英国でポスドクをして大学教員になった若手研究者のブログ

ポスドクの研究留学日記的なブログ

2013年4月28日日曜日

学振とポスドク

どうも、Yskです。
最近は晴れの日ばかりで、1年分の晴れの日を使い切ってしまうのではないかと不安すら覚えます。ばく

さて、まずは、すみません。今回はえげつない話なのです。ここ数ヶ月、私のとある記事にいきなりアクセスが急増しています。 ブログやってる人は知ってますよね。一日に何件のアクセスがあって、どの記事が読まれているかって。私のブログは商業用でも宣伝用でもないので普段はほぼ無視ですが、今回はちょっとどうしても気になってしまいました。

それは、読まれている記事が「学振・海外学振」に関する内容だからです。私が海外に出るきっかけを与えてくれた日本学術振興会(JSPS)という独立行政法人の支援機構です。
これに関して書いたやつはこちら。
http://vl--lv-orgchem-jpn-ox.blogspot.co.uk/2012/04/blog-post_18.html
http://vl--lv-orgchem-jpn-ox.blogspot.co.uk/2012/12/blog-post.html

近々その申請の締め切りがあるんですね。なので申請書の上手い書き方、学振に関する情報などを得たい人が研究者界隈で急増しているんでしょう。学振、特にPDや海外学振は若手研究者(ポスドク)が研究生活を続ける上での死活問題ですから、良い情報を揃えるというのは必要条件です。と、必死になって情報収集をしてくれたおかげで、私の所のアクセスが異常に増えているわけです。(嬉しい話ですがね。ありがとうございます。)

しかしですね。。。私のこのブログはそのような方に役立っているとは思えません。汗
ごめんなさい。爆 多くの方が必死になっている所を無駄な時間を取ってしまっている感じがします。。。なので、私なりの考えを書いてみたいと思います。

その前に。この様な内容について非常に詳しく書いている人はごまんといらっしゃいます。「学振 申請書 書き方」とでも入力してググれば一発で膨大な検索結果を得られます。中にはまとめサイトみたいにしてくれているのもあるので、とにかく情報が欲しい人には参考になると思います。中には研究室のHPで公開している場合もありますね。審査委員の先生が書いてくれているのだから、有り難い情報であります。

さて。結論から行きます。
「十中八九の攻略法なんて無い」

これが結論です。爆 ダメやん。笑
私は落ちたこともありますし通ったこともあります。その経験から考えるとそうなるのです。今まで「良い書き方」的な情報をネットで真面目に読んだことはありませんでしたが、今回多少の記事を読んでみるに、攻略法とは言えない感じがします。というか、指摘されていることは、世の中の常識に過ぎないと思うのです。人様の時間を奪って読んでいただく文章が解りにくい物であったら、申請の可否の問題以前に失礼そのものです。そのくらいの気を遣ってください、ということに過ぎません。

じゃあどうすりゃいいんですか??という話ですが、先ほども申しました様に絶対大丈夫なんて無理です。しかし、最善は尽くしましょう。それ以外に方法はありません。以下に私が思う最善を考えます。上述の常識に関しては除きますが。
(ちなみに、どう考えても絶対通る書き方なんて存在しないとは思いますが、ある意味で闇に包まれた評価方法には問題が大いにあると、私は思います。これに関しては後半に書きます。)

まず成果を挙げましょう。発表論文数が多い方はそれだけでOKです。これが一番強力な手段。(特に海外学振やPDはこの項目の重要性が大きいと私は実感しています。だって、大学院から5年以上も研究やって来て、発表論文が少ないということになると、どうしても研究者としての素質を疑いたくなるのは、ごく自然な理解でしょうから。)

次に良い評価書を作成していただきましょう。というか、そのような評価書を作っていただけるように、常日頃努力しましょう。評価書がダメな人はまず通らないと思います。本人の意見よりもプロフェッサーの意見の方に重みがあるのは当然ですもん。基本的に指導教員の先生に評価をしてもらうことが多いと思いますが、その先生と上手くやっていけない場合、その半分以上は自分に問題があると思いましょう。 努力の跡を示し、自分の能力も理解してもらうようにしっかりとしたコミュニケーションとディスカッションを頻繁にしましょう。少なくとも成果が出ていなくても研究遂行能力があることは理解してもらいましょう。そういう努力は惜しまずやりましょう。

と、あまり申請書と関係無いことを先に書きましたが、ネットで情報収集をしている人の大半は当落線上にいるぎりぎりの人たちでしょう。上記の2つは自分ではどうしようも無い場合も多いですから、以下ではそれ以外の事を書いてみます。

まず失礼の無い文章を書くように、自分だけでなく他の人にいったん読んでもらうことを私はオススメします。特に専門が同じで無い人が良いですね。その人が理解不能な文章を書いていたら失格でしょう。笑

そして、その上で私が最も言いたいことを書きます。
「オリジナリティを伝える」ということです。この手の話になると、面白みがある研究内容じゃないとダメ、という事を聞きます。面白さが伝わるように、とも聞きます。じゃあその面白さって何なんでしょうね?私はこの非科学的な物差しを、オリジナリティの有無と理解します。今こうやってネットで情報を集めてそれを詰め込んだだけでは絶対にダメなんですよ。それで満足しているのは自分だけでしょう。その上に、研究のオリジナリティを表現する必要があると思います。

これから行う研究の重要性や独創性、または将来性について、適確に表現する必要があると思います。ただし、ここで重要なことはその実現可能性であります。海外の申請書を書くと解るのですが、単なる夢物語は評価を下げる要因になります。発想や着眼点の良さを起源として、目的の研究をどの様に開拓していくのかというプロセスを、現実味を持って伝えなければならないと思います。それが科学的なプロセスです。重要な参考文献を引き合いに出して論ずるのは一つの手でしょう。(natureやscienceなどのビッグペーパーである必要はないと思います。そんな陳腐な評価基準は捨てましょう。オリジナリティという観点からするとマイナス効果にもなり得ます。)手段は色々とたくさんありますが、とにかくオリジナリティや目標(夢)と実現可能性の絶妙なバランスを取ることが肝心かと思います。

それと、オリジナリティと言えば、研究だけでなく申請者そのものにも言えることです。これが出るのが、「自己評価」や海外学振の「海外で研究することの意義」でしょう。つまり、自分がどのような人間で、これからどのような研究者になろうとしているのか、という、いわゆる「自分という人間を表現する場」であります。この部分をネット情報に基づいて、他人様と似たり寄ったりの話を書いても面白いわけがありません。私は、自分自身と深く向かい合って、独特な自己分析を行うことを薦めます。他の誰にも真似できない私、これこそがオリジナリティ溢れる私、なのです。 研究計画と同等、またはそれ以上に練りに練って書くことを薦めます。(私が惨敗した時は、この部分が非常に足りなかったと反省しています。それでも絶対通ると言うことは言えませんが。)

ネット情報については、ざっと見てみただけですが、それで目に止まらなかったことを書いてみました。私と同じ、若手研究者の皆様の少しでも助けになれば幸いです。読んでくれた研究者の皆様、何かご意見があればコメントをいただけると嬉しいです。

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以下、話は変わります。まだ興味がおありの方は、どうぞお読みになって下さい。

今回、もう少し書きたいことがあります。それは学振の評価についてです。私は学振の申請書で絶対大丈夫な攻略法なんて無い、と書きました。それは評価そのものに問題があるからだと考えます。海外のものと比べてみると、その不思議さに気がつくのですが、研究者同士が同業の研究者の評価をするって、非常に難しいのではないか、と。客観的になれと言っても無理があります。政治的な要因だって無いと言えば嘘に決まっています。狭い世界ですから。そして、何よりも私がおかしいと思うのは、申請書の評価は落ちた人だけに開示され、しかもそれがABCDのみということです。これでは、なぜ落ちたのか、何が良くなかったのかを分析することが非常に難しいです。発展性がありません。

海外はどうかというと、欧州最大のファンドの場合、審査委員は科学的専門知識を持っていますが、研究者ではありません。なので、研究内容についての理解はできるけど、研究者の世界で生きているわけではないので、政治力学に流されることは日本よりも少ないと感じられます。更に、1つの項目ごとに、良い点と悪い点が2,3点書き出されます。これによって、自分の申請書の分析が適確にできるわけです。どのように書くべきか、回数を重ねれば確実に解ってきます。これこそが日本学術振興会のシステムに足りない部分だと思います。

アメリカも同様らしいですが、欧州も博士を取得した人が務める機関で、このように科学研究費を司るファンドの審査をするところがあるようです。日本のように、研究者の先生同士がお互いの研究を評価し合うということは希なようです。(詳しくしらないので、情報収集不足の可能性もありますが。。。しかし大型ファンドに限っては、専門の審査委員がいるとのことです。) 私は、良い意味でドライな判断が下され、かつ、評価基準も明確にされて、申請者側からするとやりやすいシステムなのではないかと思います。日本の場合、現状のシステムだと、どうしても大御所の有名な先生の所にお金が集まりがちですし、政治的に力を持った先生には刃向かえないということが、負に働く場合も考えられます。資金の潤沢さが研究成果にある程度の影響を与えるとも言えますから、そのあたりで不平等が起きているとも言えます。つまり、「競争的獲得資金」と言いながら、実は本当の競争ではない部分も大いにあると、私は思うのです。

審査をする先生の立場から考えても、 良いとは思えません。まず、審査をしっかりしようと思えば思うほど、本業の研究や教育に打ち込む時間が減ります。そして、知っている先生やその先生の学生だったりすると、客観性を重んじた評価に困難が生じます。大御所の先生だったら、やりにくいことは言うまでもありません。学振に限らず、いわゆる科研費だって同じでしょう。本システムには問題があるのです。

私達ポスドクにとって、自分の給料も含めた資金繰りは死活問題です。そこにかなりのエネルギーを注ぎます。だからこそ、評価基準や結果の明確さが望まれるのです。論文発表重視ならそれを開示すべきだし、どのような若手研究者を優秀と定義するのかも明確にすべきです。大切なのは、ABCDという記号で表される評価ではなくて、もっと内容の濃い評価なのです。そして最終的には、どのような研究者を育成する意思があるのか、その明確な方向性を見せるべきです。多様性という感じの良い言葉で濁すべきではありません。日本学術振興会は日本学術会議という日本学術界の最高機関に付随する財団のようなものですから、いわゆる「村社会」とならないように、現在闇に包まれた部分をクリアにしていくべきだと思います。そうすれば、少なくともそれにそぐわない研究者はポスドクにはならないでしょうし、能力の劣るポスドクが日本中または世界中を漂流しなければならなくなる、という悲惨な状況も減少に向かうでしょう。イギリスにいて考えるに、日本の学術システムで欧米に劣る部分は、このシステムによるところが大きいと思います。

総じて、日本学術振興会のDCやPD、海外学振には本当に感謝していますが、現状のシステムは変えるべきだと思います。有名大御所の先生の既得権益になりかねないこのシステムを辞めて、学術振興会の内部に専用の評価委員会を設けることを提案します。 余剰博士の新たな受け皿にもなるでしょうし、日本の科学技術界の将来のビジョンを描くにあたり、彼らが大いに活躍できる可能性も開けます。もっと言えば、文部科学省にもそのような部署が設けられることを望みます。厳しい研究の世界で激しい競争を体験してきたものの、不幸にも研究の世界には残ることが出来なかった人たちを、次の世代への社会還元を行うために有効に活用するのです。ポスドクと言えば、不幸にも社会的には非常に弱い立場なのですが、彼らが得た知識や体験は貴重なものなのです。彼らを社会へと上手く組み込むシステムを構築することは、科学技術立国を謳う日本にとっては大いに有益なことだと思います。彼らが活躍できる場が与えられることを切に望みます。(自分がいずれお世話になる可能性も含めて。。。笑)

学振に絡めて将来の日本の科学技術界を考えてみたYskでした。

ふぁ〜〜〜〜、考えると疲れるぜ〜。また次回!^^/




2013年4月25日木曜日

小さな冒険

きちんと整理された心を持つ者にとっては、死は次の大いなる冒険にすぎない


 最近本で知った言葉です。非常に印象深く心に残りました。整理された心・・・深い。。。

さて、それはさておき、こんにちは。Yskです。今週は春の陽気がやって来て、穏やかなイギリスの春です。そろそろサンズアウトガンズアウトの季節ですね^^今回はこないだのエディンバラ旅行の番外編から行こうと思います。

僕は本当に旅が好きなんですよね。言わなくてもわかるって?^^;はは。しかし皆さんの旅の目的って何ですか?色々ありますよね。僕は大まかに言って4つです。その土地の歴史、文化、人間の観察。飲食(ご当地料理と酒)。自然(その土地特有の気候が織りなす美しさ、または凄さ)。そして偶然の出会い。前3つについては前回、なっっっっっがーく書かせていただきました。笑 今日は残りの偶然の出会いについてです。

僕は電車の旅を好みます。もちろん時間との兼ね合いですが。飛行機って何回も乗ると、もう楽しみはほとんどないんですよね。いくら機内食とか凝っていただいても、まあ所詮は機内食の域を出ない感じがします。雲の上を飛んでく様子とか太陽を見るのは好きですけどね。でも飽きる。笑 というと、飛行機にいちゃもんつけているだけになりそうですが、電車というより、僕は線路に何故か不思議な魅力を感じるんですよね。飛行機がたくさん並ぶ空港もかっこいいとは思うのですが、なんか「鉄道」って何か心を惹きつけるんですよね。そして、がったんごっとん行く時に見える景色を見るのも好き。どんどん変化していく様子が乙です。僕は鉄っちゃんじゃないけど、共感してくれる人、いるよねー??^^

そして、こちらに来て本当にいいな、と思うのが、その偶然の出会いです。いきなり日本語で喋りかけてくる車掌さん。まったく予想しない展開で話が弾みます。チケットを切りながら、私が知らない日本の話をしてくれたり。電車が遅れれば、ごめんなさーい、と日本式の謝り方をしてから、「正しい謝り方は?」とか聞いてきたり。電車が遅延したおかげで、隣に座っていたおじさんが話しかけてきたり。「もう本当に遅延が多すぎてこまったもんだ。怒っても仕方ないから諦めてるよ。疲れるだけだし。」とかそんなイギリス話を共感したり。

バーミンガムで乗り換えに困っていると、「大丈夫か?おまえ。」といきなり寄ってくるおじさん。「ダメ」というと、ちょっと来いって言われる。あー正確な場所に連れて行ってくれるんだって思ったら「はい、あそこの青いジャンパー着たおっさんに聞いてね!」って去っていく彼。笑 えっwwwちょっwww的な。笑 青ジャンパーのおっさんに聞けば早口で何を言ってるのか5%未満の理解。爆 終いにはプラットホームに並んでるおばさんのチケットを横からチラ見する始末。orz ま、色々ありますよね、旅って^^ それがまったくイライラせずに普通に楽しめる所が旅の心地よい部分なんだと思います。こんな偶然が好きなんです、私^^

ヨークでもう一度乗り換え。大きな時計を撮っていたら、「一緒に撮ってあげようか?」という窓口のお姉さんというにはちょっと苦しいおばさん。笑 異国人を奇異な目で見つめる金髪が美しいお嬢ちゃん。でも手を振って笑ってくれる。隣を見ればこちらも奇異な目で見つめる僕ちゃん。こちらから手を振って笑顔を作ると、今度はぷいっとそっぽを向かれる屈辱。笑

最初の電車が遅れたせいで次の電車の予約席を失い、ヨークからは出入り口に座り込む。これから3時間ここか、、、と溜息をつくも、窓から写真を撮りまくる。気がつくと向かいに同様に座っていたスコティッシュであろう女の子が(恐ろしく綺麗!)ウインクとスマイルをくれたが、急にちょっとどうしようもなくなって移動する情けない私。笑

この旅で最大の偶然の出会いは、ベーリック・アポン・ツイード(Berwick -upon-tweed)との出会いだ。車窓からしか見えなかったが、それだけで心を奪われる景観。ガイドブックにも載っていないスコットランド国境の小さな街。しかし、実に綺麗。ツイード川の河口の街で、海に近いその河口に美しい橋がかかっている。太陽の光を浴びた海とその橋、そして街の様子が調和していて一瞬で心を奪われる。調べてもとても少ない情報量のこの街。しかし、確実に魅力的である。次に北に向かう時は必ずここに立ち寄るんだ。こういう発見がたまらなく面白い。


僕が旅に期待しているのは、ちょっぴり冒険じみたことだという感覚がある。大きな壮大な冒険にはほど遠いが、しかし何か予想しないことを求めてわくわくしている。旅で見たメインの城や建築物、文化遺産や自然遺産、そして美味しい食事やお酒。それらよりも圧倒的に印象に残らず、そしてすぐに忘却の彼方へと消えてゆく、そういう小さな思い出たち。しかし、それを少なからず求めて旅に出る自分がいるのだ。そしてそんな旅の途中、私は必ずと言って良いほど五感が刺激されて敏感になっている。それらの刺激は普段というか日常では得られない快感を与える。そしてその快感は一抹の寂しさを伴った不思議な幸福をもたらす。

考えてみれば、というか、気がついていたけど、研究には旅に似るものが宿っている。日々新しい何かが起こり、それに一喜一憂する。(多くの場合は失敗の数々。。。それを確認するのだが。。。でも新しい。)ベッドに潜って翌日の仕事を考えれば、わずかなドキドキを覚える。本当にごくわずかなのだが。予想しない結果に、つい笑みがもれる。多くの場合は苦笑いなのだが。しかし、「ありえねー」と言って実は喜んでいる自分もいる。そんな日々の数々の記憶は、一つの仕事を達成した後には自然と印象を薄めていく。しかし、自分はしょうもない多くの場合失敗におわる出来事のほんの一部に、何か面白いことを期待し、わくわくしている。僕にとって研究は、有機合成という世界を旅する中での小さな小さな冒険なのだろう。(なんてストレスが貯まる旅だ!)そうやって楽しみながら研究生活を送りたいと思う。

と、ファンタジーを考えてみたけど、、、それよりもっとリアルな旅人にもなれるんだよな。ポスドクという旅人。笑 ははは。イギリスでしばらく時を過ごしたら僕はどこに行くんだろう。。。日本に帰る?アメリカでも行く?アメリカに行けたらその次は?ドイツやフランス等の欧州の他の国?成長著しい中国?莫大な国費をかけて世界中の研究者を国策で集めているシンガポール?

・・・でも。やっぱ日本だよなー。最終着地地点は。日本の化学教育に本当に微力でもいいから携わりたい。旅は旅だから楽しいのであって、旅が仕事じゃ苦しいよね。趣味は趣味だから楽しいのであって、趣味が仕事に完全に重なる場合は極めて希と考えるべきだろう。

じゃあ、いつ帰るのか・・・


今でしょ!!


・・・なんて上手く行くわけねー。笑 無理〜。笑

今年のうちにその辺も考えることとしよう。日々の小冒険を楽しみながら。

Yskの独り言でした。

 ベーリック・アポン・ツイード(Berwick -upon-tweed)の風景

2013年4月15日月曜日

Edinburgh 旅行記

こんにちは。Yskです。今週もがんばって書きます。
というか、最近遊びが多いせいかネタが余っている感じで、消費しなければという異常事態になっております。笑 (仕事しろ←)

今日はこないだ行って来たエディンバラの旅行記を書こうと思います。
そ もそもイースターホリデーには海外に行こうと思ったのですが、パスポートが直前まで手元に無かった!せいで、安い飛行機が取れませんでした。orz 天気 を調べると、「イギリスでは極めて貴重な」晴れ☆ なので、どこか行かないのは非常にもったいない!と言うことで、あれこれ妄想を巡らせた結果、エディン バラになったわけです。
渡英して3ヶ月くらいは、「こんなに太陽が出ているのに部屋の中にいるなんてもったいない」とか言われても、「何 言ってんだ?怠け者が!!」的な印象でしたが、今になって痛感します。 イギリスで一日中晴れる日なんて、1年間にほとんどない!!!!なので、もう、どこかに行かずにはいられない^^b そんなホリデーでした。

さ て、エディンバラ。イギリスの北、スコットランドの首都ですよね。名前は聞いたことがあるけど、日本に住んでいるとイマイチ、ピンと来ない感じかもしれま せん。イギリス(GB)と言えばロンドン!っていうのが普通だと思いますし。そもそもイギリスに来てもロンドンだけで帰ってしまう人も多いのではないで しょうか。私もこちらに来るまでは、エディンバラの良さを知ることはありませんでした。
ただ、イギリスに来ると、皆さんがこぞってエディン バラとヨークに行け、と言うのです。あと、コッツウォルズとバース。実はコッツウォルズとバースはもう既に行って来たのですが、ちょっとタイミングを逃し て、ブログに書けていません。。。機会を設けて報告しようとは思います。。。
ということで、今回はエディンバラです。

朝7時半、Oxford発。電車で行きます。総じて7時間!遠いです。。。
距 離にしてOxfordから700キロ。(電車経路で。)だいたい東京ー倉敷間くらいでしょうか。遠いですね。。。でも、これで7時間かかるのですが、日本 だと新幹線で3時間!日本ってすごい国ですよね、本当に。このあたりの利便性は世界一、間違いないと思いますよ、私は。ちなみに飛行機だと、ロンドンまで 出るかバーミンガムまで電車でその後飛行機に乗り換えです。値段は飛行機で往復100ポンドくらい。電車が140ポンドくらいです。電車の方が高いや ん!って話ですが、そもそもロンドンの空港まで行くのにお金と時間がかかりますから、そんなに大差無いっていうのが私の印象です。というか、私、電車のん びり旅が好きなのです。ぼけっとしたり、物思いにふけってみたり、景色をぼんやり眺めてみたり、爆睡してみたり。 きっと、今こうして読んでくれている人の中にも、好きな人、いるでしょう??^^

こんな感じの道のりで行く。

さ て、エディンバラに行きます。オックスフォードからバーミンガムに行く電車が遅れたせいで乗り換え時間に間に合わず、1時間遅れの計8時間の所要でした。 まあ、イギリスではよくあることですね。時間通りに動かない電車。。。やはりね、日本の電車って凄いと思います。1分でも遅れたら「申し訳ありません」と か言ってるんだから。でもね、こちらの車掌さんに「ごめんなさ〜い」っていきなり日本語で話しかけられて、「次〜の、バーミンガムの、乗り換ーえ、わかり まーすか?」とご丁寧に日本語で聞かれたのがツボでして、特にイライラもせずに乗っていましたけどね^^ ちなみに、私は英語で良く知らないので情報を教 えて欲しい旨を伝え、彼がまた日本語で返してくれるという、奇妙な会話を続けていましたが。笑 しかし、よく自分が日本人だってわかったな、って感心して しまいます。私、韓国人に間違われることが多いんですけどね。><ばく

で、到着〜。とりあえず駅を出ます。で、お金をおろ さないとまずいなと思ってATMを探します。それで、お金をおろしたら、あらまー、びっくりでございます。お札が違うやんけ!!スコットランドのお金はポ ンドなはずですが、紙幣が違うってどういうこと??って思ったのですが、まあそんな事を考えていても時間の無駄なので移動です。

ま ず、駅の前から街全体を眺めます。西にエディンバラ城が見えます。駅の真南にセントジャイルズ大聖堂、東にカートンヒルがあります。エディンバラ城から東 に伸びる小高い丘が古い町並みになっているみたいで、その通りをロイヤルマイルと言い、そこに先の大聖堂などが点在するという感じです。

 東西を軸とするエディンバラの街の地図。地図ではわからんか。。。

特 に荷物も重くなかったので、ホテルに向かうより先に、東側のカートンヒルに向かいました。私は写真を撮るのが好きなのですが、夕方の時間帯ですと太陽が西 から当たるので、カートンヒルにあるモニュメントや北海の海が綺麗かな、と思ったのです。逆に東側から西を撮ったら完全逆光です。逆光をものともしないカ メラってあるのでしょうか?僕は知らないのですが。あったら良いですよね。逆光の景色も素敵ですもんね。

で、カー トンヒル到着です。駅から15分も歩くと着きます。階段を登りますと、、、素晴らしい眺めです。肉眼で見る限り、夕日を浴びる古い町並みは非常に美しい。 北を振り向けば夕日を浴びる海。本当にキレイな景色です。後ろを見れば、ギリシャ建築様式のモニュメント(未完成のままらしい)とアーサーズシートの変な 形の山?台地?。どこを見ても美しい物ばかりで、しばらくその景色を眺めながらぼんやりとしてしまいました。ここに来ただけで、イギリスで一番プリティな 街と誰かが言っていたのがわかります。さすが街全体が世界遺産なだけはあります。一人で感激です。ほんと、子供のように。笑
旧天文台?だったけかな。。。

西日を浴びるモニュメント

海もきれい。

そのベンチ座らせてよって思って待っていたのにどいてくれなかった。怒
 
 奥にアーサーズシート。

し ばらくの間、景色を楽しんだら、カートンヒルを降ります。次は街の中心、ロイヤルマイルです。ここは観光客だらけの賑やかな場所でして、パブやレストラ ン、カフェ、スコットランドのお土産を売る店等がたくさんあります。スコットランドの特産品として目に付くのは、やはりまず第一にウイスキー☆相当な数が ありそうですし、専門店も多くあります。続いて、知らなかったのですが、カシミアも名産らしいです。カシミアの店はウイスキーのお店よりも数が多く、本当 に至るところで見られます。

ホテルだったとおもう。しかし綺麗。青空が良い。

そんな感じの街を歩いて、まずはパブに入ります。とても遅い昼飯です。目的は・・・ハギス!!何それ?って人が多いと思いますが、ハギスとは
「茹でた羊 の内臓(心臓、肝臓、肺)のミンチ、オート麦、たまねぎ、ハーブを刻み、牛脂とともに羊の胃袋に詰めて茹るか蒸したプディング(詰め物料理)の一種であ る。さまざまなバリエーションが存在し、内臓は主として肝臓が使われるが、心臓や腎臓を使う場合も多い。近年では胡椒などの香辛料 を使うことが一般的となっている。
こってりしており、スコッチ・ウイスキーとともに供せられる。ウイスキーを振りかけて食べることも多い。」

ロイヤルマイル。西から東を見る。海まで見える。

絵になる街並。
 
だ そうです。(wikiより)聞くだけですと、なんじゃこりゃ!?ですよね。。。笑 ガイドブックには日本人の口には合わないかもって書いてあるし。。。し かし、非常に興味をそそられる食べ物であることには間違いありません。スコットランドに来たら食べない訳には行きません。 パブに入り、まずはスコットランドのエールを注文。間髪入れずにハギスをオーダーです。ハギスくれ〜。ハギス。ハギス。
スコットランドエールもたくさんあるのですが、僕が飲んだエールは味が香ばしくて、ギネスビールに近い味で美味しかったです。で、飲みながら待ちまして。。。
来ました!ハギスです!・・・・やはり見た目は良くない。笑 わー美味しそう!ってなりませんよ、まったく。子供が見たら嫌がるでしょうね。赤ん坊の口に持って行ったら泣くでしょうね。そんな代物です。
で、 食します。美味い!美味いじゃないか!臓物の味というよりは、スパイスの味です。けっこう深い味だと思います。それに英国お得意のグレービーがかかってい ます。うん、美味しいですよ、これ。エールに合います。景色、食事、酒。やっぱ旅の楽しみはこれですよね。 満足です。軽々と全ていただきました。ごちそうさま。とても美味しかったです^^

まずはエールとおつまみのイカの唐揚げ。

おまちかね。ハギス。(右)

 エー ルを飲んで、ハギスを頬張り満足した次は、また街を歩きます。まだうきうきしています。楽しい街です。酔っているのもありますが。笑 それで、ホテルに向 かいます。ホテルは直前に探したこともあって、安いホテルが無く、65ポンドもするホテルになってしまいました。日本円だと1万円くらいしてしまうホテル ですが、まあそれだけのことはあって、そこそこオシャレなホテルでした。

こんなホテル。市街地から徒歩25分。

ホテルの窓より。

ホ テルに着いて荷物を下ろして、コーヒーを入れて、、、眠りに落ちます。気がつくと真っ暗です。急いで街に出ます。夕食です。昼間に見つけておいたもう一つ のパブに向かいます。夜の街は昼の姿とは様を変え、また違った魅力を放っています。一眠りして、また元気を取り戻してテクテク歩きます。

夜は姿ががらりと変わる。ちなみにこれは別のホテル。

 夜には夜の魅力がある。

さ、パブに付きます。ハギスをもう一度、、、と思いましたが、何と売り切れ!!泣
と言うことで、次はスコティッシュサーモン!これでしょうー。で、もちろんエール付き。にやり。 しばらく待っていると来ました。サーモン!美味い!エールも美味い!もくもくと食べます。うまい。うん、うまい。
サーモン。美味しいです。でもハギスの方が好き。

さらっとたいらげ。お次は、もう一つ忘れてはならない物。ウイスキー!!スコッチです。スコットランドはスコッチウイスキーの天国ですからね。じゃんじゃん飲みます!まずはラガブーリン(Lagavulin)。刺激的にスモーキーでよろしい。男っぽいですね。美味しいです。するりと飲んで、次は同じくアイラモルトのブナハーブン(Bunnahabhain)。 これは、、、ちょっとびっくらこきました!美味しい。非常に美味しい。スモーキーと甘みの絶妙なバランスが素晴らしいです。ロックで飲んだのですが、最初 の濃いうちはスモーキーさと後味の辛みが強いです。しかし、氷が溶けて来るとだんだんと柔らかくなって、甘みが際だつようになってきます。すごい。この変 化を考えた人を尊敬します。すばらしい。次はダルウィニー(Dalwhinnie)。これはアロマティックな香りが強いですね。貴重なシングルモルトらしいですが、ちょっと好みではないかも。もう少し刺激が欲しいです。が、美味しいことには間違いありません。普通に飲めます。次はタリスカー(Talisker)。これはすごい刺激的な味です。辛い。ただ、ちょっとそれだけな感じがします。スモーキーなのは私の好みですが、もう少し引き出しが欲しい。このくらいスモーキーなら、アードベッグ(Ardbeg)くらいスモーキーで刺激的で辛くてドライだけど、何か良い後味が残る、そんなのが好きですね。さて、次はハイランドパーク(Highland Park)。これは少し甘くて、少しスモーキーで、しかもしつこくない!バランスが非常に良いと思うシングルモルトでした。美味しい。これはそんなに希少な物でもなさそうなので、日本で常備してもよいかも、とか思いました。はい、次。グレンキンチー (Glenkinchie)。これは軽い!そして香りが良い。美味しい。ですが、長くは飲めないかな。好みがちょっとだけ違うかも。もう既に完全に酔っぱらっていますが。最後はてっぱん。マッカラン (Macallan)。ちょー有名所ですが、満足しないと終わらないので、最後は外さない味を選びました。やっぱりうまい。まちがいない。王道の味ですが、良い物は良いという安定感がありますね。さーもうヘロヘロですが、非常に満足した夕食でした。
スコッチウイスキー天国。

ふらつく足で散歩は続きます。夜の散歩です。11時を回るくらいですが、既に人が少ない。静かな街です。みんなウイスキーで酔ってしまって寝ているのかな?私は一人、エディンバラ城に向かいます。坂を上り。目の前が開けます。目の前に城が表れます。

すごい。本当に凄い。力がわいてくる。

美しいです。何故か力がみなぎって来ます。美しい物は僕に力を与えてくれるようです。しかも、周りに人がまったくいない。僕一人がエディンバラ城と対峙しています。地面に一人座り込んで、写真をとりながら、眺めます。良い夜です。

夜のセントジャイル大聖堂。
 
名前忘れた。けど、いい。

人が本当に少ないロイヤルマイル

し ばらく眺めた後でホテルに戻ります。ホテルの受付で 翌朝の日の出の時間を聞いて就寝です。明日は日の出を見に行くんだ!・・・・気がつくと目覚ましの音です。眠い、、、と思いながらも窓を見ます。オレン ジ・・・オレンジ!!!日が出てるじゃないか!!日の出45分前に起きるはずだったのに!!おかしい。。。おかしい。。。と思いながらも、ダッシュで着替 えて街に出ます。

 おはようございます。
 
大急ぎでエディンバラ城に向かいます。日を浴びるこの難攻不落の城を撮りたかったのです。城に着くと、人はまた誰もいません。また城と二人で対峙します。 彼は朝日を浴びて、オレンジ色をしています。美しいです。何度も何度もシャッターを切ります。遅れてしまったけど、何とかギリギリ間に合った感じでしょう か。

 朝日に映える城。似合う。

続 いて急いでカートンヒルに向かいます。きっと昨日とは違う景色が見えるはずです。昨日は西日、今日は朝日。登ると街が輝いて見えます。東からの光を浴びて 非常に美しいです。朝からすがすがしい爽やかな気持ちです。後ろの海も最高。空も青。また夢中で写真を撮って、ぼんやり景色を眺めてだらだらと時間を過ご します。
カートンヒルより。遠くにエディンバラ城。

さ て、お腹が空いてきたので、ホテルに朝食を取りにもどります。確か10時まで食べられるとのこと。ただ、どうも街の様子が慌ただしいので、通りすがりの おっさんに、「今何時ですか?」と聞く。「9時だよ。お前時計持ってないの?」とか言われる始末。いや、待て。9時だと?1時間早い!!なんと、その日か らサマータイムだったのです。。。全然知りませんでした。私はまだ8時のつもりでした。大急ぎでホテルに向かいます。ホテルに着いてダッシュでシャワーを 浴びて朝食です。走ったせいもあって、もうお腹ぺこぺこです。するとどうでしょう。好きに朝食を選べるビュッフェ形式なのですが、イングリッシュブレック ファーストからコンチネンタルまで、もの凄い種類の食べ物があります。しかも、イングリッシュブレックファーストは豚の血を腸につめて作ったブラックプディングじゃなくて羊の贓物を胃袋に入れて煮込んだハギスじゃないですか!!こんな素晴らしい朝食!幸せです。が、1時間を無駄にしたので急いで食べて出発です。
なんという朝食。手前の黒いのがハギス。にひひ。

午 前中の内に、エディンバラ城を見学します。少し遅れたせいで、チケットを買うのに30分くらい並ぶ必要がありました。チケットを買って中に入ります。思っ たよりは小さな城です。しかし、どこから見ても眺めが良い!特に海を見るのは最高です。東を見ると、海、カートンヒル、ニュータウンが見え、昔と変わらな い景色なんだろうな、と一人で妄想を膨らませます。城の中には至る所に大砲が置いてあり、銃口は街の方を向いています。下から登ってくる敵は、きっと軽々 と大砲の前に屈したことでしょう。自然が作った非常に堅牢な城だと思いました。まさに要塞。その辺の歴史が持つロマンチックさもこのエディンバラ城をかっ こよく見せるのかも知れません。
断崖の自然要塞。
 
 遠くの雪山もよろしい。
 
エディンバラ城からの眺め。ぜいたく。
 
 城の中はそこそこの広さ。景色はどこから見ても最高。

エ ディンバラ城を見学した後は、ウイスキーショップに行きます。お土産のウイスキーを買うのです。しかもメジャーじゃなくて全然有名じゃないやつ。スコット ランドにしか出回ってない物とかだったら最高って感じで。専門店に行って試飲をしまくります。なんかどれをのんでも美味しく感じるのですが、今回はスモー キーさとシェリー樽の甘みの両方を合わせ持つバランスの取れたウイスキーに焦点を絞りました。店員さんが非常に親切に説明してくれます。10くらい試飲し て決めたのが次の3つです。すべてダルユーイン(Dailuaine)、グレンドロナック (Glendronach)、グレンロセス(Glenrothes)。これらは似通っているのですが、風味が多少違っていて、どれも甲乙つけ難しです。値段は1本40ポンドくらい。日本円で6000円くらいです。手が出ない代物ではありません。満足して店を出ます。
選ぶのに多すぎて困る。

さ あ、後は適当にお土産を買って遅い昼食です。最後の飯。もちろんハギスを食す。今回は名前から気に入ったwhiskyというお店に行きます。席に着いて間 髪入れずにハギスとエールを頼みます。今回出てきたハギスはウイスキーソースと一緒にでした。これがうまい!グレービーじゃなくて、ウイスキーをかけて食 べることもあると聞いたいましたが、これがそのウイスキーソースです。グレービーよりも香り高く、おいしいです。昼からエールとハギスという幸せな時間を 過ごし、今回の滞在も終わりに向かいます。
 ハギス、ハギス、ハギス!ウイスキーソースが美味しい。

帰 りの電車の時間まで、ウイスキーを3本抱えながら街をふらふら歩きます。どうでしょう。今まで行ったヨーロッパの街で間違いなく3本の指に入る街です。日 本に帰国する前に、必ずまた来る、そう強く思えた街でした。あー楽しかった。今後はウイスキーと共にこの街の良さをかみしめようと思います。

 良き旅でした。またいつか。

Yskでした。




2013年4月8日月曜日

ロンドン・ラーメンレポート

こんにちは。今週末にようやく春の訪れを感じたYskです。
もうイギリスの冬は嫌いです。雨が多いのになぜかお肌は乾燥。。。お陰様で絵に描いたような肌ガサ夫です。爆

さて、今日は私の大好きなラーメンの話!もう大学で東京に出てからというもの、食べに食べて来ました。と言ってもせいぜいちょっと詳しいくらいでしょうが。。。まあそれなりに、ですね。
ちなみに博士課程の頃は大学の近くの○代け○すけに通いまくった結果、何もしなくても麺大盛り&トッピング全部盛りが出てくるようになり、ついでのライスをおかわりする度にトッピングが付いてくるという境地にまで至っていました。(今思うと、恐ろしいカロリー摂取量だ。。。)

まあつまりは。俺はラーメンが好きだーーー!!!(T 0 T)ということです。笑
そんなんですからね、そりゃこっちに来て寂しい思いをしていますよ。
ラーメンくいてーーー(T T)(T T)って。中にはですね、嫌がらせのようにFBにラーメンの画像を載っけてくる友人がいましてね。そりゃあ、もう、たまったもんじゃないですよ。軽くいじめられている気分です。(嘘ですがwww)

で、やっとイギリスのラーメン情報を仕入れました。一つはオックスフォードにある、Wagamamaというお店。しかし、まあこれは論ずるに値せず。ひどいwww
ということで場所も紹介しません。

やはりオックスフォードでラーメンを見つけるのは非常に難しい。ということで、ロンドンまで出ます。ロンドンにもラーメン店はあるようです。友人づてに聞いて仕入れた情報が今回のメインレポートです。

まずはロンドン三越の地下。「ラーメン・バー」です。
http://www.mitsukoshi-restaurant.co.uk/jp/ramen.html
 場所はこちら。
ロンドン三越と言えばちょー有名なので、もはや場所を紹介する必要もありませんが。まあ有名なオックスフォードサーカスとピカデリーサーカスをつなぐ、リージェントストリート沿いでピカデリーサーカスを南方面に越えた辺りにあります。三越の隣にはジャパンセンターなる日本の物専門店もありますので、便利です。(まあすごい高いですが。。。刺身は日本の2倍は覚悟ですね。)

で、そのラーメンバーで食べます。私はつけ麺を、共にいたハウスメイトのSは味噌ラーメンをオーダー。店内は非常に静かで日本の雰囲気そのものです。「いらっしゃませ」が非常に懐かしく感じる。店内のほとんどは日本人。店員も全員日本人。ロンドンの中の日本、発見です。メニューはその他に醤油ベースの「ロンドンラーメン」なる物があります。

で、出てきました。つけ麺。
見た目は、日本で食べるのと同じ。香り良し。魚介ダシの良い香りがします。食べます。ふむふむ。美味しい。けっこうレベルの高い仕上がりです。スープは魚介系と豚骨系のダブルスープ。良い味を出しています。麺は中太麺でコシがある。日本から直輸入しているみたいです。半熟卵の具合も良いですね。一気に食べあげました。評価10点満点中6点。
大丈夫、これは食べ続けられます。優良可不可で言ったら「良」ですね。でも、間違いなく外国で食べたラーメンの中では1番です。麺にもう少し香ばしい味があったら、、、というのと、メンマの味と旨味が少し足りない、スープに良い意味での甘みとまろやかさがあったら尚良し、という所でしょうか。あ、あと少しチャーシューが塩辛過ぎるのではないか。。。大きさには満足ですが。ということで6点です。でも、ぜんぜん美味しいですよ!

ハウスメイトSは味噌ラーメンです。これ。
私はスープしかいただきませんでしたが、ちょっと塩辛いか。。。もう少し味を薄くするか、薄くする代わりに何かコクのある味を出すのが良いかと思います。食べてはいないので、評価は控えます。が、これも全然美味しく食べられるラーメンだと思います。あくまで、私が比べているのは日本(東京)にいる時に食べ歩いた、名店中の名店と比べてのことですから^^;

ふいー。食べた〜。満足。
が、問題は料金ですね。私のつけ麺は11.8ポンド。日本円で1700円以上。味噌ラーメンは9.5ポンド。日本円で1400円くらいです。それにサービス料で2ポンド以上取られます。高い・・・(T T) 毎日は無理です。一週間に一度でもちょっと、、、という感じです。まあ月に1回ってところでしょうか。でも、イギリスで食べられる貴重な美味しいラーメンですから、まあそこはあまり文句を付けないようにしましょう。きっと、日本から材料を揃えるのでも相当に大変ななずですから。

はい、それで。実はこの三越の向かいの店にもラーメン屋さんがあります。SHORYUという店なのですが。どうやら博多ラーメンらしく「博多ラーメン昇龍」というのも見えます。ということで、行きますか!本日2件目でございます。しかもさっき食べたばかり。笑
こっちは並んでいるんですよね。10人くらいの行列が出来ています。三越に行く前から既に行列で、三越のラーメンバーを出ても行列でした。なので、私も並びます。20分くらいですかね、並んだの。で、入ります。

するとどうでしょう。店員はほぼ全員外国人。一人だけ日本人かも?という人がいるだけです。客層はほとんどが外国人。アジアと思われる人のほとんどは韓国か中国の人ですね。日本人は本当に少ない。。。じゃっかんの不安を覚えながらメニューを見ます。

なんじゃこりゃーーー!!!
非常に興味深いメニューです。
なんか、日本のものをとりあえずラーメンに入れてみました。しかも豚骨ラーメンに、、、的な感じがします。うーんデンジャラスな香り。Yskは怖いので、普通の「SHORYU Ganso Tonkotsu」で行きます。(笑 だめだ。英語で書かれると笑ってしまう。友人は勇敢なことに(っていうか怖い物知らず?)「Wasabi Tonkotsu」です。爆
写真を見てくれれば解るのですが、ドラキュラとんこつwwwとかファイヤーアイスサーモンつけ麺wwwとか、、、まあとんでもない感じのするラーメンがあります。笑
さすがに無理やわ。。。オーダーできん。。。異次元の世界です。。。。あー不安だ。。。

・・・で、来ました。これです。見た目は意外と普通。
味はと言いますと。。。薄い。豚骨らしからぬ味の薄さ。豚骨の甘い香りが全然足りない。キクラゲとかトッピングの味はまあまあですが。ネギは生じゃない?さっと油で炒めている感じがします。そして薄切りじゃなくて、厚切りwww。麺はゆですぎwww。博多ラーメンなら粉落とし、バリカタはやり過ぎにしても、ちょいかためくらいのコシが欲しいです。極細麺ですし。そうめんじゃないんだから。。。スープの味は複雑。。。。豚骨なのですが、すでに紅ショウガで煮込んでいるのか?そういう紅ショウガの味がします。爆 で、トッピングには味噌ラーメンを彷彿とさせるモヤシとニンジンが「こんにちは〜」です。大笑
総合評価4点。orz これでも甘いと思います。日本にあったら即潰れますね。きっと外国人向けの味なんだと思います。日本のラーメンだぜ!しかも日本の物をふんだんにmixしてみたぜ!お得だぜ!って。。。。orz だめだよー。Simple is bestだよー。これはダメですわ。。。

ちなみに、みなさんが気になるであろうWasabi Tonkotsuですが、こんな感じです。
写真では解りにくいですが、豚骨ラーメンの上に、わさびの葉がのっています。しっかりわさび味です。隣のハウスメイトSの箸が止まっています。笑 ないわー。笑 なので、私も食べてみます。・・・うぎゃー。。。これは無いわ。爆 どうしようもない。。。豚骨にわさびという発想がちょっと。。。ないない。しかも、このわさび、けっこうな強いレベルなのですが、これ、外国人食べられるのでしょうか。。。という感じでした。まぁそれでも食べますよ、私が。本日3杯目(2時間も経っていない)。でも、これはもう食べない!これで9.50ポンドとか9.90ポンドとか、、、まさにridiculous!!
日本の皆さん、行列に騙されずにおとなしく三越に行きましょう。

と言うわけで、私Ysk、これからラーメンがどうしても恋しくなってしまった時はロンドンに三越に行こうと思います。うーん、でもやっぱり、日本のラーメンが一番なことは間違いないですね。あー恋しきや〜。

最後にジャパンセンターで買った、「口直し」の豆乳をのせておきます。笑
さしぶりでうまい!!

Yskでした。



2013年4月5日金曜日

Whiskey at the Christ Church

こんにちは。Yskです。3月もあっと言う間に過ぎて行きました。
春、新しい季節です。イギリスはイースターホリデーで休みだったという以外は特に何も変わらないのですが、新しい環境へと旅立つ人、新しい風を受け取る人、全ての人に遠くからエールを送ります。
今年度も頑張って行きましょう^^

最近、思うのですが、何よりも大切なことは前向きな事かと。
皆さん、大真面目に前向きで行きましょう^^/

さて私、休みを利用して、Edinburghまで行って来ました。本当に素晴らしい街でした。これについては後日に書きますね。

さて、今日はウイスキーのお話。私、お酒は強くないのですが、ウイスキーが好きなんですよね。いや、イギリスだからって訳じゃなくて。笑 日本にいる時からですよ!
日本でもビールをまず飲んで続いてウイスキーって感じで飲んでいました。ま、ご飯に合わせて普通に日本酒も焼酎も飲みますけどね。あ、最近やっと赤ワインが大丈夫になってきました!(鍛えると変わるんだな。。。^^;)
まあお酒を好きな順番に並べると以下の通りですかね。
ウイスキー>ビール>日本酒≒焼酎(芋≒麦>その他)>白ワイン>赤ワイン>>カクテル
でしょうか。。。
正直、テキーラとかグラッパとか各国のスピリッツはたまに飲みますけど、自分では買わないので対象外で。笑 

あ、それからエール!!イギリスでこのエール無しにはやってられん!!
すごい好きです。ぬるい炭酸が抜けたビール。ランク的にはウイスキーの次かな、現在。
しかし、日本で飲んだら絶対に不味い気がするので、っていうかあまりに際かファンなので、これも対象外で。笑 でも、エール美味いで〜。ぬるい炭酸ぬけたビール。笑
たぶん、イギリスの気候が美味しく感じさせてくれるんです。

さ て、また前置きが長くなってしまいましたが(いつものことだろーーー汗)、ウイスキーの話に入ります。日本にも有名なウイスキーはいくつかありますが、イ ギリス、特にスコットランドにはもの凄い数のウイスキーがあります。それらをスコッチウイスキーとか私達日本人は単にスコッチって言う人が多いですね。ス コットランドでは至る所でスコッチが手に入りますが、その恩恵はイギリスというかイングランドも授かっています。パブとかでは超有名どころしか置いていな いことが多いですが、バーとかそれなりの所に行けばありますね。まあ日本でもちょっと値段が張る所に行けば充分に同じくらいの種類のスコッチウイスキーが 飲めますが。。。 でも、実は日本もウイスキー先進国みたいな感じなので、それなりに多くの種類があります。山崎、白州、響、余市、竹鶴、ローヤル、オールド、ニッカ、トリ ス、リザーブ。軽井沢とか富士山麓、宮城うんちゃらとかもあった気がする。あ、もちろん角も!ほらね、思いつくだけでこれだけあります。なので、普通に何 の目的も無く入った店でスコッチを飲むことは少ないかもしれません。
(ちなみに、山崎とか余市は世界でも名だたるブランドで、評価はすごい高いです。)
私 も5,6年くらい前までは全然知りませんでしたが、何かの機会に飲んだのが始まりです。もう詳しくは覚えていないのですが、飲み会で疲れ果てた時に、ウイ スキーをオーダーして水ですごい薄めてちびりちびり飲んでいたのが始まりだったと思います。で、ん??なんか美味しくないか??と。笑 それまでウイス キーと言えばソッコーで酔える強烈な酒。死ぬ確率高し。みたいな感じだったのですが、、、ちびりちびり味わってみたら、美味しくないか??という。笑 そ れまでいかに無駄なというか馬鹿げた飲み方をしていたのか←><

そこから興味を持ちだしたらまぁ大変。世の中にはもの凄い数のウイスキーがおありになるじゃ〜あ〜りませんかっ!!日本の物を中心に(安い→高い)、続いてスコッチに手が伸びて、本も買ったりして。。。と、まぁそんな感じで現在に至るわけです。笑
ちょっと今は完全にイギリスかぶれになってしまっていますが、スコッチが好きですねー。特にシングルモルト。このシングルモルトウイスキーには芸術っぽい物を感じます。
ま あウイスキーの製法についてはWikiでも読んで見て下さい。ながーいお話が書いてあります。笑 ちなみに、日本の物でも山崎や白州、余市、竹鶴などはシ ングルモルトです。響は最高級的な感じで、賞を取ったりしていますが、こちらはシングルモルトではなくてブレンデットです。美味しいことには変わりありま せんが。

雪で寒い。。。

正面の方。かっこええ。

さ てそれで。そんなウイスキー特にスコッチ好きな私ですが、こちらに来てもけっこうな頻度で飲んでいます。それで、どこから情報を仕入れてきたのか、研究室 のガイがウイスキーのイベントがあるから行こうって誘ってくれたのです。なんとそれはスコッチウイスキーのテイスティングと周辺知識のレクチャーっていう 素晴らしいイベントでした。しかも。。。なんと、Christ Churchじゃないか!!しかも!!なんと言うことでしょう。あの有名なGreat Hallですと!!??行くしかありません。17£払う必要ありましたが、ソッコーでチケットを買いました。

で、そのChrist ChurchとかGreatHallなんですけど、これはOxford大学でも最も有名な場所でして、カレッジの一つでもあります。ちなみに、最も優秀で お金持ちなカレッジの一つです。でも、それ以上に、Oxford大学において最も歴史が長い建築物であることと、その美しく威厳に満ちた姿が非常に有名な のです。観光客がまず訪れる場所と言えば、ぶっちぎりの第一位ですね。特に大聖堂とそのGreat Hallは東西の横綱です。その他、日本人にとってはっていうかハリーポッターが好きな人にとっては、それ以外にハリーポッターの映画の撮影に使われたと いうことが有名かもしれません。私は勉強不足というか教養が足りないので、間違っているかもしれませんが、特にGreat Hallはそういうことで有名な様です。

と、まあ、とりあえずそんなとんでもなく有名な場所でウイスキーが飲める訳です。ちなみに私、そんな超有名所にも関わらず、まだ一回もGreat Hallに行ったことがありませんでした。タダで入れるのに・・・>< まあいつかは行こうと思っていましたが。。。でも、非常に良い機会とタイミング だったことは間違いありません。

でもだからと言って特別に何かしなければならない訳ではありません。ラボ に行くのと同じ感じでノコノコと訪れます。その日は雪ですごい寒かったのですが、雪化粧のChrist Churchは初めて見たので、まずそれが綺麗でした。さて、Great Hallの中に入ります。うーん、すぐに解ります。見事なホールです。美しさと厳かな感じの両方を兼ね揃えています。ここで飲めるとは幸せだな、と既に満 足の溜息が自然と出てしまいます。

天井の模様がいい。


Great Hall...

さ て、席に着くと3種類XYZと書かれたコップにウイスキーが注がれます。で、おじさんが色々と説明をしてくれています。全てを理解することは出来ませんで したが、まずはイントロみたいな感じのことを言っていました。いわゆるシングルモルトとブレンデットの違いですね。Xをまず飲みます。シングルモルトで す。うん、美味しい。私の好きな感じでスパイシー&スモーキー。名前を聞き漏らしましたが、たぶんBowmore(ボーモア)だと思います。飲んだことが ある気がしました。好きなので普通に味わって即終了。続いてY。こちらもシングルモルト。名前はまったく聞き取れなかったので(笑)、きっと知らない銘柄 です。すごくアロマティックで甘い感じがします。爽やかというよりは重い感じがします。ちょっと私の好みとは違います。でも、飲み干します。笑 ちなみに 甘いのは主には砂糖の甘さではありません。スコッチは添加物について厳しい制限がなされていて、簡単に添加物を加えることができないのです。確か色素くら いしか許されていなかったと思います。なので、そういう甘さではなくて、いわゆる熟成させる時に保存する樽の種類よって付く香りとかテイストの甘さです。 で、最後のZです。XとYが混ぜられています。その他にも数種類のシングルモルトが混ぜられているらしいので、単純にXとYを混ぜた味ではありません。で も確実にXとYの味と香りを感じます。あれ?でもボーモアってブレンデットウイスキーに使われているんだっけ?もしかしたらXはボーモアじゃないかかもし れないです><・・・ですが、この辺がブレンデットウイスキーの興味深い所で、混ぜるシングルモルトの種類、そしてそのバランス、これらが絶妙に組み合わ さって美味しいブレンデットウイスキーが出来上がるのです。。。。とのことでした。笑
でも、まあその通りです。でも私としてはXだけで充分というかXが最も好きでした。笑
人 によってはシングルモルトだけで充分満足できる味に仕上げるのが芸術という人もいますし、またブレンドによって劇的な変化を遂げるのが芸術的という人もい ます。 私はと言いますと、シングルモルトを作るのに最低10年かかるというその時間の長さに職人芸というか芸術を感じます。ブレンデットを否定したりはしません けども。っていうか、新しいシングルモルトウイスキーを作ろう、ってなったらどうやって作るんでしょうね。最短でも10年計画です。。。一生の内で何種類 のウイスキー製造を試せるのでしょう。作り始める季節も影響しそうですから、そう毎日毎日、試しに作ってみるなんてことは出来そうにありません。そう言っ た試みが、すごい長い時間をかけて成され、膨大な試行錯誤の末に出来上がった物が今ここにシングルモルトとしてある、という時間の重みに関しては、ある種 の芸術を感じると言えます。まあ飲んでる時に、まったくまったくまーったくそんな事は考えてないですけどね!^^; ただ「美味い。」以上。爆

 XYZ...

後ろ側。日差しが出てきた模様。


はい、次々。
続いてのシングルモルトはグレンキンチー (Glenkinchie) でした。初めて飲んだのですが、ドライな感じで美味しかったです。それで、ここからおつまみが加わります。まずはショートブレッド。こちらでは一般的なお やつですが、周りに砂糖がまぶしてあるカロリーメイトって感じでしょうか。笑 見た目の話ですが。味は甘いクッキーですね。うーん、これはどうなんだろ う。不味くはないけど、特にこれで飲みたいとは思わないですね。好みの問題でしょうけど。・・・とか何とか考えながら飲み、食べ、飲み。香りをかいで、飲 み、食べ、ショートブレッドの味が残っているうちにまた飲み。。。で、終了と思ったらもう一回注いでくれたので、一杯得しました。笑

たまには水も飲まないとね。特に特別な水ではありません。
甘いカロリーメイトみたいなやつ。。。
そ ろそろ酔いが始まって来て、英語が聞き取りにくくなってきます。というか、ちょっと説明はどうでも良くなってきます。(ありがちなパターンwww) お次 はちょっと名前がわからなかったです。シングルモルトだと思うのですが。。。個人的にはスモーキーなのが好きなのですが、すっきりしすぎていたのと、それ でいて味だけがスパイシーだったので、ちょっとなーって感じでした。この時点での評価は、まさかの1番始めに飲んだやつですね。もはやXがボーモアなのか どうか、自信が無くなってしまいました。orz

そしてこの辺でお酒ではないサンプルが回って来ます。原料の大麦とピート (泥炭)です。大麦は非常に良い香りがします。種類によって香りも違うということが良くわかるサンプルでした。ピートに関しては燃やしてないので何とも言 えませんが、見た目だけだと「なんだこれ・・・」以上!でしたね。笑 しかし、私の好きなスモーキーなスコッチは、これによって香りづけられているのか、 と勉強にはなりました。
 大麦。これだけでけっこう良い香りがする。

 ピート(泥炭)とウイスキーたち。ぱっと見意味不明の物体。爆

試 飲はまだ続きます。もう銘柄を聞き取るのが面倒になって来ました。笑 なので知りません。印象的だったのはここでの食べ合わせ。濃い味と強い香りのマチュ アードチェダーチーズです。これはびっくりしましたね。美味しいです。ウイスキーとチーズの組み合わせって、一般的なのかは知りませんでしたが、とにもか くにも美味しかったです。飲みながらチーズをいくつも食べてしまいました。うん、きっとチーズ自体も美味しいんだろうな。。。で、それにきちんと合うウイ スキーを用意しているんだろうな。。。まあ、どうであれ、これはやるべき。非常に感銘を受けました。

チーズ。これは美味い!!

続 いてのおつまみは、生姜キャンディー。生姜の水飴みたいなやつに砂糖がまぶしてある。ここで、既にウイスキーの銘柄を聞き取り、メモするのを断念。酔って いる。笑 新たなウイスキーを注いでもらってキャンディーと一緒に飲む。うーーん、これは、、、どうなんだろう。。。個人的には無い。。。そもそもジン ジャーキャンディーじたいが美味しいと思わないのだけど、それと合わせてもなあ。。。という感じでした。周りにいた人も、意見は分かれた様で、シブイ顔を している人もいましたね。隣の友人もファニーって言ってました。まあ一つ食べて、飲んで次ぎへ。
ジンジャーキャンディ。び、び、微妙。。。

ステンドグラスも綺麗。

逆光もまたよし。

次 は。出ました!チョコレート!これは日本では最も定番かもしれません。美味しいですよね。僕は渋いスモーキーなウイスキーより、スムースでオークの香りが 豊かなウイスキーと一緒にチョコレートを食べるのが美味しいと思います。特にビターなチョコレートよりはちょっと甘いまろやかなミルクチョコレートが好き です。ウイスキーの銘柄はもうどうでも良くなっていますが、スモーキーじゃなかったことだけは確か。少なくともアイラモルトではないということです。笑 (もう、レポートとしては最低部類ですね。笑)
 チョコレート。美味い。これはてっぱん。

で、 最後のウイスキーがやって来ました。もう全然覚えてない。笑 いや、記憶はあるけど、銘柄の話です。ちびちび飲んでましたが、もはや話を聞いていない分、 結局は周りの人よりも早いペースというオチです。爆 でもやっぱり、一番美味しかったのは最初のやつじゃないか??と思いまして。。。目の前の空席に置い てあったXをいただいてしまいました。><w
たいらげまっせー。

皆さん真剣です。私酔ってます。

満足。日本ではなかなか体験できないウイスキーを飲んだと思いますし、それより何より、このChrist ChurchのGreat hallという素晴らしい会場で飲めたということが、非常に嬉しい経験でした。これからもスコッチウイスキー、楽しみます。

締めはハギス味のチップス。笑 スコッチだから??
 逆光の感じも素敵。
さあ、終わったら帰ります。しかし綺麗な所ですね。改めて。映画に使われるのもわかります。
この階段がすごく綺麗。
外に出ると、さっきまでの雪はどこへやら?晴れていました。それがすごい綺麗で思わずウキウキしていました。素晴らしい。


夕日に色付けられるぬくもりのある壁たち。

うーん。いい。さすが。

あー、幸せだ。自分。そう思った一日でした。(酔ってるし。)
さ、また頑張ろう。
最後はおまけに、帰り道のトリニティカレッジ。う・つ・く・し・い!

Yskでした。