英国でポスドクをして大学教員になった若手研究者のブログ

ポスドクの研究留学日記的なブログ

2012年4月24日火曜日

故郷にて思う Oxfordの第一印象

現在東京から帰郷して生まれ故郷で過ごしています。隣で親父が嬉しそうに話していて(聞き流しw)、先ほどまで隣では母親が幸せそうにぐうぐう寝ていました。いや、実家とはよきものです。

今日はイギリスでもOxfordの第一印象について書いておこうかと思います。
たぶんこれから変化していくのでしょうが、まず第一に感じたことを記録しておきます。

Oxfordには前にも書いたように2月に行ったのですが、イギリスに珍しく冬にもかかわらず晴れていた。到着して一言。重厚。そう、重くて分厚い。もちろん美しくもあります。
イギリスの建築物の美しさは空の青とマッチすることだと感じていますが、Oxfordも同様です。むしろ、1000年も昔からその風景を築いてきたのですから、それがいわゆる本来なんでしょう。
ロンドンもそうだけど、建築物のベージュ、茶色、芝生の鮮やかな緑、空の青、そしてバスの赤。これらが絶妙にマッチするのが本当に美しい。

Oxfordは小さな町です。中心部だけなら1時間半で歩けると思います。小さな町ですが、意外ににぎやか。寂しさとは無縁のようです。パブもあるしショップも充実していそうです。

ロンドンと変わらないじゃん、と思うかも知れませんが、違うところはというと。

まず時間の感じ方。これは個人差がだいぶあると思いますが、ゆーっくりですね。特にOxfordは。
なんだろう。せかされてない感じ。忙しさっていうのを感じることが非常に少ない町です。1000年も前の風景がそのまんま残ってるって思うからでしょうか。それとも本当にそれがみんなをそう思わせるのでしょうか。
現在のボスが「何百年って積み上げられたこの歴史の中で、自分っていうのはちっぽけな存在なんだなーって思うよ。いい意味で。」
と言っていましたが、それが何となくわかる気がします。

完全に趣味の範囲内で言えば「バロックが自然と似合う町」ですね。
私はクラシックが好きなのでそう例えますが、本当にそう感じます。
いつてもバッハが流れていそうな雰囲気です。もちろん、私の頭の中には流れていました。
ボードリアン図書館のショップに入ると、もはや当たり前のようにチェンバロが流れているし、そういう町全体の雰囲気が、私にそう感じさせるんでしょうね。

率直に言って、好きです。なんか地味に憂鬱になりそうな雰囲気も含めて。


人ですけど、ここでは白人が多いです。黒人はほとんどいませんし、インド系の人はスーパーのレジの人ばかり。アジア系もすごく少ないですね。ロンドンとは大違いです。こういう学術都市は、ある意味まだ閉鎖的なのかもしれません。
びっくりしたのはパブ。ロンドンのパブでは見なかったのですが。ラテン系の若い男女が真昼間からいちゃついてるところ(笑 これはびっくりでしたね。なんと色っぽいこと(笑 日本人としては凝視できませんでしたね。これが当たり前じゃないと信じていますが。さすがラテン系!!

そろそろ出国日が近づいてきましたが、住んだら住んだでまた印象が変わるでしょう。
楽しみです。残念ながら今、写真を載せることができないのですが、そのうち修正して写真も載せようと思います。

さて、寝ますか。おやすみ。

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