直サンプル数が少なくて判断できない。保険も適用外である。どうしても切りたくない人には試して見る価値のある術法かとは思う。

 これからの技術の進歩によって更なる簡易化、低侵襲化が期待できる。

と、ここまで勉強をした上でMED法をお願いした。ただし、MED法をやる準備をして切開した結果、骨の変形や神経の状態によっては通常のLOVE法に切り替える可能性もあるため、それをあらかじめ了承して欲しいと言われたので、頷く一手であった。ここまで来たら任せるしかない。
そんなこんなで、入院の日までを通常通り過ごした。

 以下は手術決断までの考察である。
 手術をするにあたり最も大切な事は、とにかく神経を傷つけないことである。それ故、今でも確実性を優先させて古典的LOVE法を選択する人も少なからずいる様だ。手術を避ける人もいる。実際、Yskが入院した病院でもザックリと切開している人が何人もいた。あれほど大きく切っても悶絶級の苦しみは無かったように見えたので、鎮痛剤など術後の痛みに対するケアが充実していることの証左であろう。なお、ヘルニアが出てからの期間が長い人は術後でも痛みが取り切れない人が多いと先生は言う。これはヘルニアの圧迫によって神経が傷ついてしまうからだと考えられるらしい。ヘルニア自体が除去できても傷ついた神経が回復するのには相当な時間と労力がかかるらしい。これが歳をとってからでは尚更であろう。様々な情報が流れてくる現代であるが、科学的に考えて見ればこの説明は当然で、本来そこに有るはずのない異物が常時グイグイと神経を圧迫しているのだから、いくら神経が膜で覆われているとは言え、多少なりとも余計な力が一点に加わり続けていることになるのだろう。水ですら石を削る。この説明は科学的に合理的である。つまり、「切らずに直したい」という患者の誰もが持つ望みと、早い段階でやってしまった方が術後回復の最大値が上がる、という考えを天秤にかける必要があるのだ。

 更に言うと、ここに東洋医学の針や鍼灸、整体やマッサージなどの東洋医学の考え方が入って来るともっと混乱を招きやすい。現状、患者本人が何を「信じる」かが、最終的な患者の治療方針を決めているとも言えよう。整形外科と整体院と針鍼灸とマッサージ全部通うって人もお年寄りには多いことだろう。それで一番良くなると感じる方法を選ぶ。これは間違いではない。体は正直そのものだ。(ただし、治癒と痛みの緩和が別物であることもしっかりと認識しておくべきである。)しかし、「なぜ」を初めから知っていれば、無駄な時間とお金を浪費することはない。東洋医学系に関する最大の不安要因は、痛みの原因に対する治療範囲がピンポイントでないことである。「え?そこ?」という事は日常茶飯事だ。しかし、「あ、いいかも」ともなる。マジックの様であるが、実際にそう言う人がいるのだから東洋医学専門医も自信を持つわけだ。ちなみにYskの場合は、効果を感じなかった。そこで「効果が出るまで一ヶ月程度、人によっては3ヶ月かかる人もいます。」との説明がよくあるのだが、ここがまた悩ませ所。そして時には「切らなくても治ります。」と断言もされる。あくまで個人的な意見であるが、これらの「結果に結びつく過程」に合理的な説明が求められていると思う。なぜなら、自然治癒との判別がつきにくいからだ。お金をかける必要があったのか、と後々小さな後悔を引きずる可能性が無いとは言えないだろう。

 今回椎間板ヘルニアを患ってから手術の決断をするまでのYskの思考回路をまとめると次の通りである。(他の原因不明の腰痛には適用すべきでない。)
 まずはやはり科学的・物理的な見解を知りに整形外科に行く。問題が明白であればそれが原因と判断する。痛み出して日が浅い場合は、保存療法を一定期間は期待する。それを飛ばしたい人、つまり切っても良いと思う人はあえて保存をする必要性は必ずしも無い。手術を選択する場合は、早い方が予後の回復が良い傾向にあると統計的に言えるからである。そして手術を行っても痛みが取れない場合などは、リハビリや東洋医学的施術が候補となる。
 一方、できるだけ切りたくない人は、もっと厄介な判断を下すこととなる。切りたくない人は、切らないで放置することによる神経損傷の進行に注意せねばならない。最終的に手術をするかも知れないのなら、時間と天秤にかける必要が常にある。神経損傷の度合いが増せば増すほど予後は期待できない。そして更に、東洋医学を先行して選ぶ場合、保険は適用外なので金銭的に余裕が必要である。しかし、何と言っても手術という身体を傷つける行為をせずに治せるかも知れない、というメリットはあるだろう。
 こう考えると、やはり科学的・医学的・物理学的思考をYskは優先する。その後に治りが良くなくて東洋医学を頼ることになっても、それに後悔はない。論理が自分にとっては大切なのだと思った。更に後になって東洋医学に頼っても治らない場合もあるだろう。その時に「手術をして体を傷つけてしまったから、思うように治らないんです。」と言われることもあると言う。これは完全に殺し文句であるが、ここまで一生懸命やったのだから「満足」だと思えればそれで良いと、諦めがついた。目の前にある原因から目を背けて逃げて長い迂回路を選ぶより、それに直接的にシンプルに対処する方が納得できる。そう考えて今回、Yskは早い段階での手術を選択したわけだ。

 先にも書いたが、今後更に科学と技術は間違いなく進歩する。近未来ではPED法が主流になるだろう。執刀医師によって異なるようだが、PED法は局所麻酔でやる所もあるようだ。もう少し時間が経てば、椎間板ヘルニアはPED法による局部麻酔手術によって日帰りで出来るようになると確信している。その時、おそらくは椎間板ヘルニアを東洋医学で治そうとする人は、激減することだろう。今後の技術の普及をおおいに期待しつつ、今回の投稿を終えることとする。

(ただし全てのヘルニアにPED法が適用可能とも行かないらしい。以下を参照)
(現実にはPED法とMED法の併用が続くだろう。しかし、技術の進歩と普及発展が期待できることには違いない。)

では。


Ysk

2016年5月11日水曜日

交差点・融合

ご無沙汰しています。Yskです。
昨日寝る前に読んで考え込んでしまいました。
こういう時は書かないとダメですね。笑
興味がある人は読んで見てください。


頷ける部分もありますが、大きな間違いだと思う部分もあります。東大副学長と言う大変お偉い方ではあり恐縮ですが、文が理を司ると言う、この国が近代国家となった明治以来の伝統的文化的視点から脱却できていないと思います。
(これについては参考に本を紹介します。Yskに衝撃を与えた書籍。)
(理系白書)


この記事中で先生は理系は技術革新のみできて、概念の革新はできない。それできるのが文系と言う。
これは明らかに間違いです。正解は概念の革新は誰にでもできる。一生懸命考えれば誰にでもチャンスがある。ということではないでしょうか。
ここで挙げられた例の解釈にも全く頷けません。SONYがAppleになれなかった理由は、概念を変えることができる長期的な価値軸の変化を捉える文系的な知が文理横断的にあったから、だと言う。
率直に言って意図する所がハッキリと掴めません。しかしAppleが成功した理由は極めて単純明快で、ジョブズに創造性と技術革新があり、その上自分で経営もできたからです。(元々ジョブズを始めAppleの創始者の多くはエンジニアですし。) 裏を返せば、SONYには経営者側に技術の視点から創造する能力が無かったとも言えるでしょう。しかし、僕としてはSONYも十分に音楽鑑賞の概念を変えて大成功したと思いますが。

思うに、僕ら科学者技術者は技術革新の先に何があるのかを考えるのが仕事です。そうやって日頃から考えを巡らし、研究費を得るための書類作りに勤しんでいます。単なる技術革新ではほとんどの場合、研究費を得られません。(税金ですから。。。)その上で技術の先の「概念の革新」が出来ないとは、、、失礼でしょう?笑
しかしこれが日本の伝統的な文高理低の視点に立った言い分なのです。そしてそう思ってる日本人が多いのは事実なのです。これが日本の高等教育の結果なのです。
(気になる人は先ほどの理系白書を参考にしてください。)

Appleを成功例と言うのなら、日本社会には科学技術を理解してその視点から未来を想像できる(ジョブズ的に言うなら交差点に立てる)経営者が極めて少ない事を憂うべきだと思います。

科学者や技術者はその革新によって概念を変える芽を生みます。その芽はコストやマーケットやニーズと言ったふるいにかけられ、伸びたりしおれたり枯れたりします。そして万に一つの芽が木、さらには大樹になることを許されるのです。ですから、むしろ育てる側(マネジメント側)が技術革新の視点から未来を想像できるかの方にかかっているのではないでしょうか。そしてその全てを兼ね揃えて、しかも自分で全部やってしまったのがジョブズ、Appleなのだと思います。

高度経済成長期やバブル期のごとく、経済学や経営学、政治や法律で企業を導いて行こうと言う時代は、とうの昔に過ぎ去ってしまったのです。その視点に立って大学改革・高等教育改革を論じて欲しいと思います。Ysk個人が考えるに、文高理低はやはり問題であるのですが、現状を打破するには理系の人間が目の前の研究技術開発だけにとらわれないような視点や思考を身に付ける努力をするのはもちろん、逆に文系の人間は科学を積極的に学び理解することがもはや前提となるくらいの努力をする必要があると思います。言語能力を含めたコミュニケーション力が注目されることが多い昨今ですが、それらの能力はあくまで基礎知識・学力・技術力という土台の上で論じられるべきです。現在はその土台が抜けてしまっているので、何ともフワフワした議論が続いていると思います。ですから、なおいっそう、真の高等教育の在り方が問われているのだと思います。

そして、やっと本題ですが。笑
文系学部が大学に必要か?って??
必要に決まってるじゃないですか。笑  むしろ全部の主要大学に芸術学部と音楽学部を置いて欲しいくらいですよ。あと、体育学部も。いわゆるテスト勉強ができる「優秀な」人がどう逆立ちしたって勝てない領域の人も隣にいる大学って、すこぶる魅力的だと思いますが。
テストで点数が取れるとか偏差値とかはあくまで一つのものさしであり、その世界に生きていない人間が身近に大勢いるという大学の環境は、大変素晴らしいと思います。これは偏差値偏重の是正、多種多様な人間の育成、学歴社会の改善、その延長線上にある格差の是正、寛容な社会、などなど。考えが甘いかもしれませんが、良い事の方が圧倒的に多い様に思えます。


ええ、つまり、まずは文系理系と分けるのやめましょうって言うことで、今日紹介した記事の後半は至極納得の内容になっていると、思うわけです。それが高等教育改革の第一歩ではないでしょうか。

さ、寝よう。

Yskでした!

追伸
Yskはジョブズは本当に凄い人だと思います。技術者であり経営者である。
彼の言う「交差点」。本当に好きです。

2015年9月8日火曜日

ダイエット体験記②トラブルシューティング編

やあああ、前回の投稿を書いて早くも2ヶ月たってしまいましたー。
こんにちは、Yskです!
まだまだ続けてやってるんですよ、じつは、このダイエット。ひっそりと。細長く。笑
もはや普通になってきました。この食生活が。

で、結果から申しまして、5月の連休明けから始めたこの企画、現在までの4ヶ月で8.2kgの減量に成功しております!!どやー。どやどやー。
、、、、で、ちょっとやり過ぎた感があるので、そろそろ少しずつ食事の量を増やそうかな、、、と思案している今日この頃。^^;
開始時が69kg後半だったのが、今は61kg中盤を彷徨っています!!
僕のベストは63なんですよねー。これでちょっと太ってそのくらい。まあダイエットとしては十分成功でしょう^^v

じゃ、ここからは前回の続き。ダイエット生活を妨げるトラブルや障害へのYskなりの対処法を書いて行きますね!

問題①飲み会
これ、多いんじゃないですか?僕ももちろんあります。誘われたりイベントで決められたりしていて、ダイエットを理由に断るなんてのが難しい場合だって多々ありますよね。って、ダイエットしてるから飲み会行きません、とか聞いたことがないですよね。ええ、じゃあ僕はどうしたかと言うと。単純に初志貫徹です。ここでもカロリー摂取がオーバーしすぎないようにしてました。具体的には、お酒は糖分と考え、飲んでいる時は炭水化物を取らない。それだけです。
例えばビール。美味いですよね〜。でも生中一杯で200キロカロリーです。これだけで、白米100g160キロカロリーより40キロカロリーオーバーです。なので、飲み会では生中は最初の一杯だけ。その後は他のお酒に切り替えます。僕が炭水化物ダイエットでダメなお酒だと思っているのは、ビール、日本酒、ワインです。さっきも言った通り、ビール一杯200キロカロリー、日本酒は一合180キロカロリー、ワイン一本500キロカロリー(グラス一杯200ml100キロカロリー)です。けっこう高いです。なので、ビールを最初に飲んだ後は蒸留酒に切り替えます。基本的にウイスキーを飲みます。ウイスキーはアルコール度数が高いので、多くは飲めません。かなり頑張って飲んでもダブル4杯くらいで、計160~200mlくらいでしょうか。それでもう相当酔います。そのウイスキーのカロリー数は100ml240キロカロリーです。べろべろまで飲むと480キロカロリーの摂取になります。

あれ?と思いません?ほぼ同じかそれ以上じゃん!と。でも、ここにはからくりがあるんです。「エンプティカロリー」って知ってます?アルコールはエンプティカロリーだから太らない、大丈夫、って話です。この話を詳しくするつもりは無いんですが、つまるところ、アルコールのカロリーは吸収されずに熱とかですぐに消費されるので、ゼロ、つまりエンプティってことなんですわ。しかしです!これ、そもそも科学的に証明されたことではないみたいです。確かに普通のカロリーじゃないけど、7割くらいは吸収されるって話もあります。そして更に、これを誤解してはいけません!あくまで「アルコール!!」のカロリーです。アルコール!つまりエタノール!!です。それ以外は普通のカロリーです。そもそも思うのですが、アルコール(つまりエタノール)は体内で吸収されると、まず酸化を受けてアセトアルデヒドになります。そこから更に酸化されて酢酸となりそこからアセチルCoAができてエネルギー源になります。アセチルCoAは砂糖からもできる物ですから、末路はほぼ一緒。だから飲み過ぎれば脂肪として貯まっていくでしょう。実はそんな単純じゃないのが代謝系の話なのですが、まあ充分ではなく部分的な話であったにしても、間違いではないと思います。ですから、アルコール(エタノール)を取りすぎれば中性脂肪が増えると考えて良いと思います。

そしてここからが問題!なぜ、私はビールと日本酒とワインを避けるか。それはそれらが醸造酒で多量の糖分を含むからです。だからこれらのお酒は白米を食べているのと同じ事、砂糖入りのジュースを飲んでるのと同じ事と僕は解釈しています。だからダイエット中は避けます。一方ウイスキー、焼酎などのお酒は蒸留酒になります。蒸留という工程を経ると、糖分はほとんどカットされます。そう、エタノールは残っても糖分は覗かれるんです。なので、炭水化物が入っていないアルコールということになります。しかも、エタノール濃度が高いのでたくさん飲めない。結果的に摂取カロリーは低くなり、それでいて、エンプティカロリーの話をある程度信じるなら、実質摂取カロリーはもう少し低くなるでしょう。だから僕はウイスキーに早い段階から移行するのです。ウイスキー好きで良かった〜。ここで間違ってはいけないのが蒸留酒の種類。ウイスキーはその製造過程で蒸留後に砂糖を入れることはまずありません。ですから糖分はゼロです。焼酎は蒸留後に入れる物と入れない物があります。ただし入っているとしても僅かなようです。すみません、Yskは焼酎をあまり飲まないので詳しくないですが。いずれにしてもウイスキーと焼酎の糖分はほぼゼロに近いと思って大丈夫でしょう。その他の蒸留酒ではブランデーはゼロか焼酎と同じ程度の量、リキュールはその製法の定義が砂糖を添加する物ですから、糖分はどっさり、と思った方が良いでしょう。なので、蒸留酒でもウイスキー、焼酎、ブランデーを飲めば、糖分の摂取は非常に少ないと思って良いでしょう。
一方のビール、日本酒、ワイン。どれも糖分を発酵させて作るのですから、糖分が残ります。飲む時は、ビールは麦ジュース、日本酒は米ジュース、ワインは葡萄ジュースと思って飲み、糖分を摂取していると思わなければならないと思います。もちろん、それらを飲むことによる効能もあるとは思いますので、飲んではいけない物ではないでしょうが、ダイエットという範囲の中では避けた方が良いかなと思います。

それから、飲み会中の食事。これが問題ですよね。糖分はお酒で摂取ですから、当然シメのご飯物や麺は食べません。二次会の帰りにラーメンとか厳禁です!飲み会で食べる食べ物はお通し、サラダ、肉、魚、漬け物、枝豆、とかですかね。揚げ物は率先して控えます。サラダ、漬け物、豆類、刺身などを食べています。食べるものに気をつければ糖分の過剰摂取にはなっていないはずです。

そして翌日にカロリー調整を行います。朝から晩まで一日かけて。朝を抜くとかしてしまうとバランス悪いので、取りすぎた分を3食に分けて調整します。それで緩やかに体を慣らすのです。ダイエットの秘訣は無理をしないことかな、と思っています。

問題②空腹感
ダイエットしていると辛いのが空腹感。食事は普段の生活のうちで大きな喜びの一つです。食は人生の潤い、ってのを聞いたこともあります。それくらい大切です。それを削ろうって話なのですから、そりゃ大変で辛いですよね。食べたいと身体が言っているのにダメって強烈な理性で押さえつける。そりゃストレスもかかります。つまり不健康になってしまいます。
そこで考えたのがアーモンドです。まずアーモンドですが、食物繊維が多いナッツ類なので腹持ちが良いです。30粒も食べて飲み物を飲むと次の食事の時間までお腹を持たせてくれます。でも、食物繊維だけなら他の物を食べても良いはずですが、アーモンドを選んでいる理由は他にもあります。それはアーモンドに含まれる他の栄養素です。これが白米を減らすことで損なわれている栄養素を見事に補っているからです。それはもう完璧なんです。まあ比較してみましょう。

まず、白米の栄養素。下にリンクを張りましたがご覧の通り。
主な栄養素は炭水化物とタンパク質(意外にも!)なのですが、ビタミン類、食物繊維、微量元素のミネラル類も豊富なんですね。で、これを減らすんですから、当然、体が必要とする成分が不足するわけです。特にタンパク質が減るのは痛いです。筋肉は体に付いているだけでエネルギーを消費します。ですから、筋肉質の人が太りにくいというのは基礎代謝が大きいということなんです。痩せたきゃ運動しろっていうのは、脂肪を燃やせっていうのもありますが、それと同じくらい筋肉つけて基礎代謝を上げろってことなんですね。いずれにしても、タンパク質が減ると筋肉は落ちます。結果として基礎代謝が落ちます。ですから、タンパク質は取らないといけません。なので、減らしたご飯の代わりにタンパク質類を一皿多く取っているわけなんですね。そして、食物繊維とミネラル。これを補うのがアーモンドです。

アーモンドの栄養成分を見てみます。
ご飯一杯の食物繊維は0.48グラム。アーモンド10(10グラム)1.04グラム。もうアーモンド30粒でご飯の食物繊維の6倍の食物繊維の量です。その他、ビタミンB類、ナイアシン、葉酸、なんかも30粒のアーモンドで楽勝にクリアです。カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、なんかも余裕です。アーモンドのすばらしさが伝わるでしょうか。

もっと詳しく見てみます。白米には含まれる脂肪酸はとても少ないのですが、アーモンドは脂肪酸を多く含みます。脂肪酸、、、、脂肪じゃんか!と思うかもしれません。脂肪であるのは確かです。勘違いしてはいけないのは、糖分も脂肪も同じカロリーであることには変わりません。これ、詳しく勉強して科学的な根拠を書こうとするとまたとんでもない量を書かなければならないので割愛しますが、簡単に言えば糖分も脂肪も吸収されてしまえば同じカロリーです。糖分の方が吸収される時間が早く、脂肪は遅いという差くらいです。(だから脂肪分が多い食事は腹持ちが良いと僕は思うんです。)なので、カロリーは糖分でとっても脂肪でとってもあまり差はないと思って良いと思います。前に書きましたが、一日の摂取カロリー量にもちろんこのアーモンドも入れています。なので、カロリーの過剰摂取になることはありませんので、大丈夫です。
さて、話を戻します。このアーモンドに多く含まれる脂肪酸は体に良いと言われる不飽和脂肪酸が主です。動物系の脂肪酸は血中コレステロールを上げる作用があり、コレステロールが高い人が多く摂取するのはオススメできません。一方、不飽和脂肪酸は逆に血中コレステロールを下げる働きがあります。
不飽和脂肪酸が多い食べ物がアーモンドの他にオリーブオイルや魚があります。イタリア人やスペイン人、ギリシャ人があれほど油分の多い食事をしても割と健康な人生を送る理由はオリーブオイルにある、というのはよく聞く話です。オリーブオイルは健康に良いというのは、有名な話ですよね。Yskも料理で油を使う時は、ちょっと高いですがオリーブオイルをなるべく使うようにしています。残念ながら魚油に多く含まれる、体に必須かつ効能が大きいEPA(エイコサペンタエン酸)DHA(ドコサヘキサエン酸)はアーモンドには含まれていません。ですので、これらの脂肪酸は魚で積極的に取るようにしましょう。
この様に健康に良いとされる不飽和脂肪酸ですが、やはりバランスは非常に大切です。何でもそうですが取りすぎはよくありません。過ぎたるは及ばざるが如しですので気をつけましょう。色々調べた結果、アーモンドは一日30粒ほどが良いとのことです。アーモンドダイエットなるものもあるみたいですが、それだけに頼るというのは上に書いた様に良くないでしょう。栄養面のバランスと空腹を補う補助的な食品として取るのが良いかと思います。

タンパク質についても比較します。添付のURLの票を見比べれば一目瞭然。アーモンド30粒でご飯一杯分に含まれるタンパク質も補う事が可能です。上に書いた様に筋肉量の低下は逆に痩せにくい体を作ります。ですので、タンパク質は必須です。個人的には多少多めにとっても構わない感じがしています。もうアーモンドがどれだけ完璧なおやつなのか、解ってもらえると思います。

さて、ここで注意ですが、アーモンドにも色々と加工や味付けがしてある物が世の中にはたくさんあります。当然のことながら、余計な物は取らない方が良いです。砂糖がまぶしてある、チョコでコーティングしてある、塩で味付けしてある、または油で揚げてある。これらどれもアカンです!Yskはいつも素焼きアーモンド。ただ煎ってあるだけ。これでも十分美味しい。飽きは来るかもしれませんが、不味くはないのでやっていけます。空腹にはアーモンド。オススメです。

もう少し豆の話をさせてください。このブログを書く前にアーモンドも良いけど、黒大豆も良いという話を聞きました。そこで少しばかり調べてみたので、書いておきます。と言っても成分比較のみですが。黒大豆(黒豆)もすごいですね。
食物繊維量、ビタミン量やミネラルはアーモンドの方が豊富です。しかし、黒大豆は脂肪分が少ない。それゆえ、単価毎のカロリーも少ないです。不飽和脂肪酸が食事で十分に取れている人なんかは、黒大豆の方が良いかもしれません。(ちょっと炭水化物もアーモンドの倍くらいは含まれているようですが、気にする必要はないでしょう。)黒大豆の欠点を強いていくつか挙げるとすれば、黒大豆は食塩相当量がけっこう高いこと。塩分過多にならないように注意して下さい。それから、値段。たぶんおやつで毎日のように食べようとすると、素焼きアーモンドを大量購入してしまった方が、黒大豆よりも安くつくと思われます。

更に余談ですが、ナッツ類にも色々とありますよね。ピーナッツ、カシューナッツ、くるみ、ピスタチオ、等々。全て調べてる時間無かったんですけど、一般にカロリーが高めで脂肪分が多いのがナッツ類って感じがします。
どれを食べても良い感じに見えるのですが、気をつける必要があるのが加工と味付けだと思います。基本的に素焼き以外はアカンと思います。特にバターピーとかは塩分脂肪分ともに過多ですし、味付けされたナッツ類は基本的によろしくないという感じがします。そして食べ過ぎると当然ながらカロリー過多になるので、腹持ちが良く素焼きで美味しいと思えるナッツが良いのではないかと思います。いずれにしてもYskは今の所はアーモンドで満足です。


問題③便秘
これはダイエットに限らず健康に関わる問題です。女性の美容の大敵が便秘って聞いたこともありますけど、男性だって便秘は辛いものです。こんな風にダイエットをすると、必然的に食べる量が減りますから、便秘になりがちになります。普段Yskは便秘とは無縁ですが、ダイエットをすると多少気になります。実際、毎日来ていたはずのものが「あれ、来ない」という事はありました。前回から書いていることにプラスしてナッツを食べていたら、基本的に最悪でも二日目にはきちんと来てくれています。白米を減らすと、炭水化物=糖分が減るわけですが、それ以外にもタンパク質と食物繊維が減ります。特に食物繊維が減るのは便秘にとってはよろしくありません。それで、僕はアーモンドを食べていたのです。腹持ち、カロリー調整、ビタミンとミネラルの補給、そして食物繊維の補給。これだけの要望に応えてくれるおやつがアーモンド、ということに自分で調べた結果ではなったわけです。それにプラスして、僕はアーモンドと一緒にコーヒーを飲むんですが、それが良かったかも、と思うこともあります。なぜか分かりませんが、お腹空いた時にコーヒー飲むとお腹が動いてトイレをもよおす事が多いんです。不思議なことに。これは僕だけなのかもしれないですけど。でも、僕にコーヒーとアーモンドは効きます。朝食を寝坊して食べられなかった時、職場でコーヒー片手に午前中からアーモンドをポリポリやっても来ます。この組み合わせは個人的には効果的です。

一般的に、コーヒーは便秘に効くって人と逆効果って人がいます。一概に言えないようですが、私の見解を書いておくと、いわゆるタンニン類で便秘を引き起こす人にとっては便秘になるので良くないと思います。タンニンはコーヒーに限らず、お茶、紅茶、ウーロン茶など全てのお茶にも含まれます。普通は問題無いはずなんですが、人によってはそれが便秘の原因っていう人も。問題がある人は控えた方が良いかも知れません。僕がタンニンの効果を知った理由は、昔カンボジアから極度の下痢になって帰ってきた時に医者に渋い濃い緑茶をたくさん飲んで、と言われたためです。やはりカテキンなどお茶の成分には便を固める働きがあるようですね。
そんな理由でお茶が飲めない人は普通に水を取るのが良いと思います。ミネラルウォーターなら無害でしょう。
ついでに便を固めてしまう栄養成分に鉄分があります。サプリメントで鉄を取ってる人もいるかもしれませんが、鉄を取りすぎると便秘の原因になるので注意しましょう。
そうは言っても、やっぱり水は嫌だ、という人がいるかもしれません。そんな人は、人工甘味料が入ったカロリーゼロのドリンクですかね。でも、個人的には好きではありません。なんか自然じゃない気がしてYskはほとんど飲みません。しかし、人工甘味料は便を柔らかくする作用があります。取りすぎるとお腹がゆるくなるのは本当です。よく人工甘味料が入ったカロリーゼロの飲み物やガム、飴などにはその旨が書いてあります。それで、それを逆手にとってそれで便秘解消しようという人がいるようですが、オススメはできません。やっぱり何かおかしなことになると思うんです。根拠ないですけど。なので、取りすぎない程度で飲めば良いと思います。
人工甘味料ではないですけど、一度、私はキシリトールでお腹を壊したことがあります。ガムとかではなく、イチゴでお腹がゆるくなったんですね。イチゴはキシリトールを多く含むのですが、イチゴ狩りに行ってイチゴを食べまくるとYskのお腹はゆるくなります。何で?って思って調べたらキシリトールが原因と分かりました。なので、その他の甘味料は?と思って調べた結果、カロリーゼロの飲料やガムでお腹がゆるくなるというのを知ったんですね。(普段はその手の物を一切食べないものですから。)これも個人差があるかもしれませんが、イチゴなどキシリトールを多く含む物を食べて便秘解消に繋げるという方法もアリかもしれません。でも、大量にガムや飴を食べるのはやっぱりオススメできませんがね。

それでもダメ、という人。僕も一回だけ困ったことがあるのですが、そんな時、Ysk食べ放題に行きました。やっぱり、ダメなら食え!です。ただし、白米は食べません。おかず、というか野菜ばかりです。幸運にも現在住んでいる街にはサラダやお総菜やお肉、魚、デザート、なんでも食べ放題の「ひな野」という素晴らしいお店があるので、そこで野菜類をこれでもか!というくらい食べます。ご飯とデザートは一切なし。ひたすら野菜、そして肉類を適度に。そうすると、翌日は見事に解消です。実際、美味しい物ばかりを大量に食べて便秘解消ですから、満足感もすごいです。Ysk的にこの方法は非常に気に入っています。

問題④ストレス
これはダイエットしている人に限らず貯めている人は多いんじゃないでしょうか。Yskはストレスが貯まると肩凝りと背中の痛みに悩まされます。そしてそれが出てくると眠れなくなります。おのずと体調は悪くなり、疲れが取れず、もっと疲れやすくなり、全てのことが上手く行かなくなると言う悪循環に陥ります。そんな中でダイエットするってのは相当に厳しい話です。ってかほとんど無理ですよね。なので、ダイエットしている最中にストレスをためるくらいだったら、一日だけ、一食だけ、ストレス発散の機会があってもいいじゃん、と思ってやっていました。
満足な食事が取れないダイエット。それで不満が溜まる気持ちもわかります。なのでYsk一週間のうち、一回だけ満足な食事を取る機会を設けていましたYskは職場近くのインドカレー屋さんが凄く好きなので、一週間に一回だけ、そこのカレーを食べても良い、というようにしていました。更に、日曜日とかに、疲れているな、と思ったら思い切って食べに行ってしまいます。時には焼き肉やジンギスカン食べ放題も。そこでは十分に食事を楽しみ、翌日、または前日調整です。そうやってストレスをためずに気長にダイエットに取り組むようにしていました。そのおかげで、ほとんど辛さを感じることなくキロ以上の減量に成功しました。
その他、体の疲れは近くの温泉に行って癒したり、肩凝りや背中の痛みは思い切ってマッサージに行ったりして90分くらい気持ち良く爆睡する、とかも。そうやって、心身共に疲れやストレスをためないようにしていました。この甲斐があってここまでもう4ヶ月、じわじわやって来れてると感じています。

ダイエットと言うと、やはり運動や食事制限など辛いものというイメージがあると思いますし、多少無理してやるものって感じもしますが、それはむしろ逆効果だとYskは思います。なるべく辛さや不満やストレスを感じることなく気長にじわじわやるのが良いダイエットだと思います。ただし、大切なのは覚悟だと思いますけど。


さて、毎度ながら長い長い、非常に長い話になってしまいましたが、以上が、Ysk4ヶ月やって来たダイエットの全貌です。こうやって書いている本日までで8.2kg程の減量となっています。こないだ会った友達にすごい痩せたって言われたし、確実に効果がありました。自分で思うに、論理的に矛盾が無いように気をつけてやっているはずで、効果が出るのも驚く事ではないかなとは思います。

一見すると論理的には矛盾が無いと思われますが、しかし一方で、この方法には大きな問題点もあります。それは「お金がかかる」ということです。痩せるためにダイエット食品、ダイエットグッズを購入したり、エステに行って「お肉」をシバいてもらったり、そう言った出費はまったくしていませんが、それでも白米の代わりに何かを摂取するためにお金を使っていることは確かです。だいたい食費は1割から2割増しだと思います。つまり、白米の代わりに野菜や魚、肉を取ると、その分余計に出費がかさむんです。アーモンドもそうですし、コーヒーも。特にコーヒーに関しては粉のインスタントは好きではないので、ドリップのを買っています。これは正直けっこう響きます。自分で食事を作る時も、白米の代わりに野菜を多くしますので、野菜代で思った以上の出費です。ストレス解消に食べ放題に行ったり、インドカレーを食べたり、そういうのも普通よりお金がかかります。マッサージにも一度で3000円くらいはかかります。なので、正直な所、お金を使って健康的な体を手に入れていると言っても良いかと思います。

大昔は貧乏な人が痩せていて、ご飯を満足に食べられない人がいました。しかし、いつの間にか国が豊かになって飽食の時代になり、欧米型の食事が簡単に手に入るようになり、ほぼ国民の全員がお腹いっぱいの高カロリーのご飯を食べられるようになりました。そうなると、今度はいつの間にか、健康に良いバランスの取れた食事にお金がかかる時代になりました。特に野菜を代表とする健康に良い食品にはお金がかかります。同じ脂肪でも良い脂肪を取ろうとすればお金がかかります。運動でジムに通うとか、器具を買うにしてもお金がかかります。つまり、ダイエットをしてみて感じたのが、健康的な体をいったん失ったら、もう一度手に入れるのにはお金がかかるなあ、ということです。100年も昔まではお腹いっぱい食べられることが豊かさだったかもしれませんが、現在は健康的な衣食住に囲まれて生活することが豊かさなのかもしれません。できるだけ健康を失わずに、つまり無駄にお金をかけずに、豊かな(健康な)生活を送りたいですね!

最後に私が痩せていった順番を書いておきます。
顔→足、お尻→肩・胸回り→お腹→→→ここで変化無しがずっと続いて最近ようやく→→腰回り!!!
一番気になるところは最後の最後でしたとさ!!笑



Yskでした!^^/

2015年7月12日日曜日

ホンマに痩せるのか!?Yskのダイエット体験記

こんにちは!だいーーーーーーーぶ、お久しぶりです、Yskです^^

色々と書きたいネタは溢れるほど多いのですが、いかんせん時間が。。。
大学では新学期が始まってあっというまに3ヶ月が過ぎました。Yskにも念願の学生が付いてくれて、Yskのテーマをやってくれております。学生は現在3人付いてくれているので(初年度にしては多い!ボスに感謝!!)、お互いに切磋琢磨しながら研究に邁進して論文数を増やしたいものです。

と、意気込んで今年度をスタートしましたが、論文数よりも先に増えたのは「体重」でした。笑 ふふふ、流石に30代、食ったら太る。自明の理を目の当たりにしておりますwww
その増加数は6!!単位はもちろんキログラム!!論文数の増加がこれほどなら誠に大した物ですが、んなことあるわけないやんけ。笑
や、これはですね、余裕で顔に出るレベルですよ。ついでにお腹にも余裕で出るレベルです。にこやかに笑えば丸顔が強調され、真面目になって凛々しく顎を引こうものなら、完璧なまでの二重顎を形成する。お腹を抱えて笑ってしまうと、自分のお腹の柔らかさにきょうざめして笑顔が消える。椅子に座って姿勢が少しでも悪くなろうものなら、容赦なく「お肉」がベルトの上から'こんにちは'。その瞬間に血の気が引く、、気がする。そういった類のレベルであります。笑

ということで、決意しました。この「6」を落とします。できればもう少し行きます。
期間は特に設けません。達成するまでやります!!

と、結果から申しまして、2ヶ月で6.4kgの減量に成功しましたので、ここにご報告申し上げる次第であります。うへへ。

実はYsk、人生の最高体重は浪人が終わった直後の時で、その時は19歳でしたが、大学入学後の2〜3ヶ月で11キロを絞った経験があります。まあ、その時は運動しまくりの生活を強いましたので、一気に落ちていきました。

しかし、今回は状況が違います。歳は30を超えたせいで代謝が落ちているし、運動もそんなにはできない。そもそも仕事の後に運動とか厳しい。疲れて長続きしない。その一方で、仕事の時間を削ることはできない。(研究職のデメリット)
ということで、ダイエットするとなると、結局やることは「食事制限」に限られます。

「なんだよ、普通じゃねーか。」とソッコーでツッコミが来そうですが、まあ続けます。
思いつきでやったのは「低炭水化物ダイエット」です。「それ、有名じゃねーか。」とまたまたツッコミ食らいそうですが、まあ、それを基本に色々とミックスしてみた、というのが正しい所です。

Ysk、これでも博士ですから(笑)理論で攻めます。(ただし、学術的・科学的な根拠は乏しいので、自分が勝手に思ってる理論です。特に正しいか否か調べもせずにやってますので、間違っている場合は悪しからず。)そしてここから毎度の事ながら長くなりますwww ということで、先に要点をまとめておきます^^;

①自分の基礎代謝量を知る。
②一日の総取得カロリー数を基礎代謝+200kcalまでとする。
(100歩譲ってそれプラス200kcal。ただし後日に調整。)
③白米の摂取量は一食につき100g。(お茶碗一杯より若干少ない。)
(つまり白米の摂取量を減らす。)
④減らした白米の量分をタンパク質や野菜で補う。
(白米に含まれる栄養素の補充を兼ねる。)
⑤不足栄養素はおやつで補う。ほとんど素焼きアーモンド!
以上が方法論です。

その上でルールを決めます。
1)運動はしない。
毎日12時間以上働いているのに、それに加えて運動なんてやってらんない。疲弊してすぐに断念するだけ。
2)食事全体の量はなるべく減らさない。
空腹を我慢し続けることほど、生活の彩りが無くなることはない。食事は楽しむ。

方法論にルールを加え、以上の様にしてダイエット開始です!

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ここからは少し、小難しい話になります。なので、すっ飛ばしちゃっても大丈夫です。笑
世の中には色々なダイエット方法があると思いますが、なぜ今回は炭水化物ダイエットを選択したかというのを書いておこうと思います。一応、僕なりの理由があるんです。
世の中には「○○すれば痩せる」「○○するだけ!一日○分!」と謳っている広告がごまんとありますが、個人的にはどれも疑わしい物ばかりです。科学的根拠に乏しいものばかりだからです。

もっとシンプルに考えましょう!当然のことながら基本はカロリーです。人間はカロリーを摂取し、それをエネルギーに変換して消費して生きています。必要以上のカロリーを取れば余って貯蓄され、必要充分量以下のカロリーで過ごせば貯蓄されたカロリーが消費される。いたってシンプルなんです。だから食べ過ぎれば太り、食べなければ痩せるんです。

こんなの当たり前です。太らないようにするためには、カロリーを取りすぎない、もしくは取ったカロリーを消費する。痩せるためにはカロリーの摂取を控えて多くのカロリーを消費する。これしかないです。断言できます。それ以外で痩せようなんてのは無理です。このシンプルな論理から逸脱する物は全てまがい物だと思って間違いないです。

さて、食事の中で最もカロリーの多い食品はと考えると炭水化物、つまりご飯です。これを減らせば最もお手軽に摂取カロリーを減らすことが可能です。だから炭水化物ダイエットが効果的だと思いました。(食品に色々と手を加えて糖の吸収を妨げて排出させてしまうという方法も、一種の炭水化物ダイエットだと思って下さい。ただし、これは無駄にお金をかけてるだけです。単純に食べる量を減らせば良いのですから。)

もう少し、詳しく書いておきます。普通に生活する中で、食品の栄養って考えると、炭水化物、脂質、タンパク質、ミネラル、食物繊維とかのことを考える事が多いと思いますが、カロリーに関係するのは炭水化物、脂質です。炭水化物は消化されて糖になり、筋肉や脳細胞でエネルギーとして消費されます。余ってしまうと糖はグリコーゲンになって肝臓に蓄えられるか、または脂肪酸へと変換され中性脂肪になります。肝臓に蓄えられるグリコーゲンはそれほど多くはありません。だから糖分(炭水化物)を取りすぎると絶対太るんです。だから、食べても太らないなんてウソ!あり得ない!!太らないのは、何か細工をしてるか代謝が凄く良くて食べた糖分を全て消費しているからです。

 一方、摂取した脂質は吸収されると基本的に脂肪組織になって体中の細胞に貯蓄されます。そしてそこから必要時に脂肪組織が分解され、エネルギーとして使われて消費されます。(これを糖新生といいます。厳密には正しくないでけど、まあ知っていても良い言葉だと思います。)ここで糖分を取りすぎている場合、わざわざ脂肪を使う必要も無いですから、単に貯蓄されるだけで終わります。ですので脂肪も取りすぎれば脂肪組織として蓄えられてしまいますから、必要以上の接種はよろしくありません。
(ちなみに飢餓状態に陥った場合や寒冷地(海・山)での遭難で生き延びる確率が高いのは太っている人、というのをよく聞くのは、つまり蓄えた脂肪を使えるからで、発熱して体温を保ったり必要最低限の脳の機能を維持したりできるだけのエネルギーを脂肪から生み出せるからです。ですから、痩せすぎは生命力が落ちていることと同じと考えても良いとは思います。実際、少しだけ太っている人の方が長生きするという事もよく耳にします。これは、高齢になって食欲が落ちて、摂取カロリーが減っても、それまでに蓄えた脂肪を使えるからではないかと個人的には解釈しています。ちゃうかもしれませんが。。。)
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さて、すっ飛ばした人も、ここからまた話を戻します。
毎度の事なが前置きが長いのですがw、そういう理解の下で炭水化物ダイエットを始めます。以下に自分がやった細かい内容を書いて行きます。

まず私の基礎代謝量。これはなるべく正確に知りましょう^^b 僕はジムのハイテク体重計で測って2週に一回くらい図っていたので、けっこう正確な値を知りました。で、それが1600キロカロリー。つまり普通に何もせずに寝てるだけでも一日これくらいのエネルギーは消費すると言うことです。これにより一日の摂取カロリーをおよそ1600~1800キロカロリーまでと決めます。(基礎代謝量プラス200キロカロリーですからね。)それから、食事を考えます。ジムにあるようなハイテク体重計が無い場合は、そうですね、ジムの体験なんかに行ってみると良いと思いますよ。けっこう体験でチェックしてくれる所、多いですから。お金と時間に余裕があれば、そのままジムに通うことを考えても良いかもしれません☆
Yskの例。基礎代謝1600キロカロリー
摂取エネルギー目安、2412-3216キロカロリー。多すぎだろ。。。笑
普通に生活しても2400くらいは取って良いって事でしょう。
それで1800くらいにしてれば絶対痩せるはず!!でしょ??^^v


まず朝食。第一に白米は100g。これは大原則。およそ160キロカロリー。お茶碗1杯よりちょっと少ないくらいです。ちなみにお茶碗1杯が160g。およそ260キロカロリーです。これに納豆と卵。それから何か野菜。納豆はおよそ1パック100キロカロリー、卵は一つ90キロカロリー。野菜はほとんど0キロカロリーですから、朝食の合計カロリーはおよそ360キロカロリー。
前日食べ過ぎた場合は白米を抜きます。その代わり野菜スープなど。(前夜に頑張って作る!!)納豆や卵が無い時や、微調整したい場合はそれらの代わりに豆乳を飲みます。40%カロリーオフの物がスーパーで売っていますのでそれで調整。200mlでだいたい60キロカロリーです。
これらを組み合わせてだいたい300~360キロカロリーになるように食べます。飽きるかもしれませんが、ほとんど毎日同じ朝食です。卵の形や野菜を変えて何とか気分を転換しますが。でも、個人的には同じ物を食べ続けられる正確なので大丈夫です。

さて、昼。これは楽なんです。大学の生協のレシートにはカロリーが書かれていますので、自分で知りながら食べられます。ここでも白米は100g。ミニサイズです。小鉢を野菜中心に2~4個。おかずを2つ取ります。毎日こんな感じ。メニューによってばらつきが出てしまいますが、およそランチは500~700キロカロリーで抑えます。写真を見てもらえば分かりますが、意外とこれでも量はあります。充分満足出来ます。写真のメニューで593キロカロリーです。けっこう低いでしょ?
職場での食事の例。これで593キロカロリーは素晴らしいと思う。
味はそれなり。笑 豆腐が多いよね^^;


昼食後は夕食まで何も食べないのが理想かもしれませんが、多くの場合、空腹を感じてしまうので、夕方にアーモンドを食べます。ブラックコーヒーと一緒に。コーヒーは私が好きなだけですが。で、そのアーモンド、だいたい30粒くらい食べます。これで約180キロカロリー。
こないだネットで買った素焼きアーモンド。笑
これで500g。だいたい1100円くらい。
これで一日に30gくらい食べると20日くらいもつ。
空腹感感じない時とか食べ過ぎてる時、休日は食べないのでだいたいこれで1ヶ月もつ。
ちなみに味は好き♪ 普通に美味しい☆ これとコーヒーで良いおやつです!


続いて夕食。これもほぼ学食です。カロリーが書いてあるのが本当に助かります。ご飯は100g。小鉢野菜中心で2~4個。おかず2つ。このおかずを鶏肉系や煮物系にするとカロリーを抑えられます。揚げ物とかを選ぶと最悪です。私が知っている限りでは、カツなどを注文するとそれだけで300キロカロリー。アジフライでも260キロカロリーくらい。なるべくこれらは避けます。多いのが焼き魚、煮魚とか煮物、炒め物です。高くても200キロカロリーくらいです。

さて、今までのカロリーを合計してみましょう♪朝に360、昼に600、夜にも600、おやつに180、合計1740キロカロリーです。これで終わり。毎日これを続けるだけです。メニューが被ってくるのが辛い場合もありますが、ひたすらこれを続けます。気持ちさえ折れなければなんてことないです。思ったよりも食べられるので、心が折れるということはなかったですね。割と元気な時とかは朝の白米を抜いて160キロカロリー更に減らしたり、元気が無くなってる時は昼や夜にもう少し重い者を食べて700キロカロリーくらいにしたり。色々工夫をしながらも合計がこのくらいになるようにします。
これをほぼ毎日続けて2ヶ月で6.4kgの減量に成功したわけですv^^v

こう書くと、いたってシンプルなことをやってるだけです。ご飯減らして他の食品でご飯分の量を食べる。その時に野菜とタンパク質を多め。本当にこれだけ。行ける気がしませんか?笑^^

しかしですね、ここからが本当に重要なんじゃないかと思います。基本は上に書いたことをひたすらやり続けるんですが、そうも言ってられないのが日常ってもんです。目標体重までそのまま痩せていくのが理想ではありますが、それまでの過程には様々なトラブルや障害があると思います。それが理由でダイエットを徹底的にやることができずに、途中で断念、ということも随分と多くあるのではないでしょうか。つまり、私が思うに、この手のダイエットで非常に重要なのは、その方法とそれと同じくらい「トラブルシューティング」なのではないでしょうか。トラブルシューティング、つまり様々な障害に関して対処法を用意してダイエットを継続していく、ということです。細かく思い出してみると、ダイエットしてる間にも多くのトラブルがありました。以下に色々と私なりの対処法を書いてみようと思います。。。が、また凄い長くなりそうなので次回にしましょう^^b

Yskでした^^/




2014年11月3日月曜日

国際学会

こんにちはー。お久しぶりです、Yskです。
もんんんのすごい間が空いてしまいました。ちょくちょく覗いてくれている皆さん、ごめんなさい。ご心配の書き込みまで。。。本当にありがとうございますm(_ _)m

さて、皆さんに報告しなければならないことがあります。Yskは実は9月いっぱいでOxfordを離れ、日本に帰国しました。現在は某大学で教員をしています。その間でバタバタとしていたので、更新ができませんでした。
それで、このブログをどうしようかなと思っていたのですが、正直な所、Oxford、イギリス、ヨーロッパ、その他うんぬんに関して書き足らない所はまだまだたくさんある!ということで、しばらくは続行しようと思って、今、書いています。もうYskはOxfordの空の下にいません。でも思い出話やあっちで考えた色んな事、そういったことを書き残して置きたいと思います。気分だけでも「Oxfordの空の下で」、、、。笑

ということで、皆さんもうしばらくよろしく^^

思い出話になりますが、今日は国際会議の話です。もう3ヶ月以上も前の話ですが国際学会で発表してきました^^v ベルギーのブリュッセル近郊の町で行われた有機合成の国際学会です。

いや、ベルギー初上陸でしたけど、すごい気に入りました!ご飯はフランス寄りのもあるし、ドイツ寄りもイケます。そしてビール!すごい数があります。そして強い!!笑^^;

・・・と、まるで観光に行ったみたいに書いてますが、自分も自分の研究成果を発表してまいりました。滞在中に1回くらい外に出ておかないとね^^;

その国際学会ですが。日本で行われる自分が参加してきたものとは随分と様子が違います。運営の仕方とか。その辺がずいぶんと目に留まったので書いておこうと思います。

開催期間は日曜日夜から金曜日午前までの6日間。長丁場です。
日曜日の夜にまず1つ講演があってその後にウェルカムドリンク。(まあお酒が振る舞ってくれるわけですわ♪♪その他に小皿の料理も。)もちろん、普通に酔っぱらう。それを見せちゃ行けないから大変!汗 酔っている姿をこういう場で見せるのはマナー違反っぽく感じる。。。なので(うめー!!と思って)グビグビ飲みながらも、しれっとすまし顔、、、を作る。汗 その後で、ちょうどワールドカップの決勝戦だったので、スポーツバーに乗り込んでガンガンビール飲みながら観戦、、、というかバカ騒ぎ。笑 ドイツ人と友達になったので一緒に見てたけどすごかった。。。笑

次の日はもちろん二日酔い。。。でもその月曜日の予定がすごくて、スポンサーの製薬会社の企業冠賞を受賞したJ. Hartwig先生の講演が丸1日中。笑 朝から夕方までずっと。1時間 x 4回www その賞を受賞された研究に関する総合的な講演というか、もう講義に近いです。この予定なんですが、朝一で講演1h、その後コーヒータイム30min、また1時間講演、ランチタイム2h、講演1h、コーヒータイム30min、ラストの講演1h。と言った感じ。ちなみにランチタイムには料理が振る舞われる。そしてその直後にTetrahedron cocktail。ちょっとしたおつまみや小皿料理、フランス産ベルギー産チーズと、もちろんベルギービール、フランス産ワイン等が振る舞われる。そして特筆すべきはその4回の講義で使われる資料、まあパワポのスライドですが、それが事前に全て印刷されて一冊の本のような感じになって配布されます。これが凄いんですわ!すごい勉強になるし後から見返してもいいです。素晴らしい。もちろんcocktailの後も飲みに出る。もうずいぶんと友達が増えて、大所帯でディナー。

火曜日は朝から他の先生方の講演。合計6人。コーヒータイム30min x 2回を挟んで、そしてランチタイムの2hの間にランチを食べる場所で同時にポスターセッション。ランチは毎日違ったメニューになって出てくる。この日の夜のオフィシャルな予定はなし。プライベートはもちろんある。笑

水曜日は朝に2つの講演。コーヒー挟んでまた一つ講演。その後ポスターセッションがあって終わり。エクスカーションが開催される。Ysk一行はそれには参加せずに独自にブリュッセルへと乗り出す。10人以上のケミスト軍団。アジア人代表Ysk。意気揚々と乗り込むもベルギービールに完全に撃沈させられて終電でホテルへ。(ベルギービール、美味しいけど、強い、そして重いよね?笑)

木曜日。朝から講演。辛い。笑 基本的に火曜日と同じ。でも5人。その代わりに夕方早くから授賞式とまたcocktail。つまりお酒とチーズとちょっとした小皿の料理がまたまた振る舞われる。そしてその後は場所を移してsymposium dinner。ネクタイ締めてお洒落して行きます。著名な先生方と夜中まで食事とお酒を楽しみます。一番仲良くしてくれたのはHoveyda先生だった。話がすごい面白くて、うちのボスと冗談ばかり飛ばし合っていて楽しかった。最後に「Yskさん、おやすみなさい!また明日!」と日本語で言われた時は感動すら覚えてしまった。ディナー会場からバスでホテル付近まで送迎されてベッドイン。

金曜日はまた朝から講演。3人。それで終了。その後ボスに付いていったらまたHoveyda先生と一緒になってブリュッセルまでタクシー飛ばして一緒にランチ。全部おごってくれた(T T) すごい良い経験したと思う、Ysk。日本にいらしたら出向かないと。

こんな感じで大がかりです。日本でも国際学会は開かれていますが、ここまで至れり尽くせりなのには自分は参加したことがなかったので、非常に新鮮でした。

無駄に出た料理でも覚えているだけ、書いてみようかな。笑
海鮮のカクテル食べた気がする。エビとかイカとか入ってたなー。そしてそれに合わせてパスタ。それはながーいやつじゃなくて、フィジリだったな。バジル効いてて美味しかった。そしてそれにサラダ、デザート。プリンみたいなやつ、ブリュレかな。それにコーヒー。こんなシャレたランチ出してくれるんだって感動したもん。笑
二日目はサンドイッチだったかな。イギリスのパンよりもしっとりしてて、美味しかったと記憶してる。中の具は全然思い出せないけど、3つくらいあったなあ。あ、あれはあったぞ、スウィートブラウンピクルス。あれ、イギリスのじゃなかったっけって思ったんだ。笑 それにローストビーフみたいの切ったやつも出たな。思わず、ベルギー来てイギリスかよって突っ込んだ記憶がw デザートにはプチケーキが数種類。それにコーヒー。
3日目はバーガーとサラダが出て、デザートに何かムースみたいのだったな。それも3種類くらいあったと思う。4日目はまったく覚えてないな。。。似たような感じだったのかな。
コーヒータイムは、デザートとかベルギーチョコ食べ放題で、ケーキとかムースとか一口ケーキの類は全部食べ放題だった。それにコーヒー、ティー、オレンジジュース、水、そんなのが飲み放題。西洋人は甘いの大好きで時間ぎりぎりまでずっと食べてるから、自分も釣られて相当にたくさん食べたと思う。笑 でも、美味しかったです♪

シンポジウムディナーはもう、ありとあらゆる物を食べたと思う。お肉の鉄板焼きに海鮮のスープ、ムール貝、ラザニアみたいなやつ、イギリスっぽいローストポテトにフルーツにサラダにデザート。それに赤白ワイン飲み放題。途中からシャンパンも。きつくなったら水とオレンジジュースを飲める。綺麗なガーデンで立食パーティ。お洒落だった。日本だったらホテルの広間って感じだろうけど、こっちは夏は日が長いし程よく温かいから、外でイイ感じで楽しめるんだな☆ こういうのって本当に豊かだと思いました^^

飲んだベルギービールの本数とか種類とかまったく数えられませんでした。そ・う・と・う・なことは確かwww どれも美味しい!と思ったけど、本当に強いし重いしでグデグデになっちゃうんですわ。ビールなのに12%とかほぼワインじゃんねー。笑

これだけやって費用は?って思う人、いると思うんですよね。ええ、払ってますよー。交通費はユーロスター。それから宿泊費。一日30£くらいに抑えます。しかし!!それはブレックファスト付きで、毎日B&Bのお母さんがパンケーキを焼いてくれてお得な感じでした。シナモンバターをつけて食べるそのパンケーキが美味しすぎて何枚も頼んでしまった朝もあったな。笑 あのB&Bは本当に最高だったと思う。毎日山登りして帰宅したのはしんどかったけど、酔い覚ましには良い運動だったと思うwww そして学会の参加費が200£くらいだったと思う。日本でやる国際学会の50000円とかよりはだいぶ安いかな。ディナー代金で50£。

ここからが考えたことなのですが。(相変わらず前置きが長い、、、これは日本に帰ってきても変わらず。。。笑)
日本でこれと同じレベルの国際学会、そしてこのレベルのおもてなしをこの値段でやるのは相当に大変だと思う。というかほぼ無理でしょう。日本国内の学会はせいぜい参加費1万円程度。これでできるだけ集客して会場費を捻出するんだろう。大学の施設を使えればそれが浮くので運営費に回せます。しかし、現実はそうも行かず。国際学会の場合は立派な会場を貸し切って人をとにかく集める。日本では大都会の大きなホールとか大会議場を貸し切ったらそれだけで箱代が相当に跳ね上がります。でも、それは海外でも同じでしょう。ベルギーのその会場も非常にキレイな素晴らしい会場でした。どこでお金を稼いでるのだろう。間違いなく、スポンサーでしょう。今回の学会は欧州の大きな製薬会社がメインスポンサーでした。それだけに、Hartwig教授が受賞した賞もその製薬会社の名前がついています。それを代表として、会社からの人が大勢来ていました。更に有機合成研究に必要な試薬会社や機器会社の出店展示が多数。そうやって企業からのお金を集めているんでしょう。そうやってたくさんの国からたくさんの人に来てもらえる土台を作る。

明らかにどんなにひねくれて見たって、素晴らしい学会ですから、自然とヨーロッパ中、アメリカは少数ですが日本、中国、シンガポール、インドなどのアジア、オーストラリアやニュージーランドの人まで来ています。招待講演で呼ばれている人だって一流揃いです。ちょっとヨーロッパ贔屓って感じはしますが。笑 まあ、地元ってことでしゃあないとしても、非常にホットなトピックをやっている先生方ばかり、世界の合成会の潮流というのが一目でわかるという学会になっています。そして、ポスターセッションでも議論が熱いこと熱いこと。日本での学会だと、隣に突っ立っていたってそんなに議論になることは少ないんですが、この学会では若い学生がどんどん聞いてくる。そして、Yskの研究内容について議論が終わると、聞いてくるのが多いのが「ボスはイイ感じか?」ということ。そう、彼らはポスドク先や博士課程に行く研究室を見つけているのです。

彼らの典型的な方法はこうです。面白そうな研究をまず見つけます。そしてその発表を聞きに行ったりポスターをチェックしに行きます。そうやって研究室のレベルを見るのです。そして、それを発表している人と話す。議論をしていると自ずと発表者の実力って出てしまいますからね。自然自然のうちに相手はそういうことが分かるんだと思います。まったくダメダメな発表していると自然とその研究室への興味も減っちゃうかもしれません。逆に俺でも行ける!って思われるかもしれません。わかんないですが、間違いなくこの発表の議論を通して何かを測っていると思います。そして、最後にボスのことを聞いてくるのです。ここまで来たら、興味があるんですって言ってくる人が多数。その場で率直に聞かれるのでこちらも思ったままのことを言います。こうやって新しい環境を見つけていくんですね。僕の所にはベルギーでポスドクしてるインド人とスイス人とドイツ人の学生、フランス人のお姉さん(年がわからん)、オーストラリアのアジア系の女の子、そんな人達が様子を訪ねてきました。そのうちうちのボスの所に行くのかしら。

日本だと、学会が若い人にとってこういう場であるという感じがしませんが、こちらは確実にそう言う場でもあります。自分の研究の立ち位置を確かめると共に、自分のキャリアを考える、もしくは新しい出会いを築く場。そういうことです。そして、社交性というのは彼らはパーティー好きってので慣れている?ので、どんどん行きます。どんどん話します。どちらかと言えが内輪で固まってしまう日本人とは、だいぶ開きがあるように思えます。日本人の学生さんもそこそ見たのですが、とりあず集団で固まって何やら楽しそうにしておられました。しかし社交場には一切現れず。。。英語で話している様子も無く。。。酷い場合はポスター発表の場にすらいない。。。英語で喋るのが苦手だからでしょうね。こういう時、何で日本の英語教育はこういう場所でまったく活きないんだって疑問になります。真剣に考え直した方が良い問題だと思います。

そうやって、人がどんどん交流していきます。良い場所だと感じました。しかし、問題点もあります。お金を出しているのが多くが企業ということもあり、講演者として招待する研究者や発表の内容がゴリゴリの研究という感じよりかは、産業寄りな感じになることだと思います。おかげで、企業に対して宣伝みたいなことばかり話している先生もちらほら。そのバランスが大変なんだろうなって感じました。これって思った以上に根深い問題なんです。企業が求めるものって、安く作るとか短工程で作るとかそういった視点で、アカデミアとしてどれほど面白いかっていうのはさほど重要視されない。そして、そう言った企業視点で評価が下される場になってしまうと、それはそれでマズい。でも、ヨーロッパの研究者の多くは、企業から研究資金をもらっている所がありますから、こういう場で宣伝しておかないと研究資金が稼げなくなってしまいます。だから、「あなたの企業にとって私の研究は価値がありますよ」的な話になっちゃうことが多いんです。つまり、そういう話ができるように研究プランがあらかじめ組まれているということになります。驚いたことに私のボスはそんな話は一切無かったですけどね。笑

アカデミアの立ち位置って考えるとすごい難しいんです。もはや国をどういった方向に持って行くかっていう話になってしまいます。ヨーロッパは産業よりです。学会で体験したことがそれを物語っています。企業がとにかくお金を出す。だからある程度は産業に役立つことを研究者はやる。そして学会で宣伝も兼ねてその研究発表をして、更に研究費を稼ぐ。企業は良い情報を集めてお金になる芽をもった研究を見つけたいから、お金を出して、しかも世界中から優秀な人があつまる、科学的にもお楽しみ的にも質の高い学会の場を提供する。そういった循環の中で交流が生まれ、コミュニティが育ち、それがヨーロッパ全体の発展へと繋がる。そう言った視点に立っているんだと思います。

じゃあ日本はどうか。産学連携と言いつつもそれは言葉だけでしょう。アカデミアのプライドは必要以上に高い感じがしますし、名だたる大企業のプライドも必要以上に高く、大学や研究所の存在を信頼している感じがしません。こないだ、日本国内最高峰と言われる学会に行って来たのですが、スタッフの人が言っておりました。
「この学会は企業になるべく頼らないようにしてるんです。スポンサーもなるべく頼まないように。そうやってアカデミアらしい研究が集まるようにする、という方向性なんだとか。」
それを聞いて考え込んでしまうのはYskだけではないでしょう。
「でもここ数年は参加者がずいぶんと減ってしまって、特に若い学生の参加者が目に見えて減っています。皆さん興味ないんですかね。。。」
とも。

これって、若い人のせいなんでしょうか?まず、若い学生にとって数万円自腹で学会に行くというのは厳しいです。これは仕方ありません。でも、それを研究室の研究費で肩代わりしたあげられるくらいお金持ちの研究室はそんなに多くありません。せいぜい、発表する人の分は出す、という程度でしょう。それ以外の出張費の出所として考えられるのが外部資金です。財団やそいういう寄付をしている団体に申し込んでお金を出してもらうのです。このシステム、イギリス、西洋では当たり前です。自腹でなんか学生は行きません。みんな、大学の寄付金に申し込んだり財団に申し込んだりして旅費を捻出するのです。ポスドクの場合、そういう出張費が自由に使えるというのもあります。Yskがもらっている基金も年間20万円だか30万円くらいの出張費が含まれていました。まあ、ボスの許可が下りないと使えないんですがね^^;

少し話がそれましたが、そういうシステムをフルに活用して若い西洋人は学会に出向きます。それで人が集まります。そうしてでも学会に来る価値があるようなプログラムや質の高い場の提供が成されます。そして若い科学者はそれを無駄にしないように一生懸命に足と口を動かします。

日本はどういう方に向かっているのでしょう。企業の色に染まるのがマズいので、企業のスポンサーはなるべく受け付けないで、学会が主体になってやる。学会に行く費用を捻出してくれる財団や大学の支援システムが極めて少ないので、学会に行きたいと思っても行けない学生が多くいる。学会の運営側はそれでも来て欲しいから、学会参加費をなるべく抑える。自然と学会で提供される''お楽しみ''の質は少なくとも格段に下がる。学会は勉強であり遊びじゃない、と言いつつも乗り気がしなくなる。特に若い世代は。楽しいか楽しくないか、この視点は人間なら誰でも持つ価値観の視点。それを否定するわけにはいかない。最近の若い奴はと言ったからって何かが変わる訳ではなく、老害的に扱われるのがオチ。ついでに懇親会は万単位で請求されるもそれに見合う料理は提供されない。ギリギリでやってますから、ということですから仕方が無いということ。もちろん、高い懇親会費を払うのは嫌だという若い学生がほとんど。自然と人は集まらない。なので、人材交流が盛んかと言えばそんなことはない。それでも大和魂とやらでなんとか学会を盛況な状態に持って行き、それで日本を引っ張ってくれる非常に優秀な先生方(の研究室の学生や若手研究者)が名誉をかけて講演する。そうやって学会の質は結果的に保たれる。しかし、産業との溝がそれで縮まるという視点は持ち合わせていない。企業からしたら、最悪の場合お偉い先生にご挨拶する場という感じで何となく時間が過ぎて行ってしまう。

これでいいんですかね?ある意味悪循環になっていませんかね・・・アカデミアのプライドというか立ち位置を高く保っている感じはするんですが、結局は見栄を張ってるだけになってませんかね。欧州のその立ち位置は、産業と密接に繋がってしまっていますが、それだけに恩恵もしっかり受けています。アカデミアのプライドと言いましたが、どうでしょう。そうやってアカデミアの立ち位置を懸命に保っているのですが、日本社会でアカデミアって尊敬されたり憧れにされる対称になっているでしょうか?違いますよね。苦笑いされたり、酷い場合、産業界からダメ出しを食らってしまう存在ですよね。一方で欧州はどうでしょう。あれだけ企業とアカデミアが密接に繋がっていながら、それでも博士号保持者は社会的地位が高く、研究者に対するリスペクトが日本よりも格段に厚い。企業寄りに成り下がっているように見えて、社会全体ではその評価が高く保たれている。企業がその恩恵を受けてるから、お金を出すことに価値を見出す。それゆえ、科学的にもお楽しみ的にも質が高い場が提供される。必然的に魅力的に移る場ができる。自然と若い人も集まる。交流が盛んに生まれる。楽しいからまた参加する。

どっちが良い循環でどっちが悪い循環なのか、結果から見れば一目瞭然ですよね。日本のアカデミアを引っ張って行こうとする研究者が一度は真剣に考えなければならない題材だと思います。

サイエンス的にも人材交流的にも非常に楽しい、ためになる、ステキな学会でした。チャンスがあればもう一度必ず行く!と心に決めた学会です。皆さんも国際学会に行く機会があったら、そう言った視点で見てみてはいかがでしょう。何とか日本のアカデミアも良い方向に行ってくれたらと願います。(あ、自分がそうしていかないとなのか?笑)

Yskでした^^/''

ブリュッセル最高!!キレイだったー☆

ワッフルも最高なんだ♪甘いけど美味しい!!そしてデカイ!!ああ、くいてぇ。。笑

あれ?小僧なんじゃなかったけ??笑

いやいや、ビール種類ありすぎっから。^^;

夜もステキなブリュッセル☆

ランチタイム♪♪

コーヒータイム!!♪♪

シンポジウムディナー☆☆ すてき。

飲み放題!!食い放題!!素晴らしい☆☆

ムール貝。バターバジルソース。めっっっっっちゃ美味い!!

完全に酔ってるぜ〜〜ビール強すぎ!!

B&Bがあった近くの教会。これ一つで町が美しいもんなあ。ずるい!!

あー楽しくて実りある学会だった!!