英国でポスドクをして大学教員になった若手研究者のブログ

ポスドクの研究留学日記的なブログ

2012年8月5日日曜日

Stratford-upon-Avon

こんにちわ。Yskです。一週間空いてしまいましたね。
オリンピックに没頭していました(笑 寝る、仕事、オリンピック中継を見る、のいずれかをひたすら繰り返していました。お陰様でやや疲れています^^;
しかし、今回、日本勢は金メダルが少ないですね。盛り上がってテンションもガチ上がってますけど、ちょっと寂しい感じもあります。これからはサッカーに期待します!!
みなさん、眠いところ、起きて応援ですよ\(^o^)/
さて、そんなオリンピックについては後日改めて書くことにします!サッカー、水泳観戦とか☆ むふふ。

少し話がそれますが、私、どうやら痩せたようです。うーん、というか痩せこけたって感じかな。。。ちなみに、私、中学3年生か高校1年生で今の基本体系が出来上がっていました。現在の変化は久しぶりです。
体重を追って考えると、高校時63キロ、浪人で11キロ太りまして74キロ(汗。大学入学後、鬼のダイエットを敢行しまして1ヶ月で11キロ落として63キロ(笑。 その後部活で鍛えて68〜71キロ。この時の体がベストだったと思いますね。で、部活引退して筋力が落ちて63キロ。これをほぼキープしましたが、博士3年の時に精神的にやられたりして、60キロを体験し、 博士論文の審査会終了後に酒を飲みまくり6キロ増しの66キロ、そしてこちらに渡り3ヶ月。現在・・・・58キロ!!!!
中学以来の50キロ台っていう^^; ちょっとまずいな。。。ちゃんと食べてるのになぁ。。。もっとがっつり食って鍛えようかな〜ジム通ったりして ∟(▼皿▼;)

ちなみに、この体重。やっと勉強してわかったのですが。今の家にある、というか今週発見した体重計、まさかのポンド表示なんですよね(笑 ポンドってお金の単位しか理解していなかったんで、1ポンドが何キロなのかも知らず。。。とりあえず、体重計に乗ると、「128ポンド」と出ます。うーんむ。。。だいたい1キロが2ポンドくらいだったから、、、64キロくらい?と思っていたら、正確には1キロ=0.454キロだったんですね。つまり454グラム。ということで128ポンド×0.454=58.1・・・という(汗
にしてもこれはまずい!情けない体になってきているので、なんとかしよう。。。。。

さて、今週は、Stratford-upon-Avonに行った話を書いておきましょうかね。このStratford-upon-Avonというところ、教養のある人はすぐにわかるでしょうが、あのシェイクスピアの生まれ故郷です。実際、私は教養が足りなく、ウィリアム・シェイクスピアという人がすごい劇作家だったいうことしか知らなかったっていう。。。(汗 一つもその作品を読んだことはありません(汗汗汗 で、行ったわけですが。

いやー、この街もすごく良い街ですね。可愛らしいという言葉がお似合いの町並みです。白黒模様の家と花の飾り。古い町並み。Avon川の景色、すごくキレイでした。

こんな看板がお出迎え

 着いてソッコーで飯(笑 @パブ

とにかくこの町はシェイクスピアという人の街です。至る所にシェイクスピアの面影がある感じですね。
 これは本当にある程度シェイクスピアを勉強してから行った方が良いでしょう。私なんの知識も無いまま行ってしまったので、ちょっと残念なところもありましたね。なんせ、ロミオとジュリエットとか表題の名前しか知らないですからね(^^;)はい、すみません。
とにもかくにも可愛い街
 お決まりの教会

シェイクスピアに関わる家は3つほどありまして、そこに行って来ました。彼の家族や妻の話が学べる博物館に近い感じになっています。シェイクスピアに関する知識に乏しい私としては庭園が楽しめました。だいぶ筋違いですが。。。でも、よく手入れされて美しいんです。天気もよかったので、気分は良かったです☆
 天気良好☆
 こんな感じの家
エヴォン川のながめ

シェイクスピアの生家

やば!!写真ばかりのっけるのはいいけど、シェイクスピアについて何にも書けねー><
知識がなさ過ぎて無理です凹(汗 これは勉強し直して、出直すべきですね。。。。orz
今回、演劇は見なかったです。だって英語難しいもん(汗 普段の英語以上に難解らしいし。こっちに来ている普通に英語を話すスウェーデン人ですら、解らんって言ってたし。。。これは本当に英語が堪能になってからじゃないと無理ですね。
レベル高い〜〜(゜゜;)

とりあず、1つだけ勉強した彼の言葉。
To be or not to be
なるほどね。
この1フレーズだけ考えても難しいわ(笑
さてと。今回はこの辺で。だいぶ手抜きだな、今回(笑
次回はオリンピック観戦記だな☆
それでは。

2012年7月22日日曜日

何度話題に上ったことか・・・(FUKUSHIMA)

こんにちは。Ysk、今週は疲れています。
ちょっととばしすぎましたね、今週は。こちらに来て初めて午前様をやりました。
もちろん仕事のことですよ!
今週は疲れすぎて頭が働かず、ミーティングでは英語がまったく聞き取れず、自分が何を喋っているのかも解らない状態になってしまい、ボスからも怪訝な目で見られ、大恥をかき、落ち込みました。普段いかに頭を使って英語を喋っているのかを痛感しましたね。
今はぐーーーーーっすり寝たので大丈夫ですけど^^/

最近、日本人の私にとってものすごく驚きなのが、私のいるラボで一番のハードワーカーは女性だということです。2番目はもう一人の女性と別の男性と私のいずれかか。。。
で、そのタフガイ(彼女)が言うには、「やらないときは全然やらないけどねー。今はやる気がある時!」って言いますが、1週間トータルだと私よりもラボにいる時間が長いです、彼女は。。。日本では経験の無いことです。日本だと徹夜のハードワークとか体力勝負の研究とかだと、どうしても男の世界というイメージがありますが(女性軽視ではありません。)、彼女のタフさを隣で感じていると、自然と「すげーな・・・」と思ってしまいます。私のラボは一人で実験することを禁止されているのですが、私がまだ仕事がおわらずにいると、彼女は疲れているにも関わらず待っていてくれたりする、すーぱー親切な人です。そして私の貧相な英語にも丁寧に答えてくれたり教えてくれたりと。。。私以上にハードワークでしかも親切。。。おもいっきり日本人感覚ですが、最近は彼女に頭が上がりません。(笑 そんな親切な人におもいっきりヘルプされながら生活しているYskでございます(汗

さて、今日はすごく繊細なことを思い切って書いておこうかと思います。福島についてです。このFUKUSHIMAという単語、こちらで何度聞いたことか。昼食の際、飲みの際、普段の会話等々、何度聞かれ、何度自分の考えを述べ、何度彼らの意見を聞いたことか。(ちなみに諸外国人は意外とけっこうな原発好き。今の所、誰一人としてNoと言わないのが不思議。まぁ今回はそれはスルー。詳しく聞きたければコメントに書きますが。。。まぁおいといてと。)それもあいまって、遠くのこの地から日本の様子を見ていました。今日は私の見解と意見を述べておくことにします。こういうこと、あまり公に書くのはいかがな物か、とも思いますが、日本の若い人は政治に関心がなさすぎるとも感じるので、誰かしか読んでくれているはずだということで、勇気を持って意見表明しておこうと、心に決めました。

先日、yahooの投票で原発再稼働反対のデモに共感できるか否か、というものがありました。これをもとに、書いてみようと思います。
これです。
http://seiji.yahoo.co.jp/vote/result/201207160001/

さて、私の立場は、「 共感できない」です。意外だったのが、共感できない、どちらかと言うと共感できない、が55%もいたということです。日本の報道を見ていると、圧倒的に「共感できる」が多数かと思ったのですが。この現象は不思議でした。私は、時に、場合によってメディアを信用しない場合がありますが、今回のケースは驚きでした。ネットではデモは報道されないのはおかしい!!と怒っている人が大勢いましたが、その後は報道されるようになり、今では原発再稼働反対が世論の中心だと私が勘違いしていました。もちろん、今回のネット投票が本当の世論だとも、信用できませんが。。。

さて、私、「共感できない」に投票してしまいましたが、多くのコメントを読み、もっと整理が出来てきました。表現が変わります。「デモする人の気持ちはわかるが、再稼働は黙認する」です。「どちらかというと共感できない」になるのでしょうか。で、この「黙認」が重要です。決して原発推進ではない、ということです。代替エネルギーが本当の本当に原発に取って代われるだけのエネルギー資源になれば、原発は無くすべきだと思います。というか自然とそうなると思っています。しかし、今は無理でしょう。生活できているじゃないか、という人もいますが、それは違います。他の人も指摘しているように、火力発電によって化石燃料を大量に購入して大量に燃やし、二酸化炭素を散々出して電力を生み出しているのに加え、工場など、大電力消費者の生産コントロールや節電努力に大いによっているのです。化石燃料は国が莫大なお金を出して買っていることも事実でしょう。町工場などは仕事にならないような状況であることも忘れてはなりません。特に計画停電の時とか。このように、決して良いことばかりでは無いことが解るかと思います。二酸化炭素に関しては「京都議定書」という日本の環境問題に取り組む姿勢を象徴すべきもので、類い希に日本がイニシアティブを取った外交成果でもあるのです。これを「やーめた」っていうのも、いかがなものかと。無責任すぎます。また、これも多くの人が指摘していることですが、このままだと日本の経済が危機的に落ち込みかねないということも、再稼働を黙認する理由の一つです。日本の経済全体が壊滅的な打撃を受けた場合、震災被災地や原発被災地の復興のかなり遅れることになる、というのも再稼働を後押しする理由です。
更に、研究開発をしている自分から見ると、代替エネルギー開発って一般の皆さんが思っている程、甘くないよ、ということです。開発費はもちろん出すべきだと思いますが、だからと言って、10年後には理想のクリーンエネルギーが開発できる保証などはどこにもないのです。もちろん、最善の努力は尽くすべきですが、少なくとも「原発を止めよう→代替エネルギー開発を本気でやろう→今と同じ生活ができるようになるはずだ」というのは、「現段階では」絵空事に過ぎないということを認識しておくべきだと思います。資金を投入すればできる、という経済理論はある程度の効果をもたらしますが、多くの人がお金で科学問題を解決できると勘違いしていると感じています。
(例えば癌などだったら、その完全治癒法の開発の難しさが理解しやすいのではないでしょうか。癌も莫大な資金投入をしている研究開発テーマの1つですが、未だに根治はほど遠い状況です。)
私が思うに、本気で取り組んだとしても、20年はかかるだろうな、と思います。
もちろん、一般家庭に太陽光発電を、というのは10年もかからず出来るでしょう。しかし問題は産業なのです。工場です。これらを太陽光発電で動かすことは現段階ではどう考えても無理です。 工場とか無しの国でいいじゃんという人はあまりに安易で暴論を述べていると思いますよ。何せ、この国は「物づくり」で持っている国なんですから。電力が原発依存ならば、経済は物づくり依存なのです。物づくりができなくなったら、サービス業を主にする第3次産業は総崩れになるでしょう。それをもっと強く認識すべきだと思います。
反対デモを行っている著名人に物づくり関連の人がいなくてよかった、と正直思ってしまいます。というか、経済が落ち込んだら、まず切られるのが芸術と学術なのは他の国や歴史を見ても明白だし、そうなった時にそれでも研究開発に莫大な投資が出来るとはとうてい思えません、(まぁ音楽関係の著名人に対して、電気使うな、というのは的外れな気はしますが。。。しかし「たかが電気」という口車にあえて乗ったのなら、座布団一枚の切り返しではあるかと思います。。。が、これは完全に蛇足。でももう少し蛇足w 芸術に関してですが、芸術は経済の影響をもろに受けやすいものです。特にその産業に関しては。経済が本当に苦しくなると、真っ先に切られる対象であり(大阪のように)、庶民は芸術に対してお金を払わなくなります。芸術は経済も含めて「豊かさ」の象徴なのです。しかし、それでもほんの一握りの一級品は、経済には惑わされずにそれを超越して後世へと語り継がれます。そういう意味では、極めて優れた芸術は経済をも越える崇高な存在なのです。だからこそ、芸術関連の著名人には崇高な立場で意見を述べて欲しいと思っています。現在はちょっと崇高とは言えない場合が多いと思います。「たかが・・・」とか言っちゃう辺りが。。。また同様の事が学術にも言えると思います。はい、蛇足ここまで。)


さて、私の見解はこの辺にして。もう一つ意外だったのは、福島に住んでいる人の中でも意見が割れていることです。コメントを600件くらい読みましたが、福島や原発の近くに住んでいる人の中でも、原発がないと生活できない、とか、原発を止めても復興には繋がらない、という意見の人が無視できないくらい、というか結構いたことです。私は多くの福島の人が怒っている、と思っていたので。これは勘違いでした。

さて、このネット投票を詳しく読んで自分なりに解析してみた結果を書いてみようと思います。まず、共感できない派はおよそ55%、共感できる派が45%となっています。しかし、2700件近いコメントを見るともっと大きな差が見えます。「支持する」という表示でその支持率が高い順に並べてみると、圧倒的に「共感できない」のコメントが多いのです。支持率が高い順では最初の200件くらいは全て「共感できない」です。
間違って欲しくないのは、私はこの55%対45%が嘘の結果だ、と言いたいわけではないということです。

私は、このコメントの圧倒的な差は、理論と感情の差だと思います。再稼働に賛成する人は、理論派が主流だと見えます。逆に再稼働反対の人は感情が主流に見えます。その結果、理論武装したコメントの方が支持率が高いということではないかと。しかし、私、感情によって反対だ、ということが悪いことだとは思いません。仕方ない、というかある意味納得できると思います。嫌なものは嫌、怖い物は怖い、それはわがままではないと思います。本当に危険だと感じたなら、理論もへったくれも無いのが人間という物でしょう。しかし、それには個人差があります、全ての人がそう感じている訳ではないのも確かです。半分いないくらいかな、現状は。。。
更に、原発再稼働反対の人の中には、政府のプロセスに対する怒りを表現している人も多いです。これも感情です。許せん、のです。それから、最近の意見公聴会に対してヤラセだ、というのも。これも怒りの感情です。更に、未来の子供達へ、とか被災者の気持ちを考えて、などという意見も、これも感情論です。
総じて私には、この世論の対立は、アグレッシブな感情とある意味冷徹な理論の対立に見えるのです。
(明らかに原発とは関係無い政府批判、権力批判も「共感する」に入っています。これがいわゆる左翼というやつ?わかりませんが、とりあえずこれに関してはスルーで。)

そして、この議論を更に進める前に、共通に認識しておくべきことがあると思います。この決定によって、様々な影響を受けるそれぞれの立場の人のことをあらゆる面で考えることは勿論ですが、その上で地震、原発両被災者のことを最優先に考えたとき、どちらの選択も被災者のためになる一面と、そうでない一面を含んでいると言うことです。原発を停止、廃止すれば、被災者の心の傷を癒し、安心を与えることが出来るでしょう。稼働すれば、経済的支援がより可能になり、復興がよりスムーズに進むことでしょう。一方、どちらを選んでも、世の中では安心できる人と、安心できなくなる人がいます。経済と安全という意味においてです。原発稼働問題は二重の意味でパラドックスなのです。
ですから、被災者のために、とか、未来の子供のために、という表現はいささかおかしいと思います。それは正当化の手段として冠をかぶっているにすぎないのです。
やはり、この対立は、再稼働「すべき」という理論と再稼働は「いやだ」という感情論の対立なのだと思います。(もちろん、安全性や後処理の問題を鋭く突いている再稼働反対派の「理論」もあるのはわかっていますが、大別してということです。しかし、その理論の根底にも危ないよ、とか怖い、という気持ちがあるように思います。)

更に、この対立は、静と動の対立にも見えます。表立っては口を閉ざす再稼働黙認派(ネットでは口を開くが)と、ある種の感情を剥き出しにして行動を起こす再稼働反対派です。そこに良くも悪くもマスコミの影響が加わって、両者の溝がより深まっているように思います。黙認派は何も言えない雰囲気になり、反対派は行動の勢いを増しています。しかし、物理的な声の大きさが真実なのではなく、静かなる沈黙と情熱的な運動が極めて拮抗している状態なのです。この様な状況では、対案を示せという黙認派の理論も、反対派の人には届きません。なぜなら彼らは理論で動いていないからです。逆に、危ない、怖いという極めて人間らしい反対派の素直な感情も、黙認派の人には届かないのです。
反対派が「それなら賛成のデモをしろ」というのも無意味です。賛成派は静かに黙認することに意味があるのですから。動かざること山のごとし、です。ま、これにはメディアの影響がありますが。
ともあれ、両者は将に水と油。両者の訴えが融合することは極めて難しい状況でしょう。

この様な場合、解散総選挙、または国民投票が最も筋の通った政治プロセスだと思います。原発再稼働と消費税の問題は、国民が政治に関心を取り戻す絶好の機会でもあります。政治家の先生方、党内紛争や党間政局を考えている場合ではありません。今こそ政策と政治哲学で戦う時なのだと思います。

イギリスより、祖国への思いでした。
それではまた来週☆☆☆


PS そろそろオリンピックだねーーーーーーーーー!!!たのしみ!!!
ちゃっかりオリンピックのチケット手に入れています(笑 にひひ\(^o^)/

以下私が読んだ記事です。最後の記事は本当に崇高。思想は偉大だと痛感します。

http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1135/
原発問題についてのまとめ。ここにある記事は全て読みました。個人のブログも。デモ参加者の体験談も。池田さんの理論は鋭いけどちょっと行き過ぎな感じも。柄谷さんはちょっと原爆に固執しすぎか。小難しいことを言っていますが、ちょっと幼く見えてしまいます。モーリーさんの記事にはうなずける所が多い。鳩山さん、ちょっと手遅れ。痛々しい。等々。

 http://blogos.com/article/42760/
橋下さんが容認に転じたその理由が大きな意味を持っているように思う。彼、今、大変だけど。。。足下は固めないと。。。

http://tomtittot.asablo.jp/blog/2012/03/25/6387162
ちょっと古いですが、各新聞の主張をまとめてくれている。これもほとんど読んだ。
 知識として持っておいて良いと思います。

http://astand.asahi.com/magazine/wrscience/2012060700005.html?iref=webronza
うーん、まぁこれは読んだけど今回の話とはちょっと論点が違います、が、読んでおいてもいいと思います。

http://courrier.jp/blog/?p=11912
海外の記事についても。

http://wpb.shueisha.co.jp/2012/03/11/10233/
最後に。思想界のビッグレジェンド、見田宗介氏(東大名誉教授)の記事。将に崇高。哲学は経済を越える。・・・が、彼が言う天国を実現するためには、現実のエネルギー問題と食糧問題を解決しないと無理なのではないだろうか。。。フィクションの限界、現実の物理的な壁にぶつかっている・・・リアリティを求めている(これがデモ参加者と結びつく。)・・・等々、、、考えさせられること多し。さすが思想界のレジェンド。しかし、その「天国」とやらも、貧困や格差、エネルギー、食料というリアルな壁にぶち当たってしまうのではないだろうか。。。。エネルギー、食料、環境。。。。全て科学の力にかかっている。。。。と思う。。。。原発に興味なくても絶対に一読の価値あり。

以上




2012年7月9日月曜日

銀行口座の開設

今日は忙しい日曜日でした。
F1のイギリスGPがあり、ウィンブルドンの男子シングル決勝があり。昼間は誰しもがテレビに夢中になっているようでした。私は友人(実験パートナー)の家でビール片手に観戦してました^^/

さて、スポーツについてはまた後日書くとして、今日はこちらでの銀行口座について書こうと思います。

日本で銀行口座を開設するのは結構簡単ですね。店に出向いて書類を作成し、判子を押して通帳を手に入れれば終わり。判子が極めて重要です。外国人がどうなのかは知りませんが。。。
しかし、イギリスは勝手が違うのです。意外と厳しく、審査もあります。そもそも、いきなり店に出向いて「すみません、口座開きたいのですが?」と言っても、即NO!!!です(笑
 普通の一般人ならどうなのかは解りませんが、少なくとも外国人はNOです。
私のように大学に属している人は、大学からの推薦が無いと口座を開設できません。おそらくどこの大学でもそうなのでしょうが、大学にはおかかえの銀行があるようです。イギリスの銀行はHSBC、Lloyds TSB、Nat west、Barclaysがメジャーなようです。そしてオックスフォードはBarclaysがおかかえ。
まずは大学の(私の場合研究棟の)オフィスに行って、銀行口座を開きたい旨を伝えます。そうすると大学からの推薦に必要な書類がもらえます。各項目について記入し提出します。項目は簡単で、パスポートNoや国籍や住所などを書き込むだけです。そしてそれを提出すると、大学から銀行へと推薦状が送付され(Fax??)、銀行からアポの日時の指定があります。そしてその日時に支店へと出向くのです。その際に用意しなければならないものがいくつかあります。
パスポート、大学との契約書のコピー(研究所の一員となった時に必ず署名する書類です。研究員として1年間認める、とか書いてあります)、収入証明書のコピー(私の場合日本からのもの、英語バージョン)、現地住所(イギリス)の証明書(オーナーのサインがあれば紙っぺら一枚で良い)、その他日本から発行されている証明書(国際運転免許証など)です。これらを持っていさ出陣です。すごい緊張です。。。だって英語でインタビューされるんですから。。。(汗

さて、出向くと別室に通されます。そこで支店長らしき人が出迎えてくれます。で、インタビュー開始です。大学との契約内容、期間とか、どこから給料もらっているかとか、いくらもらっているか、毎月いくら使う予定で、いくら預金するつもりがあるか、などなど色々聞かれ、色々言われます。はっきり言ってまったくわからん!!!(爆 銀行に関する単語とかさっぱり解らないですし、何を聞かれているのかも解りません(泣 何度も何度もSorryを連発して理解することに徹します。途中、Yes?No?とか聞かれた時が困り果てます。うかつにYesとか言えないですからね。お金の事だし。私が解る範囲では、どうやら銀行口座にも様々なタイプがあるらしく、旅行保険やら車の保険、携帯電話の保険がついていたり、口座も普通口座のみ、月掛け口座やもう一つdaily accountなる口座があるもの等々。。。さっぱり意味が解りませんがとりあえず最もシンプルのもので、と私は言います。保険、いらない。口座もそんなにたくさんいらない。口座を開いてもたくさん預金するつもりはない、等々。しかし、携帯電話の保険だけは絶対に入った方がいい、と言われ、それが付いている一番お手頃な口座にしました。どうやら携帯電話をこちらで契約する時に保険に加入することになり、その金額は銀行よりも高いらしいということで。。。なんか騙されている気もしましたが、ま、6£なら良いかなと。他が5£でも大差無いかと。
で、そうしたら結局デビットカードといういわゆるクレジットカードみたいなやつと、daily accountとmonthly account、current acccountなる、3つの口座を持つことになりました。うーん、とにかく複雑で難しい。しかし、携帯保険が付いていて、かつ、最も手数料や口座維持費が安いものなので、まぁ仕方ないかなと。どうせ帰る時には解約するし。。。^^; ちなみに未だに口座の違いははっきりとはわかりません。とりあえず、monthly accountに毎月一定額(最低20£)を入れていけば良いみたいです。ま、入れないと罰則があるっていう訳ではなさそうですが。入れてくれないと金利を満額もらえないということみたいです。私は金利が目的ではないので、まぁ適当に入れてますね。

と、1時間くらいどっぷりとわけのわからない英語を聞かされながら やっとのことで握手に至り、本格的に書類を作成し、サインをして、終了です。
はーーー、ほっっんっっっと疲れます、これ( ̄o ̄;)

で、後日、郵便で書類が6通くらい届きます。4日くらいかけて次々と。

焦ったのは、いわゆるキャッシュカードが無いということです。saving cardというのですが、これがいくら待っても来ない。来ない。来ない。。。。で、焦って支店に出向くと、契約上、それは使えないとのこと(汗 インターネットバンキングのみだと。。。
なんですと??と思いましたが、今更一旦契約を破棄してもう一度アポイントを取って、そしてまた1時間の面接を受けて・・・・と考えたら鬱になったので、そのまま何とかやっていくことにしました。
ネットバンクは日本でもやったことないし不安でいっぱいでしたが、まぁとりあえずはネットにつないで挑戦です。あーだこーだ試して理解。うん、使えると思う。。。。

しかしですね。。。まずどうやってお金を入れるんだ???ネットバンクに入れるのにそもそもどこから元本を投入するんだ???デビットカード???うーんわからん。。。
ということで、再度支店へGO!!!もう嫌だー(T△T)
店員に尋ねると、「あーそれはここでしか出来ないよ。」とのこと。なんですと??
それにはデビットカードとピンコードが必要とのこと。で、再度出直し(本当に泣ける)。。。。
で再再度出向いて何とか現金で預金に成功\(^o^)/
おめでとう、俺。本当によく頑張った(T T)長い戦いだった。
と一人感無量でした。(大げさw でもあながち嘘ではない)

ちなみに、後でわかったことですが、日本の銀行に問い合わせて海外送金が出来るようにすれば、日本の銀行から直接バークレーの口座に入金することも可能なようです。その際また審査とかがあるみたいですけど。。。お金ってホント大変ですね^^; 正直、それを知っていれば初めからそうしたかもしれません。でも、非常に貴重な体験でした。
もうやりたくないですけど。。。

その後は今に至るまで、なんだか色々と電話がかかってきてYesとかNoとか聞かれて毎回困っていますが、それでも何とかやっています。ぶっちゃけ、おかしなお金の減り方があったら問い合わせて契約を破棄すれば良いのですから。

どうでしょう。こんな感じです。正直、「よくわからない」を連発して読んでくれいている人の役に立つのかどうかは不安ですが、というか、絶対役に立ちませんが、多少なりともニヤニヤ笑ってくれる人がいれば幸いです(爆 ^^;

で、ここまで苦労して開設した銀行口座。何に使うかっていうと・・・携帯電話の契約です。支払いを毎回インターネットバンキングでやるためです。それが一番楽だとラボの皆に言われたので。
そもそも携帯の契約もけっこう大変みたいで。。。こちらに住んでるという証明とか収入に関する証明とか、なんだか色々必要って聞くし。。。特に外国人は。。。でも、銀行口座をもっているっていうこは、その辺の諸々をクリアしているということで何かと便利だ、と理解して苦労して口座を作ったわけです。。。。携帯に限らず、これから生活の幅が広がるにつれて必要になるであろう支払いや契約が、より簡単になるという期待も込めて。。。にしてもかなりの労力だったなぁ。。。

とうことで、やっとこさで携帯を買う段階に来ました^^v
何にしようかなー。やっぱりiPhoneかな〜
その変はまた今度☆

2012年7月1日日曜日

サイクル

最近はやっと温かくなってきました。寒い!っていう日が減ってきましたね。しかし、半袖は着る気になれないですね。早朝や夜は15℃切りますから^^;

色々とイベントチックなことに関してばかり書いていたのですが、今日は平凡な一週間のことを書いてみようかと思います。そう、私は遊びに来ているのではないのですから。いや、遊んでもいるけど(笑
特に何もない一週間の私の生活を紹介します。

月曜日。だいたい起きるのは7時〜7時半の間でしょうか。けっこうテキトーに起きてます(汗 そして朝食。作ったりもします。トースト焼いて、ベーコン焼いて、とか。面倒な時はコーンフレーク+牛乳、またはマフィン+牛乳。マフィンはTescoで売っている安い奴。4つで1£という優れもの。朝には少し重いですが。。。( ̄▽ ̄;)
または、焼いてない食パンとコールスロー。コールスローもTescoのやつ。安い。1週間で食いきらないくらいの大きさで39p(ペンス:1£=100p)。ただし恐ろしくマヨネーズ過多。食パンの上に載せないと食えません(><;)
で、食後はシャワーを浴びて出勤です。そうですね、だいたいいつも8時15分〜45分くらいに行きます。ちなみに私が一番遅い(爆 イギリス人の朝はみんな早いんですよね。
ついて行かねばならぬのですが、ま、いいかと(笑
そしてメールチェックとかして、9時前くらいから実験室に入ります。早い人は8時から実験しています。日本人はスゲーHard Workだとか思っている人も多いと思いますが、個人的には大差ありません。。。
しかし、ここからがイギリス。10時くらいにお茶の時間がやってきます。半分くらいの人がぞろぞろとCafeに行きます。べらべらとコーヒーを飲みながらおしゃべりします。ちなみに私は行きません。だって、ぜんぜん疲れていませんから!!開始後1時間ですし(汗

12時〜12時半に昼食です。みんなそろってぞろぞろ行きます。先ほどのCafeに。しかしこれが長いんだ(笑 ヘタしたら1時間半くらい喋ってる人もいるんじゃなかろうか。特にスペイン人はおしゃべり大好きですね。こちらにはスペイン人がけっこうどころじゃなく、すごいたくさんいるのですが、 彼らはいつもスペイン人のコミュニティで喋っています。うちの研究室にも3人います。
なので私はいつも少し遅れていきます。1時間半も昼食してたらマヂで時間がもったいないですからね。。。忙しい時はあえて1時〜1時半過ぎに行って 一人で10分くらいで済ませます。

午後は昼食後すぐに実験室に入ります。毎日昼食後は眠いですが、まぁ頑張って起きています。不覚にも睡魔に負けて寝ていたら「Ysk!!! too baaaadddd!!!」と言われてしまったので(汗 

そして3時〜4時の間にまたcoffee time(笑
本当におしゃべり好き^^; 私は時々しか行きません。
その後まだ働いて6時くらいから人が帰り始めます。7時には半分くらいになっているでしょうか。私はまだ帰りません。7時半〜8時半くらいに夕食を食べます。そのころにはだいぶ人も減り、私を含めて5人くらでしょうか。そして10時半くらいに実験室を後にします。私が最後という時もけっこうありますね。ま、朝は一番遅いですから当然ですが。。。

で、帰宅後即就寝です。

火曜日。火曜日は朝早く起きます。だいたい6時半くらい。夕食を作るためです。職場のCafeは4時で終了なので夕食は自分で持って行かないと無いんですよ>< なので弁当男子やっています(笑 いろいろ工夫を凝らして飽きが来ないようにはしています。弁当についてはまた今度書きますかね☆
 で、毎度お馴染み一番最後に出勤。同じく8時半くらい。
で月曜日と同じタイムサイクルで仕事します。

水曜日は月曜日と同じくらいの時間に起きます。水曜日は早く帰るのです。だいたい夕方6時半くらいから、プレゼン資料を作ります。木曜日がgroup meetingだからです。毎回パワポで発表っていう。もちろん英語(泣
プレゼンを作り終わったら帰って夕食です。だいたい8時〜8時半前後。その時に木曜日の夕食も作ってしまいます。冷蔵庫保管です。
そしてそれからが大変!木曜朝一のゼミに向けて英語発表の練習です。練習無しで挑む自信はありません(汗 なので毎回1時間〜1時間半くらい練習しています。いかに私が英語苦手か解っていただけると思います^^;
 で、だいたい11時半くらいに就寝〜。

木曜日。7時に起きます。8時からゼミで発表です。10時くらいにゼミが終わって彼らはコーヒー。僕はメールチェックして仕事。遅めの昼食をこなして10時頃帰宅。即就寝。

金曜日。火曜日と同じく6時半くらいに起床です。弁当作ります。そして毎度お馴染み社長出勤(爆 
金曜日はEnglish Breakfast が食べられるみたいで、10時になるとみんなぞろぞろCafeに行きます。私も最初の3週間くらいは行っていました。そこでがっつり食べて昼食は食べないっていうのが彼らのスタイルです。しかし、私、そんなことしたら夕方お腹が空いて仕事どころじゃありません。なので私はブランチはせずに普通の昼食を食べます。
そして金曜日は企画が多い!
まず、昼間はサッカー。激しく疲れます。彼ら身体強すぎ(汗 ついでに本気になりすぎ(笑 危ないことこの上なしです。なので私も真剣です( ̄^ ̄)
へとへとになりながら昼食を食べてシャワーを浴びます。
研究棟には各階にシャワーがるので快適☆
ただしトイレの中(笑 ま、キレイなので良しとしています。
その後実験して4時半からまたゼミ。論文紹介などをやります。私の担当はまだですが、いずれ回って来ます。また英語の練習をしなきゃと思うと鬱ります(笑 
その後ゼミの後にまた仕事。飲み会になる時は行くようにしています。ま、普段は仕事です。で10時半くらいに帰宅。

土曜日は完全にサボっています(笑 日本にいた時からですが・・・・すみません。
本当は8時から出勤しなきゃいけない雰囲気ですが、皆さん来なかったり、午前中で帰ったりなので、まぁいいかと。えぇ、私、生真面目でHard Wokな日本人とはかけ離れております。。。この場を借りて真面目で勤勉で礼儀正しくHrad Workな日本人の皆様に謝っておきます。ごめんなさいm(_ _)m でも、私は一般的な日本人じゃないからってみんなに言っているので、彼らの思う日本人像は変わっていないと思います。(いいわけ)
 そんなこんなで昼過ぎ出勤です。遅い時は3時くらい(爆 そこからダラダラ仕事して10時半くらいに帰宅ですね。飲み会とかイベントがある時は6時とか7時とかに帰ります。

で、今日みたいな日曜日。朝8時半くらいには目が覚めます。何かパクパクと食べます。で、また寝ます。昼に起きます。少しだらだらと時間を過ごし、買い物に行きます。一週間の食材を買いだめするのです。日曜日はスーパーが5時に閉まるのでその前に行かないとまずいのです。その後、実験棟に向かって仕事をするときもあります。そんな時でも8時くらいには帰ります。そして夕食を作る。この時に月曜日の夕食も作ってしまいます。

というのが平凡な一週間の過ごし方ですね。なので、毎日楽しんでいること、と言えば料理でしょうか^^v 特別凄いやつを作っている訳じゃないので見せびらかせる様な代物ではありませんが、まぁ満足にやっていっています。でも、日本食はもう少し充実させたいなと。

さて、買い物買い物。現在3時!!急いで仕度〜
今日は何を買おうかな〜
ぐふふ。

それでは(^^)/

2012年6月25日月曜日

こくまろカレーとの再会

日曜日の昼下がりです。6月も後半だと言うのに天気が優れません。今日は曇り時々晴れくらいですが、昨日は雨ですごく寒かった(><)この天気だけは好きになれませんねー。

さて、つい最近、日本の食材(食品?)が手に入る店を発見しました!意外に我が家から近い所にありまして、嬉しくなりました(^^)

場所は、Hythe Bridge St.の龍華荘(Lung Wah Chong)とかいうお店。基本は中国食材のお店ですが、韓国食材や日本のものもあります。数は少ないですが。しかも高いですが。。。
でも、日本食材がどうしても食べたい時はここで何とか手に入る、という安心が得られただけでも良いのです( ̄▽ ̄)

嬉しくなって、まず手に取ってしまったのが「こくまろカレー」のルー。
もともとカレーは好きですが、見た瞬間に無意識に買い物カゴに入れていました(汗
早速料理しましたよ。むふふ、とか不敵な笑みを浮かべながら。
で、うめー(T T) うめーでございますよー(T T)(T T)(T T)
まさに日本の味!かあちゃんの味!
かぁちゃーーーーん!!(;T□T;)・・・・とはなりませんでしたが。。。(笑
でも感動的に美味しかったことは確かです☆
いやー、この場を借りてハウス食品株式会社様に感謝申し上げますm(_ _)m

んで、値段は5皿分の小さいパックで3£。約400円。ちょっとたけー( ̄□ ̄:)
でも、いいんです。 私にはこの味が必要なんです。これからも買います。

それから今回は、麻婆茄子のルーとダシの素を購入。たったこれだけで10£。ぬー。5日分の食材費用だ。。。毎回ここで食材を購入というわけにはいかないですな。

その他にも様々な食品食材調味料が置いてあります。
日本の物から行くと、醤油、みりん、酢、ダシの素、鰹節、豆腐(長期保存用)、日本米。おこのみソースも(笑。寿司の素(酢飯用の粉)、海苔。照り焼きソース。オイスターソースなどなど。ここまでそろっているのに、味噌が無いのが残念です。なんでだろう。。。
韓国食材もたくさんあります。キムチ。カクテキ。キムチの素。韓国唐辛子。コチュジャン。韓国海苔。などなど。日本の物より種類豊富。
中華食材に至っては完璧に近いですな。甜麺醤、豆板醤などから始まり、もはや私が知らない醤まで色々そろっています。個人的には、ウェイパーが無いのが残念なのですが。。。
最強ウェイパーがあったら、スープだろうがチャーハンだろうが野菜炒めだろうが何でもあんでもそれで食えるのになぁ・・・^^;

あと魚が置いてあった。冷凍で高いけど。。。
やっほ〜 魚〜〜\(^o^)/と思ったのですが、何の種類の魚か解らずに今回は見送りました。たぶん鮮魚とは言い難い代物だし。。。
明らかに秋刀魚、鰯、鰺の類じゃないし。。。
見た目がサメみたいのもあるし。。。

それから、インスタントラーメン!!
日本でももはやお馴染みの韓国「辛」ラーメンがありました。
あと出前一丁(笑 これ、美味しいのかな。。。今度買ってみましょう。
 どん兵衛的なうどんやそばは無かったですね。
カップラーメンも良いけど、カップうどんやそばも欲しくなります。

それから箸も売っていました。買ってないけど。
1£だったと思います。そのうち必要に駆られたら買おうかしら☆

米はタイ米から中国米、日本の錦という米がありました。
錦はあまり評判が良くないので、私はこちらでタイ米を食べています。
次は錦にしてみようかな。どうせ輸入するなら、「こしひかり」を切実にお願いしたい!
っていうか、こちらで寿司を作る人は多いのですが、タイ米や中国米で酢飯作って美味しいんでしょうか。。。。はなはだ疑問であります( ̄^ ̄)

ともあれ、とりあえず極東の食材が手に入る環境を手に入れたことは、大変喜ばしいことでございます^^v 店員が明らかに中国人だけど、通い詰めて仲良くなって僕の好みの物を輸入してもらおうかな、とか妄想しているうちに夕方になってしまったので、この辺で今日は終了〜〜〜

また次回。
最後にこの食材店の写真と地図を載せておきます。Aのところ。(from google map)


ではまた☆

2012年6月10日日曜日

拝啓 敬愛なるベートーベン様

Guten tag、ベートーベンさん。来る6月2日、私はあなたが生まれた街、ドイツのボン(Bonn)にお邪魔して来ました。その昔から私はあなたのことがたまらなく好きでしたので、Bonnの空気を吸ったときには感無量でしたよ。Bonnに来て改めてもっとあなたのことが好きになりました。ここに手紙を書きます。

ベートーベンさん、あなたが生きていた頃は飛行機など想像も出来なかった時代かもしれません。現代はとても便利なものでイギリスのロンドンから1時間半でフランクフルトに到着してしまうのです。驚きでしょう?そしてフランクフルトから鉄道でBonnに向かいました。そう、あの頃から変わらないライン川の景色を眺めながら。あなたが生きていた頃に鉄道があったかはわかりません。木製の物だったらあったのでしょうか?今はフランクフルトから1時間半でボンに到着です。電車の中から見るライン川の景色は本当に素晴らしい眺めですね。あなたが亡くなった後、25年ほど後にあなたと同じドイツが故郷のロベルト・シューマンさんが「ライン」なる交響曲を作ったのですよ。知らなかったでしょう。 とても美しい曲です。そしてその曲のイメージとライン川の景色はよくマッチしていると感じました。私は音楽家ではありませんし、詳しい学者でもありません。ただただ、ベートーベンさんのことが好きなだけのファンですから、私の音楽的な感覚がそう感じさせただけですけどね。でも、ファンだと言われて嫌ではないでしょう?まぁそう難しい顔をなされずに。ま、私はそういう難しい顔をしたり怖い顔をしているベートーベンさんが好きですけどね。


ベートーベンさん、あなたが生きていた頃の神聖ローマ帝国の首都がどこだったのか、私は知りませんが、ボンは一度首都になったのですよ。あまり良い話ではないのですが。あなたが亡くなって120程後に大きな戦争がありました。ドイツは負けましてベルリンから東と西に分裂してしまったのです。ショックかもしれませんね。いつの時代も戦争は負の遺産を残してしまうものです。それで西側の首都がボンになったのです。奇遇というか何というか、ベートーベンさんも何て言ったらいいかわからないかも知れませんね。その後1990年に西と東が統一されるまで首都だったのですが、ドイツ人の心はどうやらベルリンにあったようです。今ではベルリンが首都です。


ボンには私の友人がいるのです。彼はボン大学の博士課程の学生でしてね、大学時代からの仲間なんです。私は彼が羨ましいですよ。だってあなたが生まれた街で暮らしているのですから!しかし、彼はあなたには興味ないみたいですが。ボン大学はあなたが生きている時にできた大学ですね。もちろんご存じですよね。あれから200年近く経ちますが、そのボン大学はヨーロッパでも有数の素晴らしい総合大学となっていますよ。しかし綺麗ですね、ボン大学は。ベートーベンさんはもはや建立時にはウィーンにいらしたと記憶していますが、きっとボン大学を見たことはないでしょうね。もったいない。晩年一度くらい帰って来ても良かったのにと思いますよ。

ドイツはビールが有名ですね。いつから有名なのか知りませんが。日本にもビールはあります。日本のビールも美味しいですが、ドイツのビールもまた格別ですね。驚きなのは、いわゆる地ビールという物がメジャーだということです。ボンはケルンに近いので、ケルシュというケルンのビールがメインで飲めるみたいですね。ケルシュ、美味しかったですよ。けっこうドライな感じなんですね。私は好きです、こういうの。日本の場合は大きな会社が作ったビールが日本全国に出回っていまして、地ビールの締める割合なんて微々たるものです。ドイツのビールは日本で言う地酒に近いのかもしれませんね。 しかし、ビールの産地、銘柄によって飲み方が違うのには驚きでしたね。ケルシュは割と小さなグラスで飲んで、ビットブルガーというビールはやや大きめのグラスで飲む。この違いは何なんでしょう。教えて欲しい物です。


さて、ボンには広場が2つほどありますね。きっと昔は一つの大きな広場だったのでしょう。今は真ん中に鉄道の駅ができたので、2つに分かれているんだと私は思っています。そちらの広場の片方にはあなたの像が建っています。すごく立派ですよ。あかの他人なのになぜか私は誇らしくなってしまいました。そしてその周りには立派で綺麗な教会がたくさんあるのですね。今私はイギリスに住んでいるのですが、イギリスの教会は厳かな感じがしますがドイツの教会はやや華やかなんですね。美しいです。フランスやイタリアほど煌びやかではありませんが。ドイツの雰囲気には良くマッチしていると思います。いや、逆ですか?このような教会がドイツの雰囲気を作っているのですか?うーん、どっちでしょう。


そして何と言ってもあなたの生まれた家。今は「ベートーベンハウス」として一般に公開されています。あなたはなんと小さな屋根裏部屋で生まれたのですか!あなたが生まれた3階の屋根裏部屋は、今は何とも殺風景にあなたの鏡像が置かれただけで、ある意味で厳格に保存されています。ぱっと見る限りでは何とも寂しい部屋ですが、私は心が躍りましたよ。ここがあなたの生まれた場所か!と。アパートの中は今では博物館になっています。もちろんベートーベンさんに関するものですよ。あなたの書いた手紙、あなたの使っていたハンカチや、補聴器、机、ペンなどが今も現存していて飾られています。一つ一つみる度にあなたのことを想像し、とても楽しい時間を過ごしました。隣にいた友人はいたって退屈そうでしたがね。

 しかしベートーベンさん、あなたには相当な数のファンがいたみたいですね。あなたはウィーンで亡くなられましたが、当時のウィーンの1/5の人口に当たる2万人が弔問に訪れたらしいではないですか!なんとまぁ、将に私の敬愛なる方です。その後もあなたのとりこになる人は大勢いました。仲には相当なお金持ちの人もいて、あなたが使った物のコレクションを持っている人がいまして、その人が寄付してくれたおかげで今の博物館があるのです。私の様な一ファンにとっては何とも嬉しい限りです。そう言えば、博物館にはあなたが弾いていたピアノが2台ありました。同じピアノでもずいぶんと音色が違いますね。あなたのお気に入りはどちらだったのですか?私は煌びやかな音がする方が好きでしたね。少し高音が耳に刺さるのですが。でも、あなたのピアノ曲だと澄んだ低音が出る方がきっと格好良く聞こえるんじゃないかな、と私は勝手ながら思います。館内が写真禁止でしたのでデジタルで保存することが出来ませんが、私の記憶にしっかりととどめておきますよ。
そしてあなたの遺髪まで保存されています。私にも1本分けてもらいたかったですよ。
アパートの1階は現在ピアノがおかれ、小さなホールになっています。小さなコンサートなども行われるようですよ。この博物館はあなたのファンによって支えられているのですが、特に著名な方は名誉会員とされています。あなたが亡くなった後、名だたる指揮者やピアニスト、バイオリニスト、チェリストが出生し、いくつもの功績を残しました。私は彼らも大好きなのですが、特にルドルフ・ゼルキンやクラウディオ・アラウ、ヘルベルト・フォン・カラヤン、などは好きです。ベートーベンさん、あなたは彼ら名誉会員の中で誰が一番お好みなのですか?今生きている人では、ニコラス・アーノンクールやアンドラーシュ・シフ、アルフレッド・ブレンデルもいます。私はルドルフ・ゼルキンです。あー、本当にあなたが一番好きなピアニストを知りたい、叶わぬ願いです。

さて、2日目は、ボンから少し遠出してケーニッヒヴィンターという街に行って来ましたよ。ここはライン川のほとりの街でとても綺麗な街ですね。丘の上には立派な城があってそこからの眺めもまた格別・・・なはず。あいにく私が訪れた時は雨でしてね、下に広がるライン川の流れをクリアーに見ることは出来なかったのです。残念。また必ず訪れます。ライン川沿いにはここのドラッヒェンブルクの城みたいな城がたくさんありますね。どれも美しく、全て訪れてみたくなりましたよ。中も素晴らしく保存されている城もありますしね。あなたはこの城からライン川を眺めましたか?きっと必ずまた行くと思います。


私が驚いたのはドイツはワインも有名だということです。ボンのように北部では白ワイン、ミュンヘンなどの南では赤ワインと聞きました。ええ、飲みましたが美味しいですね。イギリスワインよりも飲みやすいと感じました。実は私、ワインが苦手なのですが今回は悪酔いせずに飲めました。それから、ドイツと言えばフランクフルトというかソーセージというかホットドックというかウィンナーというか・・・よくわかりませんが、いわゆるソーセージを食べなければ!と思ったのですが、北部ではそれほど有名ではないようですね。南に行く機会に存分に味わおうと思います。ところでベートーベンさん、あなたはビール、赤ワイン、白ワインでどれがお好きなのですか?わたしはやはり、ビールですけどね。あなたと杯を共にした人が羨ましいですよ。これも叶わぬ願いです。

そらから、変な名前の道が多いですね。とても面白かったですよ。ブラームス通りやハイドン通り、バッハ通りにモーツァルト通り。もちろんあなたの通り、ベートーベン通りも。名だたる音楽家の名前を地図で見つけては歩いて来ましたよ。通りの名前とバス停の名前をひたすら写真撮っていたので、道を歩く人から変な目で見られてしまいましたがね。でも、いいんです。好きなものは好きなんですから。




先ほどのロベルト・シューマンさんと、彼の妻であり有名なピアニストでもあったクララ・シューマンさんのお墓に行って手を合わせて来ましたよ。安らかにお眠りになっていると勝手ながら思いました。あなたも今は、ウィーンの墓地に眠っておられるのですね。お隣に誰がお眠りか知っていますか?あなたを尊敬して止まなかったシューベルトさんと、あのモーツァルトさんですよ。あ、でもモーツァルトさんは本当はそこにいらっしゃらないんですけどね、そういうことになっています。そちらにもそのうちお邪魔しますね。どうぞ安らかにお眠り下さい。



長くなりました。まだ書きたいことはあるのですが、この辺でやめておこうと思います。今まで私はあなたの言葉、「苦悩を貫き歓喜に至れ」を心の宝にしてきたのですが、今回一つ増えました。あなたの遺書。かの有名な。ハイリゲンシュタッドの一節です。(有名なんですよ、この遺書。)

(前 略)耳が聞こえない悲しみを2倍にも味わわされながら自分が入っていきたい世界から押し戻されることがどんなに辛いものであったろうか。(中略)そのよう な経験を繰り返すうちに私は殆ど将来に対する希望を失ってしまい自ら命を絶とうとするばかりのこともあった。そのような死から私を引き止めたのはただ芸術 である。私は自分が果たすべきだと感じている総てのことを成し遂げないうちにこの世を去ってゆくことはできないのだ。
やはりあなたは格好いい。本当に格好いい。しっかりと心にとどめておきます。

Bis Bald,

Ysk 

2012年6月5日火曜日

一ヶ月が経ちました


今日は6月4日(月)。
イギリスはバンクホリデーという祝日です。明日もまたクィーンズなんとかって言うバンクホリデーらしく、明日もお休みです。なのでだらりんだらりんしています。
ええ、@Frankfurt空港ですが(笑 ( ̄▽ ̄)〜〜〜☆☆☆☆
この連休を利用してドイツに行っていたのです。今、その帰りです。空港に早く着いてしまってあまりに暇なので、こうやってフランクフルトのラウンジで更新しているわけです。このことについては来週にでも書きますね!今はまとめる時間が無いので。

さて、タイトルの通り、こちらに来て一ヶ月が過ぎました。早いものです。何をしただろう(余暇以外)って振り返ると、特に何も・・・という状況ですね。特に研究!!(汗
今日は今感じている事を書き留めておこうかなと思います。特に英語と食事について。
(あ、いきなり大雨降ってきた。。。雷も。。。ちゃんと飛ぶかなBA。。。それはさておき。)
研究についてはちょっと書けないかな(笑 ま、色々あるので^^; 
ホントは山ほど書きたいことがあるのだけど( ̄  ̄;)
(知りたい人は直接連絡ください。にひひ。)

さて、その英語ですが。正直まったく成長しているとは思えない!!(笑 まぢでダメです、相変わらず!!もともと大学受験の時から苦労していた英語ですが、体に合わないのか何なのか、まったく体に染み込んでいません(T T
特にまったく聞こえないんですよね。普通にいきなりぽろって誰かに何か言われた時に、いつも必ず「sorry??」から始める始末です(汗  それでゆーっくり言ってもらうまで「sorry??」「pardon??」をヘビーローテーションです(笑 もはやこのヘビロテに慣れてしまっている自分にはプライドもへったくれもございません^^;
喋る方はですね、なんっっっとかなっています。意思はなんっっっっっとか伝えられているはず!しかし、皆様の懇切丁寧な対応と想像力豊かなご理解があっての事であることは言うまでもありませんorz
私の頭の中はいつも以下の通りです。
「これをするためにはどうしたら良いだろう・・・」と考えて、何をどう聞くかを英語に翻訳し、そして一回頭の中で練習し・・・
という誠に情けない状況(泣 これがまた疲れるんですよ(泣
こんな日々ですからね、週末の朝とか「あーーーーーー、嫌だ、英語喋りたくない!!聞きたくない!!」っていう日もありますよ。現実として。
そんな日はもう一回寝て、昼過ぎから起きて何とか活動しますが一度だけ一歩も部屋から出れない日もありました。こんな経験は初めてですね。知ってる人は知ってるでしょうが、こんなおしゃべりな私が一言も発しないんですから、自分でも驚きです^^;(笑 ま、こんな日もあります。このブログに書いていた様に、「わーーーーい\( ̄▽ ̄)/」ってうらら〜るるる〜としているわけではございません。Please remember that☆☆

食事については、ここでは全てを書ききれません!それくらい書くことがあります。今回は野菜や果物について書いておこうかなと思います。



こいつらは基本安い!驚くほど安い!です。ほとんど市内のTescoで買っているのですが、ついつい買い込んでしまいますね。私はセロリやレタス、マッシュルーム、パプリカ、人参、ほうれん草、タマネギ、もやし、トマト、バナナ、リンゴ、などをよく買います。写真で見てくれれば解るのですが、セロリは一袋で1£、レタスは安い時は0.5£、マッシュルームは1〜1.25£、人参も一袋で1£、パプリカは少し高くて1.65£、タマネギは小さめので日本のと比べて2/3くらいの大きさのが10個くらい入っていて1.5£と破格の値段。もやしはもっと高くて、日本の1.5倍量くらいでですね。しかももやしには「鮮」って書いてあるっていうwww ほうれん草はspinachっていうんですけど、こちらのは大きくなくて、baby-spinachっていうやつで一袋1.65£ですね。量的にはけっこう多いので、日本の安い時と同じくらいでしょうか。トマトもかなり安くてミニトマトは1パックで1£。かなり量は多いです。一日に5つくらい食べても1週間で食べ切りません。バナナもすんごく安くて7本で0.7£。リンゴは6個で1£です。果物も相当安いですね。毎日何か持って行ってはかじりついています。日本で果物なんて買わなかったなー。だって日本のは高いですから!

(ここで一次中断。。。搭乗します。。。)


はい、Heathrowに着きました。今バスで帰宅途中です。ありがたいことに長距離バスのほとんどで無料WiFiが使えるんですよ。これは日本にもあって欲しいサービスですね。

野菜の他に主食類のことも書いておきましょうか☆
パンは鬼安くて1斤で1£、コーンフレークは1キロで2£、パスタは1キロで1.5£くらいです。鬼安いですね。ただ、どれも朝食かランチ向きで夕食にはパスタしか向いていないっていうwww そしてパスタは太るっていうorz
で、米を探したらですね、普通にTescoにあったんです♪ タイ米ですが(汗 しかしタイ米だろうがなんだろうが米があるのは嬉しいことです。そんなんなので夕食には米を食べていますo(^^)o でも、ぜーーーーったいに日本の米の方が圧っっっっっっっっっ倒的に美味しいですね。実は日本米も売っています。錦っていう。ただし鬼高い(泣 なので今は指をくわえて見てるだけ〜〜〜o(><)o 

さて、今日はこの辺にしておきます。明日も休みですが、いかんせん研究の進捗状況がヘボい状態なので明日は学校に行こうと思います。
それではまたm(_ _)m