年が明けてからVISAを取得する準備をしてきた。イギリスは6ヶ月以上滞在するためにはVISAが必要です。なのでどうしても取らなきゃならなかったわけです。
正直、とても大変だった・・・(汗 始めはどうして良いかまったく解らなかったし。
そこで、今日はイギリスのVISAについてまとめてみたいと思います。
(最後に参考にしたHPのURLも載せておきますね。)
まずはVISAの種類について。イギリスのVISAには色々と種類があって私も全て詳しくを知っているわけではありません。自分のことにいっぱいいっぱいで、関係あるところしか解りませんでした。基本的にこのblogを読んでくれている人が関係あるのはTier4とTier5だと思います。Tier4というのは主に学生ビザです。語学留学とかする人はこのTier4 Student visaを取得することになるでしょう。このTier4のVISAの取得に関してはネットに様々な情報が出ています。ビザ取得を支援してくれる人や企業もあるみたいですね。
やってみて解ったんですけど、とにかく面倒。これがビジネスになるのも解る気がします。
さて、私のVISAはTier5 (Temporary workers Government Authorised Exchange) という種類のビザなのですが、これはもう、本当に情報が少ない!!ということで書きます。
Tier4もTier5も似ているところが多いので、参考になるかと思います。
まず私の場合、留学っぽいのですが給料を日本からもらっていくので学生じゃないし・・・ということでどの種類のビザを取得すればよいかが不明でした。そこでネットで検索するわけです。「イギリス ビザ」みたいに。すると「VFS Global Japan」なるものに行き着きました。そこのお問い合わせにメールしました。そこでアドバイスを受けたのが、TIer4かTIer5だろうということ。しかし、ビザの種類は受け入れ先が決めるということでした。そしてTier4の場合は受け入れ機関にCAS Number(Certificate of Acceptance of Study,入学を許可する番号)を、Tier5の場合はCOS Number(Certificate of Sponsorship、労働を許可する番号)が必要とのことでした。
ありがとー。ということで、さっそくOxfordに問い合わせです。
まずBossに連絡したところ、専門の部署があるらしく、そこの女性からメールが来ました。
まず私は「sponsored researcher」という扱いらしい。そして私の給料元である日本学術振興会(JSPS)の詳細について教えてくれとの旨だった。具体的には正式名称、住所、代表者名と連絡先、私の肩書き、私の電話番号だった。そしてパスポートのコピー、生体認証カードのコピー(これは持っていないので送っていない)、給料をもらえる期間のを照明する物、それから渡航期間を記した証明書を要求された。
給料の証明書に関してはJSPSに英語で作成してもらった。1週間かかったけど。
しかし、渡航期間に関する証明書はJSPSでは出せないので、しかたなく今の教授に作成してもらった。大学の正式文書みたいな感じで教授のサインが入っていればOKみたいだったので、適当な感じの物を作ってもらった。(こんな個人的に作った物じゃダメだろう?的な偏見が相当あったので、英語で説明されてもどの様な物を要求しているのかさっぱり解らなかった。しかし、以前他の国から来た人のサンプルを送ってもらってやって理解できた、こんなに適当でいいんだ、と。)
2週間くらいすると、今度はWordファイルが添付で送られてきた。先ほども書いたが、私はTier5を申請するのだが、その時に必要なCOS Numberを取得するための書類のようだ。項目は色々あるが、とりあえずできるだけ自分で埋めろということだったので、とりあえず埋めた。この時Maintenanceというものがあった。これが後ほど悲劇を引き起こすことになるのだが、非常に重要な項目であることにこの時は気づいていなかった。Maintenanceというのは、いわゆる保証制度みたいなもんで、「もし突然給料がもらえなくなったり、お金が無くなってしまってどうしようもない時に、国に帰るくらいのお金を与えてあげます」ということです。ま、強制送還になった時とかのことかな。それがYesの場合はけっこうVISA取得に向けて前進するようです。Noだと取得が少し面倒で難しくなります。しかし、これは受け入れ先が決めるもの。私が決めることはできません。
私の場合、運良くYesでした。しかしその時にその重要性には一切気がつきませんでしたが。
それから2週間ほどして(催促メールを2回くらいして)COS Numberが発行された。COS Numberが記されたpdfファイルと共に。このファイルはVISA申請の時にとても重要です。なくしてはいけません。そしてpdfファイルに記載している内容を確認したところ、住所に間違いがあったので、急いで修正してもらいました。
これでやっとVISAが申請できるようになったわけです。
としてUK VISA申請センターの「UK Border Agency」のサイトで申請を開始しました。
全て英語で書かれているので、本当に面倒です。日本語ページもたまにありますが、英語を不自然な日本語に直してあるので、非常にわかりににいくい。ものすごいストレスでした。
申請はオンラインでやります。TIer5のところに行って申請を開始します。
申請書類はVAF9というものです。HPの言われるままに申請書類を書いていきます。質問事項が多く、非常に面倒です。両親の出生地まで聞かれます。仕方ないですが。それから海外渡航歴、ほとんど全て答えされられます。テロリスト関連の質問もやたら多いですが全てNOです。当たり前ですが。
VAF9の書類を作成した後は手数料の支払いとビザセンターに行って実際の申請を行う日時の予約です。オンラインで申請する時にクレジットで支払うのが一番手っ取り早いでしょう。金額は25,000円くらいしましたね。高い!!そして予約しないと実際の申請はできません。私の場合は3日後の朝を予約しました。この時に区分がsettlementとNon-settlementがあるのですが、よく解らないですが、Non-settlementだそうです。これで後は書類を印刷して行くだけです。(実はここでかなりの一悶着ありましたが、それは最後に書きます。)
そしてその前にもう一つAppendix6という物を作成する必要がありました。これはCOS関連みたいですね。これはオンラインじゃないので、pdfファイルをダウンロードして手書きで記入しました。
これらVAF9とAppendix6には自分の名前をサインするところがあるのですが、これはパスポートと同じ物を要求されます。なのでパスポートが漢字の人は漢字で、英語の人は英語で書かなければなりません。
申請当日に必要な物を列挙しておきます。
申請書の印刷(VAF9 Appendix6)、COSのpfdファイルを印刷した物、COSが発行された時のメールを印刷した物、パスポート、そしてこれら全てのコピーを一部。
それからパスポート用写真一枚、と申請予約を確認する旨が書かれた紙(予約した時に印刷できます)。ですね。
当日は入り口に行くと、予約の紙を見せろと言われて、警備員に身体検査と手荷物検査を受けます。順番待ちをして1時間くらいしてやっと申請開始です。ちなみに予約時間の10分以上前に来るなと予約の紙に書いてあります。1時間待たせるならもう少し遅くてもいーじゃんと思いますね。
そして私の番です。書類を提出して、写真を見せたらメガネにフラッシュの光が反射していて(って言ってもほんの少しですよ!)ダメって言われて。。。その場で取り直しです。700円の無駄遣いですが。メガネ外して撮り直しました。その時にパスポートも同時に提出します。ビザが発行されるまでパスポートは手元に無くなります。その間に海外に渡航する必要がある場合は、何らかの措置があるみたいですね。詳しくは解りませんが。
そしてお次は、指紋採取です。10本全部採られました!!!なんか気分悪いですねー。
これで終了です。
審査結果がオンラインで見られるみたいです。ビザが発行された場合、申請センターに取りに行くか、郵送が可能です。郵送は更に1575円かかりますが。
ということで、今、その結果を待っているところです。
さて、先ほど非常に重要と言ったMaintenanceと一悶着あった話をしておきます。
実は予約をした時にその紙に「Check list」なるものに書かれている書類を持ってこい、と書かれているのです。 しかし、そんなCheck listなどHPのどこを探しても見あたりません。そこでネット情報に頼ることにしました。状況は少し違う見たいですが、同じTier5に申請した人の話が書かれたblogを発見したのでその情報に従いました。
するとです!!銀行の通帳と過去3ヶ月分の利用記録の英語翻訳が必要と書いてあるんです!!!「なんだとー??!!!」ということで慌ててその情報を集めました。すると、なんと、自分の英語翻訳はダメで翻訳専門の機関でプロにやってもらわないとダメとのこと。お勧めの会社がUK Border Agencyのサイトにには載ってる(ただし、これは日本語の書類を提出する場合には英語翻訳とその翻訳者のサイン入りの翻訳証明書を一緒に提出すること、という内容です)。 しかたないので、ソッコーでその会社に連絡してソッコーで通帳のコピーをスキャナで取り込んだファイルを送って、入金して超特急でやってもらった。なんとそれで15000円も取られた!!くー、良い商売だ。
で、申請センターで提出したら・・・「いらないですよー。」だそうです!!!
は??? ということで詳しく聞いたら、MaintenaceがNoの人は通帳関連の書類が必要でYesの人はいらないとのこと。。。。Bloody hell!!!完全に15000円無駄しました。っていうか、そのCheck listなる物がどこにあるんだ?って話になって、聞いたら、「そのlistはありません。各国共通の予約の紙を使っているんですが、日本の場合はそのCheck listはないんです。だから気にしなくて良いですよ。」
はい??まぢ無責任ですわー。気にしなくて良いなら書くな!!!絶対Check list探す人いるし。完全に泣き寝入りですわ。
ということでUK VISAを申請することがある人はご注意を。
最後に私が参考にしたサイトのURLを乗っけておきます。
http://www.ukba.homeoffice.gov.uk/countries/japan/applying/?langname=Japanese
http://www.london.ne.jp/staff/nyukoku.html
http://blog.livedoor.jp/studyabroad777/archives/cat_122053.html
http://d.hatena.ne.jp/hobby_hobby/20110604/1307193827
http://yutblog.shamny.com/?p=128
http://www.ukeducation.jp/services/visa-support/
http://grapp.jugem.jp/?eid=133
以上です。
かなり前の記事に突然コメントしてすみません。
返信削除貴重な情報ありがとうございます。
気付いて頂けるとよいのですが、数少ないピンポイントの
記事でしたのでダメモトで質問させて頂きます。
Visa申請時に英語力の証明書類は必要でしたでしょうか?
Interviewも終わり、ポスドクのオファーを大学から頂いたのですが、
前任者とオーバーラップ期間をとって欲しいからできるだけ
すぐに来て欲しいとのことでした。いわゆるTOEFLやらを
ここ数年は受けていないので、それらが絶対に必要なら
そもそも最短の試験を受けて結果を待つだけでもぎりぎり
になってしまいます。
また、現在の仕事(他国)を辞職する必要もあるので、
いくらなんでも受からないかも知れない英語の試験を前に
辞職を決めるのも危険すぎると感じました。
当時の事情で十分ですのでご教示頂けたら幸いです。
こんにちは。
削除お急ぎのようなので、早速お答えしますが、英語力の証明は取得するビザによると思います。
日本からお金が出る場合はTier5だと思いますので、英語力の証明は必用ないと思いますが、UKからお金をもらう場合はTier2(ワーキングビザ)になると思いますので、英語力の証明が必要になると思います。私の知る範囲ですが。ですから、まずはどのビザを取得するのかを確認していただければと思います。
英語力の証明にはToeflやToeicがありますが、どれも期限が2年だったと思いますので、もう一度受けなければならないかも知れませんね。イギリスではIELTSというテストも一般的です。これは受け手から2週間くらいで結果が来るみたいです。
他に知りたいことがあればいつでも書き込んで下さい。
Ysk
早速ご返事を頂き感謝致します。
返信削除UKからお金を受けるので、恐らくTier2で、また証明も必要になる
様ですね。
私だけでなく、ラボのボスも曖昧な部分が多々あるようなので、
上記情報の確認をお願いすることにします。英語力の証明
としてscore以外の裏技でも見つかれば良いのですが。。。
日本にいる訳でないのが辛いですが、日本と在住国合わせて
受けられる試験から順に受けていくしかないのかもしれませんね。
休日で向こうとはコンタクトを取れなかったこともあり、大変助かりました。
今後、またお聞きすることがあるかもしれませんが、
その際は宜しくお願い致します。ありがとうございました。
先日はありがとうございました。
返信削除PTE academicという試験を受けて
英語力証明は何とかなりました。
(他人様のブログに失礼とは存じますが、
少し情報を書かせて頂きます。)
PTE Academicはスコアがオンライン
で分かるまでに試験日からわずか1,2日程度で、
しかも、スコアシートの原本というものが存在しない代わりに、
直接ネットベースでUKBAにスコア情報を送付することが可能です。
難点はTOEIC同様月一回の開催という点ですが、
実は東京会場は電話問い合わせをすると希望日に
受験できる可能性があります。私もこれを利用して
週末だけ日本へ帰国して試験を受けました。
最短では申し込み→翌日試験→翌々日スコア獲得&UKBAへ送付
という3日間で終了というシナリオも充分ありえます。
最後はPTEの宣伝じみてしまいましたが、
Visa申請をお急ぎの方は検討してみたら良いと思いました。
本当にありがとうございました。