英国でポスドクをして大学教員になった若手研究者のブログ

ポスドクの研究留学日記的なブログ

2012年5月13日日曜日

My Room 決まりました。

さて、家探しも無事(?)終了し自分の部屋での暮らしが始まりました。今日はこちらでの部屋探しの事情と、私の部屋について書きたいと思います。

こちらに来て2日目くらいから部屋探しを始めました。日本の様にこちらは不動産屋に行って家の情報をもらう感じではありません。ネット検索して連絡を取り合うという感じです。いや、これ、レベル高いですよ、なんせ行って間もなくいきなり英語で電話なんですから^^;

最初は、簡単な自己紹介から始まって家を見せて欲しいって言って、住所を教えてもらって会う時刻を設定する。それでその時間に直接現地に行くわけですけど。たったこれだけなのですが、最初は億劫で億劫で。いちいち頭で何て英語で言おうか考えてから、「えいっ」って電話するんです。そして頑張って、「Hello, This is Ysk calling.」とか言って始まるわけですね。そして何とか伝えようとするものの、「○○○○○○○・・・・・」 って返されたならもう大変。何言ってるのかさっぱり解らず、
さよなら〜\( ̄▽ ̄)/って感じです(笑

とりあえず、Yesとか言うのはあまりに危険というか意味不明なので「pardon?」とか「sorry?」とかって言って何度も(3,4回?)言い直してもらう。そのうち向こうが呆れてくるのが手に取るように解るのですが、こちらも自分の英語力に呆れながら頑張るわけです。そんなこんなでやっとこさ何を言ってるのか解った時には、「実はもう既に決まってしまった物件なんだよ、ごめんね」って言ってるんだっていう事もあってげんなり。。。ということも(笑
そんなこんなで電話でやりとりして6物件見に行きましたね。12件くらいメールしたり電話したりしたのですが、実際まともにやりとりしてくれたのは6人でした。残りの6人は何で連絡返さないんだろうって感じですが。。。

で、行くわけです。でもあちらこちらに行くので行く手段が無いと厳しい。それでチャリを購入するわけですが、こっちのチャリは高い!!ま、そのくだりはまた書くことにしましょう。で、購入したチャリで見に行きます。

始めはJerichoという北西のタウン。オックスフォードは北か西が治安が良いと聞いたのでそちら方面で探した1件目でした。で、指定時間に行くと、オッサンからHey!!と呼ばれまして、オーナーでした。イギリス人ではなくて中東の方だったと思います。で、家に入るなりすごいアラブ!!廊下のカーペットからアラブチックでして。お香?もアラブの香りたっぷりです。むむむ?と思いましたが部屋は綺麗。しかし少し狭いです、家賃は月400£です。日本円で52000円ですかね。同居人はカタール人と中国人。正直、イギリスに来てアラブ空間で寝泊まりするつもりはなかったので一旦保留にしてその場を後にしました。

次は治安が比較的悪いとされる(オックスフォードは全体的に基本安全です。ロンドンより遙かに良い)東。ここでは3件見ました。一つはギリシャ人夫婦が上に、そして隣にポーランド人の女の子が住んでいる家。部屋はそこそこ良いのですがキッチンと風呂が狭くてこちらも保留。あと庭も手入れ無しです。2つめはトルコ人のオーナー。ここは外見から既に汚く、ソッコーでダメ。3つめはインド人のオーナー。こちらは安い上に(300£くらい)部屋も広いのですが、キッチンと風呂がとにかく汚い。そしてラボに遠い。チャリで30分はかかる感じでした。なのでおじゃん。

酷かったのが南東に見に行った家。そもそも待ち合わせに20分遅刻して、更にオーナーではなく同居人が案内するという展開。そして相手はオックスフォードブルックス大学(オックスフォード大学ではない。)に通う学生(インド人)。会うや否やでセールスが始まります。「へい、安いよ、広いよ。この辺でこんだけ広くて安い物件は無いよ。お前は良い時に来たね。もうここにきめちゃいなよ。」と。そしてびっくりだったのは「俺はお前を気に入った。だから値段を安くしてやる。50£下げるから。どうだ?」と。しかしですね、すんげー汚いんですよ。50£下げても高いでしょっていう感じです。風呂はカビだらけだし、リビングは食べかすだらけだし。おまけに住んでる人も悪いけどきれい好きじゃないなって感じでしたし。その時はお気持ちに感謝しますっていう返事をしたけど。もうありえねーって感じでしたね。こいつら完全にセールスしてやがるって思いました。
で、そいつからその後家が決まるまでメールやら電話やらやたらとかかってきて困りましたね。もっと値段下げるって。俺はお前が大好きだって。気に入ったから一緒に住もうって。。。。いや、無理です。。。><;

そして最後に行ったのが西のOsneyという街にある家。オーナーはイギリス人です。なんか西側と北側は高級住宅街らしく住んでる人もある一定のレベルをクリアしている人なんだろうなっていう感じです。20分早く物件についたので散歩したのですが、まず飛び込んできたのがでーーーーーっかい公園。これが物件から徒歩10秒です。インパクト大でしたね。
(でっかいでしょ?これで半分もないくらい。)
ここで遊んでいる子供がたくさんいて、犬と飼い主が元気に遊んでいる様子もたくさん見られて印象良好です。ベンチもあって気分上々です。そして家の中も満足出来るくらい綺麗でした。男3人で住んでいるみたいなので、そこまでチョーキレイっていうわけではなかったですが、充分でしたね。特に私の部屋はキレイでした。一階で道路沿いなのでセキュリティーが問題でしたが、オーナーがその話を自らしてくれて、ブラインドを付けておいたから出かけるときは閉めるようにっていうのと、家の前に生け垣?みたいなのを作ったから外からは基本見えないから安心しろって行ってくれました。
(真ん中が我が家。車が止まっていますが、生け垣で一階が見えません。)
それから、この家の近くには子供がたくさんいて、通りかかった私に遊ぼうって声かけてくれたんですよ。その子はドイツ人でしたけどね。
子供って良いですよ。私が英語できないって解っても一生懸命に伝えてくるんです。大人だと呆れちゃうんですけど、子供は本当に一生懸命。で、何で遊ぶのかって思ったら・・・「お店やってるから買って」。。。だそうです^^;(笑笑 ??と思いましたが、その少女が可愛かったのと(おい!)一生懸命に自分のことを伝えてくれたことが嬉しかったので、キーホルダーを買ってあげました。1£。そしたらですね、向かいに住んでる女の子が出てきて、チェロを演奏するから聞いて欲しいって言うんですよ。バッハでしたね。ぜんぜん上手くないけど、でも本当に一生懸命。3分くらい演奏してくれました。で、金くれと。。。まぁ、こいつも可愛げたっぷりだし、僕一人のために演奏してくれたわけだしまあいいかと思って、1£。(もはやただのカモ。)
で、おつぎはその女の子の弟が窓から顔を出して、僕のピアノを聞いてくれっていうんですよ。モーツァルトだったかな。これがまたヘタ(笑 でも嬉しかったですねー。こっちに来て、向こうから絡んでもらえるっていう経験は無かったですから。そのお母さんも遠くから見ていたのですが、その視線に向けて軽くお辞儀をしながら戯れていました。はい、もちろんその子にも1£。
(道路の両端での出来ごと。奥の方が私の家と公園。本日天気良好。)


という感じになりまして、そこに住むことに決めました。
部屋の中はこんな感じです。
 (デパートで見つけたベッドカバーと共に。ロンドンの中で眠るのです。)
 (ベッドじゃない側。汚くてすみません。)
 (リビング。あんまり使わないですけどね。)
semidetachedというタイプの家に住んでいまして、風呂とトイレ、リビング、キッチンは共用です。でもそんな中でコミュニケーションを取ってやっていくのもまあ良いかなと思っています。現にオーナーはとても気さくなチーズ作り職人で。テーブルに置いてあるワインは勝手に飲んで良いから!とか、コニャックを料理に使ってもいいぞ、とか言ってくれます。すごく話しやすいお茶目な人です。今の所気分良く暮らしております。

最後に家を見つけたサイトを紹介しておきます。
http://www.dailyinfo.co.uk/rooms-to-let (daily infoという情報のHP)
http://www.spareroom.com/(こちらは不動産専門のHP)
こちらでの生活も近々詳細に記して行こうかと思っています。
今日は昨日の深酒&朝帰りにより、研究室をサボりました。土曜日はみんな休日感覚なので、ま、いいか、と(笑 その分明日行きます(汗。
それでは See you☆


2 件のコメント:

  1. レオパレスじゃなくて下宿なんだね!←感覚が下町(笑)
    研究室以外の世界で、英語の勉強ができるのは良かったね。
    今度は、子供に「お礼に」って告げてピアノ弾いてあげなo(*⌒―⌒*)o 人気者になるよ!

    深酒しても、物を紛失しない様お気をつけ下さいませ…(-_-;)

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    1. だいたいはflat shareと言ってキッチン、風呂、トイレ共通で部屋が割り当てられているっていうのが普通なんです。
      ピアノ・・・もう何一つ弾けません(笑

      はい、深酒する時は手ぶらにします!!

      今日もオーナーが日本の食事もっと作れ!!その方がヘルシーだぞ!!って言って来てどぎまぎしたYskでした。

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