英国でポスドクをして大学教員になった若手研究者のブログ

ポスドクの研究留学日記的なブログ

2012年7月9日月曜日

銀行口座の開設

今日は忙しい日曜日でした。
F1のイギリスGPがあり、ウィンブルドンの男子シングル決勝があり。昼間は誰しもがテレビに夢中になっているようでした。私は友人(実験パートナー)の家でビール片手に観戦してました^^/

さて、スポーツについてはまた後日書くとして、今日はこちらでの銀行口座について書こうと思います。

日本で銀行口座を開設するのは結構簡単ですね。店に出向いて書類を作成し、判子を押して通帳を手に入れれば終わり。判子が極めて重要です。外国人がどうなのかは知りませんが。。。
しかし、イギリスは勝手が違うのです。意外と厳しく、審査もあります。そもそも、いきなり店に出向いて「すみません、口座開きたいのですが?」と言っても、即NO!!!です(笑
 普通の一般人ならどうなのかは解りませんが、少なくとも外国人はNOです。
私のように大学に属している人は、大学からの推薦が無いと口座を開設できません。おそらくどこの大学でもそうなのでしょうが、大学にはおかかえの銀行があるようです。イギリスの銀行はHSBC、Lloyds TSB、Nat west、Barclaysがメジャーなようです。そしてオックスフォードはBarclaysがおかかえ。
まずは大学の(私の場合研究棟の)オフィスに行って、銀行口座を開きたい旨を伝えます。そうすると大学からの推薦に必要な書類がもらえます。各項目について記入し提出します。項目は簡単で、パスポートNoや国籍や住所などを書き込むだけです。そしてそれを提出すると、大学から銀行へと推薦状が送付され(Fax??)、銀行からアポの日時の指定があります。そしてその日時に支店へと出向くのです。その際に用意しなければならないものがいくつかあります。
パスポート、大学との契約書のコピー(研究所の一員となった時に必ず署名する書類です。研究員として1年間認める、とか書いてあります)、収入証明書のコピー(私の場合日本からのもの、英語バージョン)、現地住所(イギリス)の証明書(オーナーのサインがあれば紙っぺら一枚で良い)、その他日本から発行されている証明書(国際運転免許証など)です。これらを持っていさ出陣です。すごい緊張です。。。だって英語でインタビューされるんですから。。。(汗

さて、出向くと別室に通されます。そこで支店長らしき人が出迎えてくれます。で、インタビュー開始です。大学との契約内容、期間とか、どこから給料もらっているかとか、いくらもらっているか、毎月いくら使う予定で、いくら預金するつもりがあるか、などなど色々聞かれ、色々言われます。はっきり言ってまったくわからん!!!(爆 銀行に関する単語とかさっぱり解らないですし、何を聞かれているのかも解りません(泣 何度も何度もSorryを連発して理解することに徹します。途中、Yes?No?とか聞かれた時が困り果てます。うかつにYesとか言えないですからね。お金の事だし。私が解る範囲では、どうやら銀行口座にも様々なタイプがあるらしく、旅行保険やら車の保険、携帯電話の保険がついていたり、口座も普通口座のみ、月掛け口座やもう一つdaily accountなる口座があるもの等々。。。さっぱり意味が解りませんがとりあえず最もシンプルのもので、と私は言います。保険、いらない。口座もそんなにたくさんいらない。口座を開いてもたくさん預金するつもりはない、等々。しかし、携帯電話の保険だけは絶対に入った方がいい、と言われ、それが付いている一番お手頃な口座にしました。どうやら携帯電話をこちらで契約する時に保険に加入することになり、その金額は銀行よりも高いらしいということで。。。なんか騙されている気もしましたが、ま、6£なら良いかなと。他が5£でも大差無いかと。
で、そうしたら結局デビットカードといういわゆるクレジットカードみたいなやつと、daily accountとmonthly account、current acccountなる、3つの口座を持つことになりました。うーん、とにかく複雑で難しい。しかし、携帯保険が付いていて、かつ、最も手数料や口座維持費が安いものなので、まぁ仕方ないかなと。どうせ帰る時には解約するし。。。^^; ちなみに未だに口座の違いははっきりとはわかりません。とりあえず、monthly accountに毎月一定額(最低20£)を入れていけば良いみたいです。ま、入れないと罰則があるっていう訳ではなさそうですが。入れてくれないと金利を満額もらえないということみたいです。私は金利が目的ではないので、まぁ適当に入れてますね。

と、1時間くらいどっぷりとわけのわからない英語を聞かされながら やっとのことで握手に至り、本格的に書類を作成し、サインをして、終了です。
はーーー、ほっっんっっっと疲れます、これ( ̄o ̄;)

で、後日、郵便で書類が6通くらい届きます。4日くらいかけて次々と。

焦ったのは、いわゆるキャッシュカードが無いということです。saving cardというのですが、これがいくら待っても来ない。来ない。来ない。。。。で、焦って支店に出向くと、契約上、それは使えないとのこと(汗 インターネットバンキングのみだと。。。
なんですと??と思いましたが、今更一旦契約を破棄してもう一度アポイントを取って、そしてまた1時間の面接を受けて・・・・と考えたら鬱になったので、そのまま何とかやっていくことにしました。
ネットバンクは日本でもやったことないし不安でいっぱいでしたが、まぁとりあえずはネットにつないで挑戦です。あーだこーだ試して理解。うん、使えると思う。。。。

しかしですね。。。まずどうやってお金を入れるんだ???ネットバンクに入れるのにそもそもどこから元本を投入するんだ???デビットカード???うーんわからん。。。
ということで、再度支店へGO!!!もう嫌だー(T△T)
店員に尋ねると、「あーそれはここでしか出来ないよ。」とのこと。なんですと??
それにはデビットカードとピンコードが必要とのこと。で、再度出直し(本当に泣ける)。。。。
で再再度出向いて何とか現金で預金に成功\(^o^)/
おめでとう、俺。本当によく頑張った(T T)長い戦いだった。
と一人感無量でした。(大げさw でもあながち嘘ではない)

ちなみに、後でわかったことですが、日本の銀行に問い合わせて海外送金が出来るようにすれば、日本の銀行から直接バークレーの口座に入金することも可能なようです。その際また審査とかがあるみたいですけど。。。お金ってホント大変ですね^^; 正直、それを知っていれば初めからそうしたかもしれません。でも、非常に貴重な体験でした。
もうやりたくないですけど。。。

その後は今に至るまで、なんだか色々と電話がかかってきてYesとかNoとか聞かれて毎回困っていますが、それでも何とかやっています。ぶっちゃけ、おかしなお金の減り方があったら問い合わせて契約を破棄すれば良いのですから。

どうでしょう。こんな感じです。正直、「よくわからない」を連発して読んでくれいている人の役に立つのかどうかは不安ですが、というか、絶対役に立ちませんが、多少なりともニヤニヤ笑ってくれる人がいれば幸いです(爆 ^^;

で、ここまで苦労して開設した銀行口座。何に使うかっていうと・・・携帯電話の契約です。支払いを毎回インターネットバンキングでやるためです。それが一番楽だとラボの皆に言われたので。
そもそも携帯の契約もけっこう大変みたいで。。。こちらに住んでるという証明とか収入に関する証明とか、なんだか色々必要って聞くし。。。特に外国人は。。。でも、銀行口座をもっているっていうこは、その辺の諸々をクリアしているということで何かと便利だ、と理解して苦労して口座を作ったわけです。。。。携帯に限らず、これから生活の幅が広がるにつれて必要になるであろう支払いや契約が、より簡単になるという期待も込めて。。。にしてもかなりの労力だったなぁ。。。

とうことで、やっとこさで携帯を買う段階に来ました^^v
何にしようかなー。やっぱりiPhoneかな〜
その変はまた今度☆

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