英国でポスドクをして大学教員になった若手研究者のブログ

ポスドクの研究留学日記的なブログ

2014年7月26日土曜日

ウィンブルドン観戦記

こんちわ。^^/ Yskです。
最近は遊びネタばかりの投稿ですが、今日もそんな感じ。笑 遊びに出るのは月に1回って決めてるのですが、今回のは先月のネタ。こないだのパリ・スイス旅行は先々月ですから〜。
・・・ま、言い訳はこの辺で^^; でも、ちゃんと仕事してますからねーー!!
(進んで無いけど。。。笑 いや、今の研究テーマは恐ろしく難しい・・・><。 はい、愚痴です。やめますね。汗)

さて、今回は今年初めて行った、ウィンブルドンについて書こうと思います。ウィンブルドン(Wimbledon)と言えば、わざわざここに書くまでもなくテニスの聖地。毎年全英オープンが行われますが、イギリスにいるのに一度もこの地に足を運ばずにいるなんて。。。ラケット握って長年悪戦苦闘した人にとっては行かない訳ないでしょってくらいの催し物ですから、今年は意を決して行ってきました。昨年は地元(って言ってもスコットランド出身だけど)のアンディー・マレーが優勝して、大会を大いに盛り上げました。今年はノバック・ジョコビッチが勝ちました。仕事をしながら(ここ重要!)ネット中継でけっこう試合は見ていましたが、男子決勝は特にすごかったですね。ロジャー・フェデラーが第4ゲームで、もうあと1ゲーム取られたら負けるって所から、怒濤の5連続ゲーム奪取した時なんか、見てるこっちが余計に力入ってしまって感動でした。いつになってもYskはフェデラーの華麗なワンハンドバックハンドが大好きです。彼ほど美しくも強いテニスをする人はもう現れないでしょうね^^;


・・・・とか思ってたら、見つけました。そんな人。・・・まあ、少し前の話から書きますか。


そもそも、このウィンブルドン選手権。チケット手に入れるの大変です。日本から行こうとしたら10万円とか払って行くんでしょうか・・・。それプラス飛行機代とホテル代。。そりゃ無理ですよ。イギリスにいたって、そう簡単にチケットは手に入りません。毎年クリスマスくらいになると、翌年の全英オープンのチケットが販売されるみたいです。そこで申し込んで抽選で当たった人だけが、まず、観戦券を得られるのです。もちろん、Yskにはそんなチャンスは巡って来ず。。。その次は、ツアーみたいなやつです。提携旅行会社とかに売られているチケットに申し込む。はい、これも恐ろしく高いです。テニスパークの中に入るだけならそこまで高くないのですが、センターコート、No1コート、No2コートに入ろうとしたら、すごい高いです。とても払ってられません。余裕で10万円超えますから。しかも一日の料金。ありえないですねー。

こんな感じですから、観戦に行くのなんてほぼ無理・・・みたいに思うかもしれませんが、最後の手段があります。当日券!!です。ウィンブルドンは地元でそこまでお金が払えない人達のためにも、試合を解放してくれているみたいで、毎日当日券が販売されます。Yskは今回そいつを入手して行ってきましたので、紹介したいと思います^^v

さて。行った日は第二週の月曜日。正確には中休みである前日、日曜日の夕方。なぜって??並ぶからですよ!!笑 列に。いわゆる「The Queue」に!!^^; そうなんです。当日券を買うのに、長〜〜い列が出来るのですが、それに並んで翌日のチケットを入手するためには前日入りする必要があります。なので、日曜日の夕方入りしました。

ウィンブルドン駅から徒歩20分くらいで、テニスパークに着きます。もしかしたら、ウィンブルドン駅じゃなくてサウスフィールズ駅の方が近いかもしれません。ま、とにかく駅からテニスパークを目指します。で、とりあえず着いたら、係員みたいな人を捕まえて「The Queueはどこですか?」と聞きます。するとCar park 10だそうで。毎年ここなのでしょうね。そこは少しサウスフィールズ駅よりにあると思いますので、やはり直接そこに向かう場合はサウスフィールズ駅から行った方が良いと思います。

さて、じゃあ、Car park 10に行きます。着くとどうでしょう。広大な芝生の空き地が広がっています。隣にあるゴルフクラブの駐車場って聞きましたけど、本当にバカでかいですね。少し進んでいくと・・・ありました!!!テントの列が!! そうなんです、ここでキャンプするんです。列の最後尾を探して辿り着くと、自分が何番目なのかが書かれたカードをもらいます。これ、すごい大切。絶対になくしてはいけません。ちなみに、Yskの番号は1312。うーん、、、既に遅いかも・・><。って言うのは、センターコート、No1コート、No2コートそれぞれ500枚ずつ売られるらしいです。ですから、僕の番号だとNo2コートが買えることになるんでしょうねー。ま、それはそれで良いんですけど、試合の組み合わせを隣のお兄ちゃんに聞くと、「うーん、そんなに良いカードじゃないね」と。。。「自分はNo2コートは買わないで、グラウンドコートのみ買うと思うよ。」だ、そうです。

こんな感じ。これは着いた直後の様子。

あ〜〜〜そうなんかー>< ちょっと遅かったかー><>< あと3,4時間早く着いてれば1000番より若い番号だったかも><><、、と思いましたが、まあ仕方ない!記念に、No2買うかグラウンドのコートで我慢するか、一晩考えようということで、まずはテントを作り出します。
うーん。。。微妙な番号。。。

友達から借りたテント。テントなんか組み立てるの何年ぶり・・・もしかしたら10年以上ぶりかも・・・笑 悪戦苦闘しながら組み立てます。完了!!中はけっこう快適♪
テントを立てたら次は食料その他の調達。サウスフィールズに向かう途中にセンズベリーがあるので、そこに買いに行きました。ただし、場所を離れて良いのは1時間以内。そこれ以上離れると番号を没収されてしまいます。Yskは毎度お馴染みハウスメートと行ったので、ハウスメートにテントにいてもらって自分が買い出しに行きました。てくてく歩いて行ったはいいものの、食料ない!笑 ほとんどおやつかっていうくらいの食料しかありません。>< そりゃそうか、みんなここで買うもんね。^^;笑 幸い、僕らはオックスフォードから持ち込んだのでそこまで困りませんでしたが^^v テントの場所には、お酒は一人につきワインボトル一本かビール2缶まで、ということでそんなにアルコールも買えず。(ま、実際バレることは少ないですけどね。でも酔ってる人は見かけなかったなあ。サッカーの試合とは大違いで、テニスはお洒落で高貴、紳士なスポーツなんだなって改めて思います。)
我々の。小さく見えるけど2人は余裕でいける。


食事をしてたら暇です。鬼暇。笑 なので、ハウスメートとだべって過ごします。日が暮れる10時になると、就寝時間!!はや!!寝ないとダメなのです。起きて喋ってると注意されます。寝ろって。笑 なので、そんなに眠くないですが、寝ます。あ、ちなみに、キャンプ場の周りには、コーヒーショップやバーガーショップが屋台で販売されていますし、トイレもちゃんとあります☆ なので、快適さで困ることは少ないでしょう。(シャワーが5ポンドで使える、と説明を受けた(と思う)のですが、自分では使ってないし、実際にあるのか、、、それは分かりませんでした。下のコメントにあるように誤解を招くので、シャワーはどっかにあるのかも・・・程度に書き直しておきます。)
で、寝ます。

で、起きます。5時過ぎ。笑 6時過ぎくらいまでに、テントを片付けなければならないからです。それもあるけど、4時過ぎくらいから、朝から並ぶ人達が来てうるさい。笑 ちなみに、前夜は寒くて、あんまり寝られませんでした。イギリスの夏と言っても夜は冷えるし、下は単なる芝だからやっぱり冷えますね。今度行く時は寒さ対策をしていこうと思います^^;
テントや大きな荷物はすぐ近くのラゲッジ置き場で預かってもらいます。ってか、持ち込みはダメ。テントは5£、その他の荷物は一つ1£で預かってくれます。建前はデポジットってことだったと思うのですが、実際は寄付ってことで、まあ、支払う感じですね。この辺がイギリスってか西洋のシステムっぽい感じがします^^ まあ、いいですよ、そのくらい。
朝の様子。これで6時くらい。まだまだ人が増える。笑

テントを片付けて、朝飯たべて。さ、あとは立って並びます。ただ黙っててもしゃーないので、やっぱり周りの人と談笑。新聞が売られるのですが、それを買うと、今日の全試合の進行プログラムやコートナンバーが載っています。これで確認するんですね。センターコートはいつも素晴らしいプログラムです。フェデラーやジョコビッチ、マレーと言った面々ばかり。行ける人は羨ましいなあ。Yskが買うかどうかこの時点でも迷っているNo2コートは、やっぱりそんなに良い組み合わせではありません。あ〜〜〜ん、どうしよう。。。迷う。

実際、チケット料金って高くないんですよ。ここに並ぶと。センターで92£(今レートで16,000円くらい)、No1コートが72£、No2コートは62£です。10万円払って日本から行ったり、業者を介して買ったりなんて、バカみたいですよね^^; だから並ぶんですよー。

そうやって、色々話したり考えたりしながらいると、7時半くらいでしょうか、列が動き出します。そこから一列になって実際のテニスパークのチケット売り場まで行くのです。世界一長い列かもしれません。笑
すると、途中でリストバンドが配られます。これが番号の書かれた紙より重要!!これを無くしちゃダメ。このリストバンドにはセンターコートやNo1、またはNo2の表記がされていて、これがどのチケットを買えるかを示す物になるのです。
いぇーい。列が動き出したー。お出迎えのゲート。


実際Yskがもらったリストバンドは、やっぱりNo2・・・・じゃなくてNo1コート!!!びっくりです!!毎年来ているというイギリス人のお兄さんも驚いていました。こんなのは初めてだって。No1コート??って係の人に聞かれて、即答でYesしました。うわー、テンション上がります♪ちなみに、僕らの10人後ろからはNo2コートでした。なんてラッキーなんだー(T T)(T T) ってか、312人もセンターコートとかNo1コートを買わなかった人がいるなんて。。。何のために並んでいるんだろうか。。。笑 ま、いいや、とにかく吉報☆吉報☆☆
うへへ。リストバンドゲットー。(付き合ってないですよwww)


その日に予定されていたNo1コートの試合は。。。
イバノビッチVSリシッキ。デミトロフVSマイヤー。その次がシャラポワ。最後にウィリアムズ姉妹のダブルス。すごい組み合わせ!!男子がちょっと物足りないか・・・
でもすごい。満足。これで72£なんて大満足の価格です。

さて、試合開始まではまだまだ十分に時間があります。日差しも強くなってきて、暑いです。とにかく並びます。その間に今日の行動のシュミレーションをします。
というのも、No1コートやセンターコートは試合開始が1時なんですね。ですから、お昼ご飯の後。その他のコートでは11時試合開始です。No1コートのチケットが買えるYsk達には、1時からは席に座ってゲームを見られるギャランティがあるので、それまでの試合をどうするか考えます。
実は、この日は朝一で日本代表・錦織選手の試合が8番コートであるのです!!それを見なくては!!錦織選手初のウィンブルドンベスト16進出がかかる試合です。力が入ります。すでに。笑 ってことは、会場になったらダッシュで8番コートに向かって席を確保し、試合を見ます。終わったらお昼を食べてNo1コートに行く、ということです。もし、No1コートの試合がつまらなかった場合は、そのままグラウンドのコートのどこかで、観戦すればイイかと。グラウンドの試合も悪くないのばかりです。伊達選手のダブルス。めちゃ可愛いと一時期大騒ぎだったハンチュコバのダブルス、等々。とにもかくにも、色々とシュミレーションをして過ごします。

やや話がそれて補足になりますが、有名選手の試合をとにかく安く見たいと言うのなら、第一週に行くのが良いと思います。有名選手でも組み合わせによって、グラウンドのコートでやる場合があるし、チケットも恐ろしく安く、20£。その代わり前日入りですが。そして、グラウンドのコートをフルに使ってやるので、試合数も非常に多い。シングルス、ダブルス、ミックス、ジュニア、全部一気にやるので。どれも予選を勝ち抜いてきたレベルの高い試合ですから、低レベルな訳はありません。第二週、それも後半になるとグラウンドの試合は減って来ます。当然、センターコート等で試合が行われるため、チケットの値段は上がって、しかも入手しにくくなります。そして、準決勝からだったと思いますが、準決勝からは当日券は売られなくなったと思います。ですから、第一週か第二週の初めのうちに行って観戦するが、Ysk的には良いと思いますね^^ しかし、第一週の土曜日は鬼門。前日が金曜日ですから、次の日が休みということで、とんでもなく多くの人が並びます。なので、そこは絶対に避けて行こうと思ったのです。実際、尋常じゃない数の人が並んでいて20ポンドのグラウンドコートのチケットすら買えなかった人が出たということです。ってな訳で、自分は月曜日を選んだのです。結果的に正解だと思いました^^v


さあ、9時半近くになると列が大きく動き出します。チケット購入の時間です。販売所がやっと見えてきました。小ネタですが、一列にって普通なんて言いますかね?in a rowとかin a lineとかですか?自分、英語嫌いだし苦手なんで分かんないんですが、single fileって言われたんです。最初何のことやら分からず、fileもってないぞ??どうしたら良いんだ??って困惑してたら、近くのお姉さんが教えてくれました。笑
ともあれ、無事にチケット入手!!めでたい!!そして、中に入ります。
ついにゲット!!おめでとう☆

中に入ってもまだロープが引かれていて、奥まで行けません。入り口のまわりでたむろしています。開演時間の10時半になると動けるみたいです。ということで、錦織選手の試合が行われる8番コートの位置を確認して、そっちにできるだけ近づいておきます。じりじり、じりじり。笑(ロープが無くなったらダッシュだ!!軽く準備運動も・・・笑)
中に入ったら今日の試合をチェック!!

入場を待つ人人人。センターコートのバルコニーでは店員?職員?が見物中。笑

10時半。列が動き出します。ダッシューーーって思ったら、ロープが張られたまま、係員の後ろについて歩きます。そりゃそうか、お年寄りだっているもんね^^; 子供や女性、お年寄りに優しいイギリスという国がそんな激しいことするわけ無いか^^; で、少しずつ少しずつ歩きます。8番コートあであと少し・・・ということで、ロープが無くなります。ここから鬼ダッシュ!!結局!!笑 子供みたいにマジになって急いだ結果、8番コートの席確保!!well done!!しかも一番前☆うへへ〜 でも、錦織選手が座る側は取れなかった〜。ま、しゃあない。

席に着いたらさっそくカメラを手に。Do Japanese。本当にキレイなコートですね。天然芝のコートって本当に美しい。しかも整備の仕方がハンパ無い。こんな所で新品のボールに新品の靴、ラケット、ユニフォーム着てやったらどんなに気持ち良いことか^^ 今Yskがやったら肩がボロボロになってしまいますけどね。笑 観戦だけで十分十分♪
おっしゃ!!8番コート!!席確保!!

錦織選手頑張れー!!

イタリア人?も応援に力が入ります。

しばらくすると、錦織選手の登場です。燃えてきます。ガンバレー!!
試合内容の報告はまあ良いですよね。錦織選手、我々日本人の期待に見事に応えて勝ってくれました。前日からのサスペンデットの試合で、短い試合でしたがら素晴らしい試合でした。相手のイタリア人、ボレリ選手もすごい上手かったし、しかもかなりのイケメン。笑 非常に満足の試合でした。試合が終わったら頑張ってサインくれーーーって前に行ったのですが、やっぱり座る場所が錦織選手側じゃなかったからダメでした。写真撮れたからいいか。笑


天然芝での試合はビッグサーバーとハードヒッターが有利って言いますけど、目の前で見ると良くわかりました。とにかく球足が速い。バウンドしても失速しないんですね。ハードコートとかだと、きゅって止まって高くバウンドするんですけど、天然芝は低く弾んで滑っていく感じ。これはパワーの無い日本人にはキツイですね。だからこそ、錦織選手は本当によく勝ってくれて楽しませてくれたとと思いますし、すごいんだなっていうのがもっと良くわかりました。テレビで見てると分かりにくいんですが、錦織選手って打球の質がだいぶ特徴的だと思います。っていうか、そういう球をあえて打ってるのかな。ハードヒッター対策に。サーブに対するリターンがしっかりしていて、足も使えるので、ギリギリの所で拾える。それでいて、返す球に特殊な強烈なドライブスピンがかかっていたり、鋭いスライスをかけたりして、相手のリズムを崩してチャンスをうかがっているんですね。この技術はすごいです。ハードヒッターやビッグサーバーは変化をつけにくいので、調子に乗ると恐ろしい破壊力を発揮しますけど、錦織選手みたいなタイプが勝つ場合は、色々と工夫して調子に乗せないようにしているみたいです。この試合では錦織選手は徹底的に相手のバックハンドを狙って、強打されないようにして、チャンスで深い球を打ち込んで相手のミスを誘うという感じで一貫していましたが、それが功を奏していました。

(しかし、その後の翌日の試合ではまたもビッグサーバーのラオニッチ選手に敗れてしまいました。その日はきっと狙いが上手く行かなかったんだと思います。ネットで見ていましたが、ひたすらビッグサーブに苦しめられていました。難しいですね。しかし、そのラオニッチもフェデラーとの試合ではあえなく敗北。さすがフェデラーはその上を行っていました。何がすごいって、錦織選手があれほど苦しんだビッグサーブに対して、フラットで合わせて球を低く深く返すことができるんです。それで、ハードヒットしたラオニッチは、あわてて球を返すだけになる。それでフェデラーが反撃。もしくは球が返せずにミス。そのうち彼のリズムは崩れてサーブが入らなくなる。すかさずフェデラーはブレーク。ははー、ビッグサーバーにはこうやって戦うんだなってお手本みたいな試合でした。って言ってもめちゃめちゃ難しいですけどね、これ。^^;)

錦織選手の試合が終わったら、テレビでもよく映るヘンマン・ヒル(あれ?今はマレー・マウントっていうのか?)に行って昼食。ウィンブルドンテニスパークの中の食事は高いということだったので、ここでも持ち込みのパンをぱくぱく。大画面でワウリンガの試合を見ながらぱくぱく。周りには本当に大勢の人。人。人。大画面でテニスを見ながらワインを飲んで、昼寝して。。。あーそうか、そういう楽しみ方のあるのね。確かにここで寝そべって一流テニスの観戦をして昼寝して、だらだら。それで20£。悪くない。Ysk達は食事をして早速No1コートに向かいます。
ヒルに向かう。やっぱりすごい人の数。

ヒルの様子。座る場所が無い。。。笑


No1コートでの位置取りは選手のベンチとご対面する位置。そんなに遠く無い。けっこう良い位置。あれだけ並んだのに、結構空席がある。何でだろー。それならたくさん売ってくれよな!!って思う。笑 後日友人に聞いたところ、このウィンブルドンのコートには年間パスみたいなのがあるそうね。すんげー高いんだけど、それを持っていれば、いつでも来て試合観戦が出来たりコートを使えるそうな。そもそもこのウィンブルドンのテニスコートはAll England Lawn Tennis and Croquet Clubが所持するものらしい。で、そこの会員はその年間パスが買えるんだとか。それをたまに試合期間中に貸すんだか、譲与するんだか分からないですけど、友人等に使わせてあげる人がいて、その場合もすごい安値で見られるんだとか。で、それ以外の人は席だけ確保しておいて、実は来ない、、、と。無駄ですが、そういう階級社会というか、そういう格付けみたいなのがイギリスですから仕方ない^^; 協会に入るお金は同じですしね。もしくはそれ以上か??

ともあれ試合は始まります。イバノビッチとリシッキ。彼女らの試合を生で見るのはもちろん初めてなのですが、イバノビッチが一気にお気に入りになってしまいました。笑 っていうのも、プレースタイルが良い!!小柄ながら筋肉隆々のドイツ人リシッキ。完全にパワーテニス。それに対して、上是はあるものの、比較的華奢なイバノビッチ。イバノビッチのプレーはセンスが光ります。パワーは無いので、技術で勝負することに。一昔前の女子の試合を思わせてくれます。何が凄いのかと言えば、面感。速い球にもドフラットで合わせて鋭い球を返せるのです。その球が深くなればリシッキも厳しくなる。そうやってポイントを稼ぎます。カウンターテニスですね。おそらく天性に近い物があるんだと思います。見ていてすごいキレイなテニスです。しかし、Yskの心の中の応援もむなしく彼女は敗退。リシッキおめでとう。ファンはリシッキの方が多かったかな^^


次はデミトロフとマイヤー。男子シングルスです。正直、誰?って思ったけど、ハンパ無い試合でした。デミトロフは名前は聞いていました。ってかあのシャラポワの彼氏だし!笑 でもプレーをまじまじと注目して見たことはありません。しかし、それが期待以上の物でした。デミトロフすごい。もの凄いセンス感じる。面感がすごく柔らかい上に、強いショットも打てる。バックもワンハンドだけど力負けしないし、ハードヒットもスライスもうまい。サーブも早くて重そうだし、それでスライスサーブとかキックもやる。多彩。そしてネットプレーが秀逸です。すんげー柔らかい。だからショートバウンドとかの球際に強い。
身体もすごく柔らかいのでデフェンス能力も高い。ジョコビッチほどとは行かないまでもギリギリで球を拾う能力に長けている。

褒め過ぎか・・笑。いや、でも見ていて鳥肌立つようなプレーをします。彼は。調べると、人によってはフェデラー二世っていう人がいるとか。確かに!そう言っても申し分無いくらい完璧です。違いと言えば、フェデラーより柔らかい、かもしれません。
総じて、プレーがエロい!!笑 いや、真面目に。男としてもそうなんでしょうけど(シャラポワが彼女だしさ。)、プレーがやけにセクシー。特にネットプレーは痺れます。そりゃ黄色い声援がたくさんですわ。わかりますわかります。今回彼は準決勝で敗れてしまいましたが、間違いなく近い将来頂点に上り詰めるんじゃないかと期待させられた試合でした。
彼のプレーをウィンブルドンで見られたのは本当に幸いかもしれない^^v

さーさー、次はシャラポワ!!って思ったら、今日はこれで終わりorz なんでやーーーなんでやーー(T T)一番生で見たかった人なのに><><。。 実はイバノビッチの時に1回、デミトロフの時に1回、雨で中断したんですよね。No1コートには屋根が無く、天然芝は雨が降るととても滑りやすくて危険なので、少しでも雨が降ると中断してしまいます。これだけ雨が多いイギリスですから、もうウィンブルドンでの中断って、催し物の一部ですよね。本当に、テレビで見る如く、「rain suspended」ってコールされたらソッコーで管理人する若い少年少女がダッシュでコートにカバーをかけます。それを見るのもまたオツですね。何回も見たくないけど。笑 
小ネタですけど、もし入場して、すぐに雨が降って試合が見られなかった場合、そんな時は全額返還になるんです。試合が始まって1時間が経過してない時も。1時間を超えると払い戻しは無いんですけどね。それなりに心配りが為されていると思います^^
こうやってカバーかけて。。。

で、真ん中からつり上げる。

雨が上がったら再開☆

そんなこんなんで、Yskのウィンブルドン初観戦は終わりました。せめてシャラポワまで見られたら本望!!だったんですが・・・(@ @)残念>< また来いよってことでしょうか。まあ日本好きなシャラポワ選手ですから、日本でも将来見られるかもしれません。次のチャンスを待ちましょう^^
帰る時にまだセンターコートは試合やってたなあ。シャラポワ見たかった。。。

総じて、ウィンブルドン選手権、ウィンブルドンテニスパークの格式の高さを感じ、テニスが高貴なスポーツであることを再認識し、そしてプレーの美しさに魅了された時間でした。とても良い経験になったと思います。また行くチャンスがあったら、The Queueに並んで行こうと思います。笑 ちなみに、センターコートを絶対に取りたかったら見たい日の二日前に陣取るのが鉄則らしいです^^; ま、それは気が向いたら。笑

あー楽しかった☆ Yskでした^^v



7 件のコメント:

  1. はじめまして。ウィンブルドン観戦、自分も今年初めて行って来ました。
    ところでお聞きしたいのですが、シャワー設備ってどこにありましたか?
    自分はトイレ&洗面台しか使わなかったので、シャワーがあったとは
    知りませんでした。よかったら詳細を教えて頂けるとありがたいです。

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    1. コメントをありがとうございます。はじめまして。

      記憶を辿ることしかできないのですが。確かキャンプ場の入り口側から入って来て、列の先頭に近い所から見て、左奥の方にトイレとか洗面台の設備があったと思います。そしてそのすぐ隣にには、バーガーとかコーヒーとか売っている屋台の車が並んでいました。
      実は僕も説明を受けただけで、実際には使わなかったのですが、トイレとは反対側(同じ位置から右側の方)にシャワー設備があって、5ポンドで使える、と係の人に言われました。自分は列の先頭の方に陣取ったせいで、そのシャワー設備のすぐそばまで行って確かめることはしなかったのですが、ながーいながーい列の後尾まで行って見渡すとと、右手側に臨時の建物があった気がするので、そこがシャワーじゃないかな、と思っていました。

      すみません、記憶が曖昧なのですが、間違いなく5ポンドでシャワー入れると説明を受けたのは確かですので、参考になればと思います。
      次回は自分もシャワーの準備をして行こうかなと思います!!

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    2. ご返信ありがとうございます。
      自分も記憶が曖昧&あまり英語力に自信がないもので、係の人にしっかり聞けなかったのですが、シャワーはないと言われた気が・・・
      列の後尾の右手側の臨時の建物・・・なかった気がします。
      同じウィンブルドンパーク内ですよね?
      あればおそらく行列ができて、さすがに気づくと思うのですが。
      トイレと屋台以外は何もなかったはずです。
      ちなみに自分が行ったのは前半3日間でしたので、その後設置されたのですかね??
      いずれにせよご丁寧に教えて頂き、ありがとうございました。


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    3. うーん、そう言われると記憶が更に曖昧に・・・という感じになってしまって申し訳ありません。自分でシャワー使ってないので何とも言えないですね。一緒に行ったハウスメートとも話したのですが、やっぱりシャワーの説明は受けたよな・・・と話していました。。。自分ら二人とも2年半くらいの英国滞在でして、英語力は日常会話をこなす程度なので、十分とは言えないのです。。。すみません。

      僕らがテントを張っていたのは、car park10でして、それがウィンブルドンパークの中に含まれるのか、ちょっとわかりません。記憶によれば、確かcar park10は実際は隣接するゴルフ場の駐車場だった気がします。その他の場所から外には夜は出歩いていません。
      自分も夜に到着したせいで、はっきりと確認したわけじゃないのですが、右奥には音楽を鳴らしてた建物があって、その付近にあるんだな・・・程度の理解だったもので。。。
      今度行った時にしっかり確かめてみます。

      なんだか全然的を射てない返事で申し訳ありません。
      誤解を与える情報になってしまいますので、ブログの方も直しておきますね。

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    4. いえいえ、とんでもないです。他の方のブログにもシャワーがある的なことが書かれてましたし、あるのは間違いないのだと思います。
      あとキャンプ場所は1か所のはずですし、こちらのブログにある写真も自分がキャンプした場所と全く同じに見えます。
      自分ももしまた行く機会があれば、今度こそしっかり確かめたいと思います。
      逆に色々とお手間を取らせてしまい、申し訳ありませんでした。
      今回は貴重な情報をありがとうございました。

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  2. 更新されていないですけど お元気ですか?

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    1. やーやー、ご心配ありがとうございます。元気でやっております。
      しかし、報告がございますので、それは是非とも最新号をご覧くださいませm(_ _)m
      よし、書こう!という気にさせてくれて感謝です。
      お陰様で久しぶりに更新できました。

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