英国でポスドクをして大学教員になった若手研究者のブログ

ポスドクの研究留学日記的なブログ

2012年2月12日日曜日

さあ、はじめよう。

博士論文の発表も終わり、穏やかな日々を過ごしています。
あと2ヶ月後にはイギリスへと旅立つ予定です。

私は有機合成化学者です。
私のように大学院で博士号を取得した後にポスドクとして海外に行く人はけっこういます。
将来一人前の研究者や大学教員になるために。でも多くの人はアメリカに行きます。
私のようにイギリスをはじめとするヨーローッパ諸国に行く人は意外と少ないようです。
ですから、Oxfordに関する情報も少ないのです。
留学体験記と言えば語学留学や政治学や文学、芸術関係などの本が多く、理系、中でも化学系のポスドクの話などは非常に少ないようです。

私は実験系の研究の日々を送って来ましたが、日本という国の教育や政治、社会問題について考えることも多くありました。
イギリスという異国に来ると、日本とイギリスの違いを感じて、また考えることもあるでしょう。その意味では日本という国を考えるのにはとても良い機会だと思います。

私が体験したことや考えたことの記録として。
これからポスドクとして留学を考える人の情報源として。
また、日本で高等教育や科学政策、さらに社会問題を考える人の参考として。
そして単純にOxfordやEngland(時々London)の生活に興味がある人の読み物として。

ここではやっていこうと思います。
かたいことも、ゆるいことも、書いて行く予定です。

さあ、はじめよう。

5 件のコメント:

  1. はじめまして。
    facebookの経由で、このブログを知って、新しい記事からおもしろくって、全部読ませていただいて、やっとはじめの記事にたどりつきました。
    私もイギリスに留学しようと決めていることや、ベートーベンの記事とか(笑)、イギリスって決めたこととか、まぁるい世界の発想とか。共感するところがちらほらあって、わくわく楽しく読ませていただきまして、うれしくなってコメントしました☆楽しんでらっしゃるみたいでうらやましくもあり、私も留学するのが楽しみになりました。また遊びにきます。

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  2. akariさん
    はじめまして。なんと!最初から最後まで読んでくれたとは!Ysk感激であります(><)
    どのくらいの時間かけて読んだのですか?私の記事はいっつも長いのが短所なのですが・・・。笑

    そうですか、akariさんもイギリス留学希望なのですね。ポスドクですか?どこかでお会いするかもしれませんね。しっかりエンジョイ出来るように、きっちり下準備してきてくださいね。困ったことがあれば、私、お手伝いいたしますよ。

    私は、過激なことも、人によっては否定的に捉えられることも、またダラダラしたことも、うきゃー楽しいってことも、全部書いて言います。特にベートーベンとかの話とか、完全に個人の世界だと思います(笑)。時々不快にさせてしまうかもしれませんが(福島の話とか、ポスドク問題の話とか)、こうやって全てを読んでくれている人がいると、すごく嬉しいです。
    書き込みはしてくれればしてくれるほど、嬉しくなります。またの機械をお待ちしております。今後ともどうぞよろしくお願いしますね^^/

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    1. お返事いただき、ありがとうございました。
      2時間半くらいで読めました☆

      お返事いただいたので、質問にお返事したいなと思い、考えていたのですが、私も、なかなか短くまとめて伝えることが苦手なので、なんて答えようかなと迷っていました。

      私は、日本で看護師をしていて、最近は、臨床にいながら、ちょっとずつ研究もやるようになりました。いつか、ポスドクのような道へ進むこともたくさんの選択肢の一つとしては、全くなくはないのですが、自分が、もし研究を続けてやっていくとしても、きっと知りたいことは、臨床と密接に関係していることで、また、量的なことではなく質的なことなんだろうと思っているので、世界を見たら、自分が知れることなんて海外での臨床の一部かもしれないですが少しでも経験して、自分の目で見てみて、理解して、そして、そこから自分がどういうことを感じるんだろうとか、これまでの経験をもとにまた新たな視点に気づいて、どういうことを考えるようになるんだろうとか。そんなふうに思っています。実際には、もっともっと色々なことを考えましたし、お話したいこといっぱいありますが(^-^)

      でも、イギリスと決めたことのなかで、大事にしている自分の考え方とか、自分の物事に向き合う姿勢や取り組む姿勢、アメリカかヨーロッパか、先進国か発展途上国かとか。そういうところは、ほとんど私と似ていてたのですごく共感しましたし、うれしかったです。だから、これからもそういう部分は自分の芯になる部分として大事にしてやっていきたいなってまた改めて思いました。

      また遊びに来ます☆

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    2. ものすごく返信が遅くなってしまってごめんなさい。

      そうですか、akariさんは看護師さんなのですね。大変なご職業だと思います。今のご職業からポスドクというのは正直、相当に思い切らないと難しいと思いますが、それを真剣に考えられているのはすごいですね。私は一度安定を手に入れたらちょっと動けないかもしれません。。。笑
      研究の世界ははっきり言って広すぎます。僕は少なくともそう思います。なので、自分で理解できることなんて本当にちっぽけですよ。何年やったってきりがない。笑
      しかし絶対的に新しい世界が目白押しですから、きっと刺激的な時間を過ごせるとは思います。そして、少なくらずいつもとは違った何かを手に出来ると思いますよ。すみません、100%とは言えないので嘘になってしまうかもしれませんが。笑

      私の書いていることは、あたかも絶対正しい的な書き方をしていますが、そうではありません。私はすごくすごく長い時間考えてから書くようにはしていますが、その分、視野が狭くなることもあります。そんな中で共感してくれる人がいることは、幸せなことです。ありがとうございます。akariさんのような読者がいてくれると、書いている私の自信にもなります。私も考え続け、そして書き続けようと思いました。
      これからもちょくちょく遊びに来て下さい。議論をふっかけて来てくれても大歓迎です^^
      ただ、私、話し出すと長いですよ。笑

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  3. ほんとにその通りです。
    看護は、古くからありますが、学問としての歴史はほかの科学などと比較したらおそらくまだまだ浅くて、留学も、自分で行動していかないと、あまり環境が整っていない現状だと思います。なので、看護でポスドクなんて言ったら、いまの日本では、とっても恵まれた何かのチャンスみたいなものでもないと、あり得ないだろう~。と、思っているので、真剣に考えているというのはちょっと誤解で(笑)まぁ、いつか、院にいて、何かの研究テーマがうまい具合に合って、そんなことでもあればラッキーだなぁと、思うくらいですが。。。笑 

    私自身も、これから自分がどんなふうになっていくかは曖昧ですが、せっかく選んだ職業なので、楽しんで、色んなこととも両立しながら、生涯、長く続けていけたらなぁと思っています。あとは、看護師と言っても、とーっても幅広いので、わたしは、看護に対しても、短期的な目標を決めて達成しながら成長していけたらなぁ~と、思っています☆

    安定っていうのを聞いて、Yskさんの、掃除でもハンコ押しでもなんでもやってやる!みたいなのを思い出しました。そういった意味では、まぁ、いまの日本だったら、看護師の資格さえあれば、もしお金がなくなっても、また働き口はあるだろう!と思えるのは、少し安心感があります。ただし、健康であれば、の話ですが。実は、風邪をひいていたので、お返事拝見するのが、だいぶおそくなりました。

    そちらも寒いと思いますので、体に気をつけてください(^_-)☆

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